醤油麹とはどんなものなのでしょうか?塩麹はよく耳にしますが、醤油麹はあまり聞いたことがありません。体に良い部分もあるのでしょうか?
『醤油麹の効能、効果やおすすめの使い方、保存方法もしらべていきたいと思います。』
醤油麹ってなに?
醤油麹とは、米麹を醤油につけて熟成発酵させた調味料のことです。塩麹との違いは大豆成分のうまみが強いことです。
グルタミン酸のうまみ成分が塩麹に比べて10倍以上になるそうです。万能調味料として、簡単に料理をおいしくできるのも魅力です。
醤油麹の効能効果は?
醤油麹の気になる効能効果を調べていきたいと思います。醤油麹に含まれる麹に、沢山の効能効果があります。
麹には多くの酵素が含まれます。その酵素がよい働きをしてくれるのです。
酵素の働き
- 栄養素の分解
- ビタミン類を生成する働き
- 消化のサポート
- 乳酸菌を元気に
【栄養素の分解】
栄養素を消化・吸収しやすく分解します。旨味を感じるアミノ酸を生み出したり、食物を軟らかくする力があります
【ビタミン類を生成する働き】
麹菌は自身の代謝の過程でビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、イノシトール、ビオチンなど、肌の代謝にかかわるビタミン類を生成します。
【消化のサポート】
酵素の宝庫である麹にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼなど三十種類以上の酵素が含まれています。
その酵素が、植物の栄養を分解して消化吸収を助ける役割や吸収された栄養分をエネルギーに変える役割をします。
【乳酸菌を元気に】
酵素によってオリゴ糖が生み出され、善玉菌が増えます。
醤油麹の使い方
かけたり、和えたり、ディップしたり使い方は様々です。醤油麹を使うことで減塩もできます。
醤油麹で肉じゃがにうまみをプラスできます。(引用元 醤油麹de肉じゃがkebeibiko http://cookpad.com/recipe/1731061)
マグロにかければうまみがアップ!(引用元 安いマグロが上トロに・・・変身!愛健康家族 http://cookpad.com/recipe/2110881)
カレーにだって合います!(引用元 醤油麹で美味しい♡夏べじカレー 薄荷パンhttp://cookpad.com/recipe/2274561)
アイディア次第でどんなメニューにも使うことができるんですね。
醤油麹の保存方法について
冷蔵庫内に保存して約3ヶ月ほど日持ちします。醤油麹は塩分が効いているために長期保存ができますが、なるべくお早めにお使い下さい。
醤油麹の作り方
準備するもの
- お醤油 150cc (ヤマヒサさんの杉樽仕込みしょうゆ)
- 麹 150g (マルカワみそ玄米麹を使用)
- 醤油麹を入れておくタッパー
タッパーに醤油と麹を入れ、混ぜあわせて行きます。分量については麹、醤油とも同量となります。
計量をしないと、あとで、麹が水分を吸ってしまうので、しっかり計量しましょう。
【1日1回混ぜあわせるべし!】
醤油麹の醗酵を全体に行き渡らせるには麹たちに空気を送り込むのが大切になります。また、醤油麹の上部と下の部分がまんべんなく混ざるように混ぜあわせましょう。
【醤油麹を仕込んで翌日には醤油をたすべし!】
醤油麹につかう麹はマルカワみそでは生麹なので、どうしても水分を吸収してしまいます。そのため、仕込んだ翌日には、もう一度ヒタヒタになるように、醤油を足しましょう。
【醤油麹を常温に保管して約1週間ほどで出来上がる】
仕込んだ醤油麹は冷蔵庫に置かず、常温で1週間ほど保存して下さい。とろみと麹の香りがしてきたら、食べごろです。
季節にもよりますが、夏場は比較的早く出来ます。また、冬場は10日~2週間ほどかかる場合がございます。
(引用元マルカワみそhttp://marukawamiso.com/recepi/syouyu-kouj.html)
醤油麹の醤油に注目!
醤油の原料は大豆、小麦、塩です。大豆のたんぱく質がうまみの元になります。
小麦のでんぷんは甘みと香りの元になります。塩は醤油を雑菌から守りゆっくりと醸造させます。
日本農林規格(JAS法)では『醤油は「大豆」を原料にすること』と定められているので、ラベルの「名称」に醤油と表記された製品には必ず大豆が使用されています。
原料の大豆には丸大豆と脱脂加工大豆があり、8割ほどが脱脂加工大豆です。油をあまり含まずうまみ成分を多く含みます。
キレがある味と表現されます。醤油には料理の旨みをプラスしたり、香りによって食欲を増進する役割があります。
醤油の良い香りで食が進み、麹の良い部分で体の中から元気になりそうですね。体も喜ぶ万能調味料ですが、作る工程も難しくなく手軽に作れるので、ぜひ皆さん試してみてください。