きび砂糖が危険と言われている理由を徹底解説!

きび砂糖が実は危険だと言う話をご存知ですか?

砂糖の取り過ぎが健康に良くないということは今や誰もが知っていることだと思いますが、その中でもきび砂糖と言う砂糖の種類が名指しで危険だと言う話が実はございます。

しかしむしろその逆に「きび砂糖は健康に良い」と言う話の方が有名であり、この「きび砂糖が危険である」と言う話をご存じない方も多いかと思います。

そこで今回はそんなきび砂糖が危険であると言われている理由について知っていただくため「そもそもきび砂糖とはどういう砂糖なのか?」から「きび砂糖の特徴」そして「きび砂糖のデメリットや危険と言われる理由」についてを解説した『きび砂糖が危険と言われている理由とは?』と言う記事を書かせていただきました。

知らない人も多いきび砂糖の危険性や意外と知っているようで知らないきび砂糖の特長について興味はございませんでしょうか?

きび砂糖とは?

まずはそもそもきび砂糖とはどういう砂糖なのか?簡単に説明させていただきます。

きび砂糖とは正確には「サトウキビを材料とした日新製糖の商品である砂糖の名前」であり、グラニュー糖や黒糖のような砂糖の種類を指すものではありません。

しかし現在は少々名前を変えて作られている似た様な商品がいくつか各メーカーから出されておりまして、一般的には「サトウキビを原料にした白砂糖よりも精製されておらず、黒糖よりも精製されている砂糖のこと」であるとしてきび砂糖と言う名前が使われていることが多く、こちらの方で考えていただいた方がしっくり来るかと思います。

ちなみに今回の記事では後者である「サトウキビを原料にした白砂糖よりも精製されておらず、黒糖よりも精製されている砂糖のこと」についてご紹介させていただく記事であることを予めここで明言させていただきます

その為そんなきび砂糖の特徴を簡単に表現するのであるならば、「丁度白砂糖(主に上白糖)と黒糖の中間的な特徴を持ち、ある程度のミネラルを残したままクセや雑味を消した砂糖」であると言えます。

そんなきび砂糖のより具体的な特徴については次の章でご紹介させていただきます。

きび砂糖の特徴

きび砂糖がどんなものなのかをざっくりとご紹介させていただいたので、続いてはより詳しくどんな特徴があるのかをご紹介させていただきます。

簡潔に箇条書きできび砂糖の特徴をご紹介しますと以下の通り。

  • 甘味以外の旨味がある
  • ミネラル分を多く含んでいる
  • 上白糖の代わりに仕える

きび砂糖の良い面に注目して考えると以上3つの特徴がきび砂糖の特徴として挙げられます。

それぞれの特徴をもう少しだけ詳しく解説しますと以下の通り。

甘味以外の旨味がある

「精製する」とは主目的として必要なもの以外をそぎ落とすことであり、「砂糖を精製する」と言うことは「甘味以外のもの」をそぎ落とすことに他なりません。

その為白砂糖よりも精製されていないきび砂糖には「クセや雑味」と感じない程度の「旨味」が残されており、ただ甘いだけではなく料理に使った時の「深み」や「コク」で違いが出ます

その他ですともちろん仕上がった料理の色でも違いが出ますし、商品によっては本当に僅かですが香りでも違いを感じることがあると言います。

ミネラル分を多く含んでいる

上記の「甘味以外の旨味がある」の所でご紹介したような違いが出る主な理由がミネラルの含有量の違いです。

より具体的には以下の成分がきび砂糖には多く含まれております。

  • カリウムが142mg
  • カルシウム10~35mg
  • マグネシウム3~20mg

これは100gあたりの含有量でしてこの他にもリンや鉄分、銅などが含まれています。

これに対して上白糖に含まれるミネラルが100g中、ナトリウムとカルシウムがそれぞれ1mg、カリウムが平均2mgですから毎日の料理に使っていけばかなりの違いが出ると言えます。

上白糖の代わりに仕える

きび砂糖は「ある程度のミネラルを残したままクセや雑味を消した砂糖」と言う所がミソでして、他の砂糖に比べて上白糖の変わりに使いやすいと言うのも長所

例えば上白糖の変わりに料理にグラニュー糖を使いますとどこか淡白で「ただ甘いだけ」という感じの仕上がりになり、焦げにくい半面で美味しそうな色がつきにくいと言う違いが出ます。

逆に黒糖を使うと今度は色や味が主張しすぎて美味しくなくなったり、焦げやすくなってしまいこれまた料理の失敗の原因になりやすいです。

その点きび砂糖ならば紅茶のような砂糖の質で味がはっきりと変わるレベルのものに出なければ殆ど違和感なく上白糖の代用として使うことが出来ます。

 

 

 

コーヒーぐらい味と香りの強い飲み物でも味の違いが分かるという方も中にはいます。きび砂糖が持つ「コク」や「旨味」も時として「雑味」や「クセ」となることもあるので出来るだけ本来の味を味わいたい時にはグラニュー糖を、なければせめて上白糖を使う方がオススメです。

以上のことからきび砂糖はかなり優秀な砂糖であるように感じれるのですが、もちろんそれだけではなく、デメリットもあり危険であると言われるだけの理由も実はあるのです。

きび砂糖が危険と言われている理由

これまできび砂糖についての良い所を中心にご紹介してまいりましたが、ここではその逆の危険と言われている理由についてをご紹介させていただきます。

まず、当たり前ですが砂糖であるという次点であまり健康に良い物ではありません

ショ糖のとりすぎは高いカロリーにより肥満や生活習慣病になりやすく、虫歯の原因になり、血糖値の乱高下を引き起こし、依存症のような状態になる中毒症状を起こすなど、実は結構人体に対して害になりやすいのです。

しかもいくらミネラルが白砂糖よりは含まれていると言っても黒糖以下しかありませんし、そもそも黒糖に含まれているミネラルを超えるミネラルを含む食べ物は沢山ありますから、きび砂糖を無理に摂取する必要はないのです。

続いて挙げられるデメリットとしてはボツリヌス菌を含んでいる可能性が0ではありません

「日新製糖の商品であるきび砂糖」についてはメーカーがその製造過程で、120℃で4分の加熱を行っているため万一原料にボツリヌス菌が紛れていても、確実に死滅すると発表しています。

ボツリヌス菌を死滅させられる基準は120℃4分間、あるいは100℃6時間以上の加熱処理であるとされています。

しかし今回の記事で取り扱っているような「サトウキビを原料にした白砂糖よりも精製されておらず、黒糖よりも精製されている砂糖のこと」について全部同じことが言えるかと言うとそうではありませんので、赤ちゃんに与える食事に使う際には控えた方が無難です。

大体のきび砂糖が危険と言われる理由は主にこの二つです。

しかし実はもう1点きび砂糖が危険だと言えるポイントがあるのです。

それはあまりにも広く「きび砂糖が体に良いと『だけ』」知られていること

実際の所、既に触れたようにミネラルが上白糖に比べて多いとは言え黒糖以下ではありますし、カロリーに関しては100gあたり上白糖384kcalきび砂糖396kcalとほとんど差はありませんから「砂糖の過剰摂取による健康被害になりやすさ」についても実はあまり変わりありません。

その為そもそも砂糖を控えた方が良い方が普段使っている上白糖をきび砂糖に切り替えただけで健康になった気になったり、健康に良いと聞いて逆に大量に摂取してしまうようなことがあるために「きび砂糖が体に良いと『だけ』」知られてしまっているのはある意味デメリットであり、危険と言える理由なのです。

そもそも砂糖自体が本来は生き物が敢えてとったほうが良いものではありませんでして、総合的に「健康に良い砂糖」なんて存在しておりません。

あくまでも存在しているのはのは「健康にそこまで悪くない砂糖」か「健康に良い栄養も含む砂糖」であると言うだけで、砂糖はどれも出来れば控えめに摂取したほうが生き物の体的には良いということは覚えておいて欲しいです。

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