化学調味料【味の素】が危険なのは嘘?根拠について徹底解説!

昔は、美味しく食べられたら、それで良いというような風潮で、安全安心も企業任せでした。

『食育』と言われ出して久しいですし、すべてオーガニックのものまでいかなくても、口にするものに気を遣う人は増えてきています。

食の情報も、ネットで調べれば、誰でも簡単に、何でも調べられます。

ただ、その情報には「嘘」も混ざっていたりして、根拠を確かめていくと、あやふやなものもあったりします。

『味の素などの化学調味料は危険』ということも、その一つです。

『なぜ味の素などの化学調味料は危険といわれるのか』その根拠や嘘について、お伝えしていきます。

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化学調味料【味の素】について

味の素の主な成分は、グルタミン酸ナトリウムで、その原料は、昔は石油系のものが使われていましたが、現在では、サトウキビになっています。

サトウキビに発酵菌を入れ、しょう油やみそを作るのと同じ方法で、グルタミン酸ナトリウムは作られています。

グルタミン酸は、昆布やトマトなど野菜のうまみ成分で、自然にあるものです。そのグルタミン酸から作られるグルタミン酸ナトリウムは、食品衛生法では、食品添加物の調味料に分類され、安全性試験をすべてクリアしています。

グルタミン酸ナトリウムの安全性

グルタミン酸ナトリウムは、国際的にもその安全性が評価されています。

国際的安全性評価

  • 厚生労働省
  • アメリカ合衆国食品医薬品局(FDA)
  • JECFA
  • 欧州連合(EU)
  • オーストラリア・ニュージーランド食品基準庁

【厚生労働省】 

1960年 当時の厚生省により、食品衛生法に基づき、安全性を認められる

【アメリカ合衆国食品医薬品局(FDA)】

1958年 「一般的に安全性が認められる物質(GRAS物質)」に分類される

1980年 GRAS物質として再評価される

1995年 米国実験生物学会連合(FASEB)に評価を委託し、その報告から安全性を再確認する

【JECFA】

JECFA(ジェクファ)とは、国際連合食料機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同食品添加物会議のことで、国際的視点から、食品添加物の安全性を評価する組織。

1974年 1日の摂取量を120mg/kgに定める

1987年 繰り返し試験を行った結果、安全性を評価し、一日の許容摂取量も「なし」になった

【欧州連合(EU)】

1991年 安全性評価を実施したところ、JECFAと同じく一日の許容摂取量を「なし」と結論付けた

【オーストラリア・ニュージーランド食品基準庁】

2003年 安全性基準報告書を公表

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なぜ化学調味料【味の素】は危険といわれるのか?

グルタミン酸は、天然のうまみ成分なので、害はないと思われてきましたが、グルタミン酸ナトリウム被害で有名なのは、1968年にアメリカで起きた『中華料理店症候群(Chinese Restaurant Syndrome)』です。

これは、中華料理を食べた後、頭痛や顔面の紅潮、体のしびれなどを訴えるという事件がありました。

翌年の1969年には、マウスやラットの実験で、幼体に視床下部などの悪影響が見られ、1974年に、JECFAは一日の摂取許容量を定めました。

日本では、1972年に味付昆布にグルタミン酸ナトリウムを「増量剤」として使用したところ、頭痛など中華料理店症候群に似た症状が出た事故がありました。

そのため、味の素をはじめとする化学調味料の危険性が指摘されはじめ、今でもそれを主張している人もいるのです。

化学調味料とは?

『化学調味料』という言葉は、特定の企業や商品名を言えないNHKで、味の素という代わりに使用された言葉が広まったものです。

その後、『うまみ調味料』と言われ、現在では『調味料(アミノ酸)』とパッケージの材料のところに表記されています。

味の素などの化学調味料は、お菓子、インスタントラーメン、カレールウなど、様々な食品に添加されていますし、コンビニ弁当やファミレス、ファーストフードなどでも使用されています。

味の素が危険というのは嘘?

JECFAでは、1974年に一度、グルタミン酸ナトリウムの一日の許容摂取量が定められ、摂取量が制限されましたが、その後繰り返し行われた実験で、通常の摂取では、人に対する毒性は確認出来ませんでした。

そのため、1987年には、グルタミン酸ナトリウムの一日の許容摂取量を「なし」としています。

実際、中華料理店症候群による症状は、悪化することなく、しばらくすると消えましたし、1970年以降は、中華料理店症候群の報告もほとんどありません。

また、日本で起こった中華料理店症候群に似た症状を引き起こした味付昆布には、通常では考えられない量のグルタミン酸ナトリウムが添加されていました。

味の素が危険ではない理由

  • グルタミン酸はアミノ酸の一種で、必要な物質
  • 脳への働きかけも行う
  • グルタミン酸は昆布やトマトなど自然のものにも含まれている

グルタミン酸ナトリウムを摂取して、体に害があるなら、昆布やトマトなどを食べたときや、肉や魚、豆など、その消化過程で、グルタミン酸ができるものを食べたときにも、悪影響があるはずだという意見があります。

また、グルタミン酸ナトリウムの過剰摂取が体に悪いのは、塩の過剰摂取が体に悪いというのと同じことで、極端に摂取しなければ問題はないといわれています。

さらに、体に良くないということは証明できても、安全だということは、『悪魔の証明』といって、証明するのがとても難しいのです。

いまだに、議論がされていますが、外食やコンビニ弁当が多い方は、家での食事では、化学調味料をなるべく取らないように気をつけると良いでしょう。

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