少し前から話題に上り始めた色々な使い道のある白だしと言う調味料をご存知でしょうか?
実際にこの白だしと言う調味料、水で割った使うだけなので非常に使い勝手が良く色々な事に使えますので買って損はないものと言えます。
しかしこの白だしと言う調味料はだし汁という訳ではありませんし、水で割って使う時の割合を間違うとちゃんと美味しい料理が作れません。
そこで今回はそんな白だしの『だし汁と白だしの違いとは?水との割合の黄金比率!を御紹介させていただきます。
だし汁以上に使い勝手の良い、白だしのより有効な使い方に興味はありませんか?
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だし汁と白だしの違い
まず始めに白出汁とはだし汁と違うという事を簡単にご説明させていただきます。
白だしと言う調味料、名前からして「出汁」のイメージの方が強いですが、市販されているもののほとんどは実は「白醤油」と呼ばれる物ですから、だし汁と白だしは全く違うものであると思っていただいて良いです。
勿論醤油と言っても白だしには殆どの人が見てわかるようなあの醤油らしい色、そして日本人なら絶対に分かるあの匂いが無いのが特徴であり、見た目どころか匂いを嗅いでも醤油だとは思わないでしょう。
味は醤油で、色と香りがだし汁、これが白だしと言うものなのです。
そして味が醤油という事で、白だしはだし汁として使うよりも醤油として使うのが正しい使い方であり、だし汁として使おうと思うのであれば水で割る必要性が出て来ます。
水で割って使うというと麺汁のようなイメージをお持ちになる方も多いと思いますが、この白だしは普通の醤油よりも実は塩分濃度が高く、甘みも無いですし、めん汁と同じ感覚で水で割ってもかなりしょっぱいだけになってしまいます。
その為美味しく使うための水との割合を今回はいくつかご紹介します。
白だしを美味しく使う方法と水で割って使う時の割合
さて、白だしの特徴をご紹介したところでいよいよ利用方法を具体的にご紹介していきます。
まず最も単純な使い方は醤油の代わりに使うというもの。
これは勿論水で割る必要なんてありません。
そして以下が白だしを使う時のそれぞれのおすすめの水との割合です
白だしを使う時のオススメ水との割合
- 汁物・煮物に使う「白だし1:水10」
- 麺類や鍋物などのつけ汁として使う「白だし1:水5」
- 薄味の調味料として使う「白だし2:水1」
かなり水で薄めるという事に驚く方もいるかと思いますが、実際の所これが本当にオススメ。
一つづつ詳しく説明させていただきます。
【汁物に使う】
まずタイトルにもあります黄金比率とも呼べるものが、汁物に使う水との割合である
「白だし1:水10」
と言う割合でして、まずはこれを基準として具を煮込み、好みに合わせて味を足していくのが白だしの使い方の基本です。
特に煮物にするときはやはり醤油のあの香りと色があってこそ、美味しく感じるという日本人が多いので醤油を併用するためには薄味好きな家庭では白だしの割合がもう少し少なくても良いかもしれません。
【つけ汁として使う】
続いてのそばやうどんなどの麺類や、鍋物などと言った何かのつけ汁として使う場合。
甘みが全く無いので市販の麺汁を使う以上にサッパリとした味で食べられるのが最大の利点でしゃぶしゃぶに使うのが1番オススメ。
この時の割合が
「白だし1:水5」
の割合で、これはこれでも辛いと感じる人もいるぐらいの割合ですから、殆どの人はこれを更に薄めていって使う形になります。
【薄味の調味料として使う】
最後の薄味調味料として使う場合ですが、塩でも良いけれどもサッパリした液体調味料が欲しい時や、薄味が好きな方が醤油代わりに使う時に常備しておくのにオススメなものとなっております。
その割合が
「白だし2:水1」
これでも結構しょっぱいと思うぐらいの味がありますので何かにかけて使う前には必ず味見してみることをオススメします。
以上のように白だしは料理に使う時には水とかなりの割合で割って使うことになる調味料で、だし汁とは違いかなりの塩分がある物ですから基本薄味にまず作る気持ちの方で使って下さい。
どんなに良い出汁の風味も香りもどうしても舌で感じる味には劣るので、しょっぱすぎると白だしの良さが失われてしまいますし、何より塩分の取りすぎは体に悪いです。
白だしを始めて使う方へオススメな味調整法
勿論味見はすると思いますが、煮込む料理に使う場合は煮込んでいるうちに想像以上にしょっぱくなるものですから初めて使う方には以下の使い方をオススメします。
白だしを始めて使う方へオススメな味調整法
- ①煮込み始める前の段階で、まずは薄味
- ②その後全ての材料に火が入った後、味見して薄ければ「まだちょっと薄いかな?」に調整
- ③更に盛り付ける前に軽く醤油をかけるぐらいの調整をして完成
勿論決まりはありませんし、ここでは1番スタンダードな使い方をご紹介しただけですから色々と自分の好みに合わせて使ってあげてみて下さい。
あまり普段から料理をしない方には出汁の香りがどうだとか、何の出汁がどの具材とは合わないなんて言われても全くピンとこないと思いますし、扱いとしては「かなりしょっぱい醤油」と思って使っていただけたら良いかと思います。
あまり白だしを使うのをオススメできないもの
白だしは色々な事に使える調味料であるとご紹介してまいりましたが、出汁などの旨味に拘る日本人にはあんまりオススメできない類の料理があります。
それは何かと言いますと特定の食材の香りや旨味を味わうような料理。
例えばアサリの味噌汁だとか、牡蠣の釜飯のようなものがその筆頭。
合せ出汁で作られている白だしの出汁成分ですが、それ故に何か特定の出汁、つまり旨味や香りを楽しむような料理に使うと引き立て役を通り越して邪魔になります。
食べ比べてみないとはっきりとは分からない程度の違いですが、私達日本人の味覚は意外とこの出汁に対して敏感なので料理を普段からするような方のためにも、白だしがだし汁に使えるという事はこうした特定の出汁の良さだけを楽しむには邪魔になるという事も御紹介させていただきます。
だし汁とは違う白だしの違いまとめ
最後にここまで書かせていただいた白だしについての簡単なまとめをご紹介しておきます。
白だしとは?
- 白だしと言うものの、だし汁ではなく醤油の仲間
- 白だし10:水1が黄金比率の割合でこれを基準に調整
- 白だしと水での割合調整でいろいろな事に使える
- そのままだとかなりしょっぱい調味料なのでまず薄味に作ること
使い方さえ理解すればとても使い勝手の良いものなので是非とも一度ご購入してみて下さい。