【管理栄養士監修】里芋の保存方法と保存期間!日持ちさせる方法とは?

里芋は長持ちさせやすいイモ類の中では実は保存についての注意点が多く、その上美味しく食べられる保存期間も短く、長持ちさせるのが難しい食材であり、保存方法に気を配らないと意外と早くダメにになってしまうことも多いです。

より具体的には他のイモ類と同じで冷蔵庫や冷凍庫に入れるよりも常温のほうが長持ちするのですが、保存温度や湿度次第では冷蔵庫の方がまだ長持ちするぐらいですし、皮を向いてしまったり、切った後の里芋は他のイモ類以上に長持ちさせられないです。

ましてや農家の方ならともかく、元から粘つく食べ物ですし、変色して部分的に赤くなってきたものや、一部だけカビっぽいものが付いているなどの、どの段階ならまだ食べられるのかどうかの判断が付かない人は多いでしょう。

そこで今回は基礎的な保存方法と保存期間に加え、「皮を剥いてしまった後の里芋の保存方法について」や「火を通した里芋の保存について」そして「里芋はどういう状態までなら食べられるのか?」などまでを解説した 『里芋の長持ち保存方法と保存期間!日持ちさせる方法とは?』 と言う記事を書かせていただきました。

少々長めの記事になりますが、その分色々なことまでしっかりと解説させていただきますので是非御覧下さい。

里芋を長持ちさせる保存方法と保存期間

まずは里芋の主な保存方法と保存期間をご紹介します。

  • 常温で土付きの状態ならば最大で1ヶ月、表面が洗ってあるものなどは1週間
  • 冷蔵庫でそのままなら平均1週間、処理をして最大2週間
  • きちんと下処理をすれば冷凍で最大1ヶ月

御覧の通り里芋は他の多くのイモ類同様に常温保存がベストです。

しかし温度の変化にも湿度の変化にも意外と弱く、保存環境の温度や湿度によっては2日で悪くなることもあり、常温だから絶対に長持ちするとも言えません

また詳しいことは後ほど書かせていただきますが、丸ごとだと冷蔵庫の環境が極端に合わないため常温よりも長持ちしませんが、皮を向いたり切ったりしてしまったものや、火を通してしまったものに関しては最低でも冷蔵庫で保存する必要がでてきますので、流石にどんな時も常温が言い訳ではありません。

それ以外ですと冷凍する場合には必ず下処理をする必要があるのですが、これが結構めんどくさい上にそれをしても味の劣化は避けられず、最大の保存期間が丸ごとのまま常温保存した時とあまり変わらないため冷凍もオススメできません。

冷蔵庫や冷凍庫で保存する場合は保存期間だけではなく、調理した時の食感や栄養なども悪くなる面もありますので、そうした意味でも常温保存の方がおすすめ。唯一常温保存に勝る点としてはカビが生えにくくなる程度です。

それでは次は詳しいそれぞれの保存方法について御説明します。

里芋を常温で保存する場合

繰り返しになりますが他のイモ類同様にやはり里芋も常温保存がベストな保存方法です。

正し最適保存温度が10℃以上25℃以下と夏でも冬でも困る温度であり、乾燥には弱いがカビが生えやすく湿度も高すぎても低すぎてもダメと言う食材なので、真冬と梅雨時から夏場にかけての常温保存は注意が必要。

その為里芋を常温保存する時は以下のポイントを抑えないと思ったよりも短い保存期間でダメになることがあります。

  • 冷えすぎないよう冷蔵庫を避けること。
  • 風通しの良い冷暗所で保存すること
  • 出来るだけ土付きの状態で保存し、調理する寸前に洗うこと

それらを踏まえた上でのより具体的な保存方法としては以下のものがおすすめです。

  1. 土付きのものは洗わず表面を払うだけにする
  2. 3つ・4つぐらいまとめて新聞紙やキッチンペーパーで包む
  3. ダンボールや紙袋に入れ、しっかりと口を閉じる
  4. 風通しの良い冷暗所で保存

基本的には他のイモ類を少しでも長持ちさせたい時の保存方法と同じです。

少し違うのは他のイモ類以上に土をしっかりと落とそうとするかしないかで長持ちするかどうかが変わりやすいと言う所。

これは温度や湿度の変化から守るために土は付いていた方が良いと言うだけではなく、他のイモ類と違い里芋は表面の皮が繊維質の毛のような状態になっているので水分が乾きにくく、洗ってしまうとカビが生えやすくなるからという理由です。

また傷があるものや、皮が一部擦れて剥がれたものがその部分よりかなり早く傷んでいきますので、新聞紙やキッチンペーパーで包む時にしっかりと確認して、もしそうした里芋があれば、一緒に保存せずにそれだけでもその日のうちにできるだけ使用することをおすすめします。

夏場の暑くなりすぎることや梅雨時の湿気が多くなりすぎた時と同様に、冬場の温度が下がりすぎたときにも注意。見た目や保存期間にそこまで大きな影響はありませんが、7℃ぐらいから里芋は低温障害を起こし、大きく味を損ないます。

里芋を冷蔵庫で保存する場合

本来は丸ごとの里芋を冷蔵庫で保存するメリットはなく、冷蔵庫で保存する必要もないのですが、上記の通り温度変化や湿度変化に弱い食材であるために、家の中に上記した【常温保存する場合】でご紹介した保存環境に適した場所がない場合は、冷蔵庫で保存した方が長持ちすることもあります。

その場合の里芋を保存するオススメの方法は以下の通り

  1. 土付きのものは洗わず表面を払うだけにする
  2. 3つ・4つぐらいまとめて新聞紙やキッチンペーパーで包む
  3. それらを更にまとめてビニール袋に入れ口を軽く結ぶ
  4. 更に紙袋に丸めた新聞紙と一緒に入れ、しっかりと口を閉じる
  5. 野菜室で保存

あまり常温保存する場合と違いはありませんが、温度対策と乾燥対策のために一手間増えます。

これだけしても最大2週間と、環境が悪くない常温で保存した時の半分ですから本来はしない方が良いのですが、お住いの場所の状況次第では常温で保存する環境に適していないこともあると思いますので、この方法で保存してみて欲しいと思います。

里芋を冷凍庫で保存する場合

冷凍庫で保存するのが里芋の保存期間の面で見ればベターな選択

正し冷凍することで含まれる多くの水分が凍ってしまい、解凍すると相当スカスカになってしまい、味が大きく落ちてしまいますので丸ごと保存するのではなく、少しでも味や食感の劣化を防ぐため火を通してから保存する必要があります

そんな冷凍保存するための方法はこちら

  1. 里芋についている泥をキレイに洗い落とす
  2. ちょっと塩多目のお湯で固めに茹でる(沸騰したお湯で3分程度)
  3. 皮を剥き、表面の水気をふき取る
  4. しっかりと冷まし、ジップロックにいれる
  5. 出来るだけ空気を抜いて冷凍庫で保存

この場合、大量に茹でる時にはちょっと注意が必要でして、剥くまでに粗熱が取れるほど放置すると土臭いと言うか、泥臭い臭いがついてしまいやすくなります。

それを避けるためには、大量に茹でる時には茹でる前に皮を包丁で剥いてから茹でることをおすすめいたします

解凍したものを食べる時には煮物など更に調理する場合には解凍せずにそのまま使う方が味が劣化しにくいのですが、茹でたものをそのまま食べる時はどうしても温めて食べると思いますので、自然解凍よりもレンジで一気に解凍してしまった方が良いです。

以上のことが里芋のそれぞれの基本的な保存方法のコツと保存期間です。

では主な保存方法と保存期間のご紹介を終えたところで、次はそれ以外の保存に関わることついてご紹介させていただきます。

皮を剥いてしまった後の里芋の保存方法について

皮を剥いた里芋はそのままでは直ぐ変色してしまいますし、乾燥してダメになるので最低でも以下の方法で保存する必要があります。

  1. 剥いた里芋を酢水に3分ぐらいつける
  2. タッパーやボールなどで水に浸し冷蔵庫で保存
  3. その後最低でも毎日水を変える

これをしておくと保存期間が大体2日から3日は長持ちさせることが出来ます

最も保存期間だけで言えば既にご紹介した【冷凍庫で保存する場合】の方が圧倒的に長持ちしますので、余程直ぐ使う予定がない場合は冷凍してしまったほうが良いです。

火を通した里芋の保存について

ただ茹でただけのものでしたら冷凍保存してしまうのがオススメですが、冷蔵庫でも以下の方法で保存することが可能です。

  1. 茹でたばかりのものを流水で急速に冷ます
  2. 皮付きで茹でたものなら皮を剥く
  3. 酢水に3分ぐらいつける
  4. タッパーやボールなどで水に浸し冷蔵庫で保存
  5. その後最低でも毎日水を変える

これで大体変色したり味の劣化まで考えますと最大で4日、「食べられる状態」というだけなら1週間は保存することが出来ます

また煮物などに調理してしまった里芋の場合はこれと同じようにして保存することは出来ませんし、冷凍してしまうと解凍した時にぐしゃぐしゃになってしまうので冷凍することも出来ず、タッパーに入れたりジップロックに入れ、冷蔵庫で保存するしかありません。

この場合は冷蔵で保存して長持ちして2日と言う所ですので早めに食べるようにしてください。

最後に万が一悪くなってきた時の見分け方をご紹介します。

里芋はどうなったら悪くなっているのか?

悪くなったことが分かるポイント

  • 殆ど表面が赤く変色している
  • 皮の上から触っているのに簡単にへこむ
  • 切った時に素が入っている
  • 少しでもカビが付着している
里芋の危険ライン表面が赤く変色してきた段階。

これはポリフェノールの抗酸化作用で変色しているので、まだ一部が変色したばかりなら食べられないことはありませんが、広い範囲が変色したものは腐り始めている可能性があるので止めておいた方が無難です。

火が入っていないのに触った時に柔らかく、簡単にへこませられるのも危険なサインでこれ以降にご紹介した状態ですと、見た目では分からなくとも内部にカビが発生していたり、もとからの粘り気でわかりにくいものの腐っている可能性が高いので食べないことをおすすめします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

逆引き検索