マヨネーズのカロリーハーフは体に悪い?どうして脂質・糖質・カロリーを抑えることが出来るのか?

マヨネーズのカロリーハーフは体に悪いと言う話を聞いたことはありませんか?

「カロリーハーフ」と言う言葉だけ聞くと健康に良いものなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実はかえってそうしたものは健康に良くないと言う話もあり、マヨネーズのカロリーハーフについても体に悪いとか危険と言うことが言われております。

しかしこんな話を聞いたところで大概の人からすれば「カロリーが低いことに一体何の問題があるのか?」と懐疑的な気持ちになるのが普通と言うもの。

ましてや社会全体で肥満を始め、多くの健康上の問題がカロリーの摂取のし過ぎで起きていると言われている日本人であれば、カロリーハーフである方が体に悪いと言われても信じれないのがむしろ普通と言えるでしょう。

そこで今回はこのマヨネーズのカロリーハーフが体に悪いと言う話の真偽からその理由、子供が摂取した場合の影響などについてをご紹介します『マヨネーズのカロリーハーフは体に悪い?どうして脂質・糖質・カロリーを抑えることが出来るのか?』と言う記事を書かせていただきました。

マヨネーズのカロリーハーフが実際にどんなものなのかについて興味はございませんでしょうか?

マヨネーズのカロリーハーフと言う商品について

最初に体に悪いとか良いと言う話をする前に、そもそもマヨネーズのカロリーハーフと言うのがどんな商品なのかについてを簡単にご紹介していきたいと思います。

まず最初に知っておいてもらいたいこととして、マヨネーズのカロリーハーフは正確にはマヨネーズではなく、サラダクリーミードレッシングと言う商品であると言うことです。

実際お手に取ってごらんになっていただいてもカロリーハーフなどのカロリーが低いことを表す表記がある「多くの人がマヨネーズだと思っているもの」のどこを見ても「マヨネーズ」の表記は一切ないはずです。

これは一体どういうことかと言いますと、マヨネーズとは大雑把に言うと

半固体ドレッシングのうち卵を使用し、酸味料及び香辛料抽出物以外の原材料、添加物を使用していないものであって、原材料及び添加物に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のもの

だからであり、マヨネーズのカロリーハーフはこうしたマヨネーズと言う商品の規格から外れてしまっているからで、マヨネーズとして販売できないからです。

より具体的にどこがマヨネーズの規格から外れているのかと言いますと、植物油脂の割合と添加物の使用です。

と言うよりも、むしろこのマヨネーズの規格から外れているからこそ、マヨネーズと同量でそのカロリーは半分以下と言う特徴がカロリーハーフにはあると言えます。

どうしてカロリーを抑えることが出来るのか?

マヨネーズのカロリーハーフが実はマヨネーズではないことをご紹介したところで、ではどうしてそれがマヨネーズと同じ味でカロリーを抑えることが出来るのか?についてをご紹介してまいります。

まずカロリーをどうやって半分にまで抑えているのかと言いますと、これはとても単純でマヨネーズのカロリーの高さの理由である食用植物油脂と卵黄を使う量を半分以下にしているからです。

マヨネーズが食用植物油脂の重量の割合が65%以上、とされているのに対しマヨネーズのカロリーハーフことサラダクリーミードレッシングは油脂が10~50%未満、水分は85%までとされていることからも分かるように、これはどのマヨネーズのカロリーハーフについても同じです。

「それだと分量がかなり減ってしまうのでは?」とお思いでしょうがこれは問題ありません。

商品の原材料名に表示義務のない「水」をその分入れて分量を増やし万事解決です。

「それだと薄くなり、味や粘度が落ちてしまうのでは?」とお思いでしょうがこれも問題ありません。

カロリーハーフのマヨネーズこと、サラダクリーミードレッシングは原材料について

半固体ドレッシングのうち、卵黄及びでん粉又は糊料を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、でん粉(加工でん粉を含む。)、たんぱく加水分解物、食塩、砂糖類、蜂蜜、香辛料、乳化剤、糊料、調味料(アミノ酸等)、 酸味料、着色料及び香辛料抽出物以外の原材料及び添加物を使用していないもの

と表示されているようにマヨネーズよりも使える添加物の幅が相当広いので、コクや味をつけることが出来る各種添加物や粘度を上げたり色を整える乳化剤、糊料、着色料を入れて万事解決です。

「必須原材料」と明記されていることから分かるように食用植物油脂と卵黄を半分の量にしてしまうと、最低でもこれぐらいの添加物を入れないとマヨネーズと同じような調味料は作れないとも言うことが出来ます。

実際に原材料名を見ていただけると分かるのですが、サラダクリーミードレッシングをマヨネーズに近いものにするために使う添加物が少ないものでも砂糖、グルタミン酸ナトリウム、キサンタンガム、タンパク加水分解物、各種香辛料抽出物などはちゃんと使われております。

「それだけ添加物を使って脂質・糖質・カロリーを抑えることはできるのか?」とお思いでしょうがこれも問題ありません。

砂糖などを多く使う分トータルの糖質はマヨネーズに比べ若干高くなりますが、使う添加物もほとんどが人工的に作られた脂質やカロリーがないもので、成分表示してはありますから確認することはできるので問題は何もありません。

何よりも敢えて糖質が高いなどと言うことを表示しないといけない決まりはないため、カロリーハーフの文言を前面に押し出して万事解決です。

このようにしてマヨネーズのカロリーハーフことサラダクリーミードレッシングは、まさにカロリーが半分になったお得なマヨネーズとして多くの人に受け入れられているわけです。

味や旨味に違いはあるのか?

さて、マヨネーズのカロリーハーフことサラダクリーミードレッシングがどんなものかをこれまでご紹介してまいりましたが、そうした特徴から本当に味や旨味に違いはないのか?が気になる人もいると思いますのでそのあたりについてもご紹介しておきたいと思います。

結論から言いますと食べ比べないと分かる人は非常に少なく、食べ比べても分からないぐらいの人も中にはいるほどにはサラダクリーミードレッシングはマヨネーズに近い味です。

他のもので例えますと牛乳と脱脂粉乳よりは分かりにくく、バターとバター風味マーガリンよりは分かりやすいと言ったところで、直接マヨネーズだけを食べるに近い野菜スティックやシンプルなサラダぐらいでないと違いが分かる人はかなり少ないはずです。

その為他の調味料もたくさん使う料理に使ったり、魚介類や肉類と言った塩だけでも旨味を強く感じれる食材に使った場合は食べ比べても判別が難しいぐらいです。

そうしたことからマヨネーズの代わりに使うことに味や旨味の観点では何も問題ありません。

マヨネーズのカロリーハーフは体に悪いのか?

最後に「では結局のところマヨネーズよりも体に悪いのか?」についてを簡単にご説明させていただきます。

一言で言いますとマヨネーズのカロリーハーフこと、サラダクリーミードレッシングは特別体に悪いものではありません

確かに添加物の類がマヨネーズに比べて多いことや、糖質が高い特徴はあるのですが、これがマヨネーズと比べて大きく健康被害をもたらすほどの違いかと言いますとそんなことはありません。

もちろん子供のことから継続して大量に摂取していて、大人になった時にその影響が全くないほどなのかと言うとそんなことはありませんが、それを言うならば同量で倍以上のカロリーを摂取することになるマヨネーズを同じだけ食べていた場合でも健康上の問題は起こるわけですから、マヨネーズの方が体に良いとは言えません。

その為「添加物が多いとなると子供に食べさせて良いのだろうか?」とか「糖質がマヨネーズよりも高いかえって太らないだろうか?」と考えている方は安心して食べられることを覚えておいて欲しいと思います。

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