羅漢果(ラカンカ)が危険と言われる理由を徹底解説!

羅漢果(ラカンカ)と言うものをご存知ですか?

一時期流行った日本でさえもあまり知っている人は多くは無いでしょうが、健康や美容、特にダイエットに興味がある方ならば「羅漢果とは聞いた事はないがラカントと言う太らないらしい甘味料は聞いたことがある」とか、もっと詳しく知っている人ならば「中国の一部の地域でしか取れない健康に良い効能のあるらしい果物」と言うことも知っている人がいるかもしれません。

では、そんな美容や健康に高い効能があると言われるラカンカが危険と言う話もあると言う事はご存知でしょうか?

今の時代はこれまで体に良いとされてきたものが、実は危険、逆に危険、本当は良くないなどと言われることも全く珍しくない世の中ですから、「またか?」ぐらいに思う人も多いかと思いますが、このラカンカは非常に体に良いものとして一部の人にとても人気があったために、「羅漢果とは実は危険なものだ」などと聞いたら気になる人は多いでしょう。

そこで今回はそんな羅漢果(ラカンカ)についての「そもそも羅漢果とは?」や「ラカンカとラカントの違い」と言った基礎的なことから「ラカンカの持つ効果効能」そして「何故危険といわれているのか?」までをご紹介する『羅漢果(ラカンカ)が危険と言われる理由とは?』と言う記事を書かせていただきました。

一部ではとても注目されている羅漢果(ラカンカ)について興味があったりはしませんか?

羅漢果とは?

まずはそもそも羅漢果(ラカンカ)とはなんなのかを簡単に説明させていただきます。

羅漢果とはウリ科の植物で、中国の亜熱帯の山岳地帯「広西チワン族自治区(こうせいチワンぞくじちく)」の一部の地域でのみ取れると言うかなり珍しい果実

その希少性のあまり国に保護植物に指定されており、生の羅漢果(ラカンカ)の国外持ち出しが禁止されているような代物でして大半の日本人は実物を見たことはないでしょうし、もし見たことがあると言う方でも乾燥させて漢方薬などに使うためにドライフルーツになったものでしょう。

しかしそんな珍しい羅漢果(ラカンカ)ですが、とある特徴があることから日本で少し前に流行ったのです。

その特徴とはブドウ糖と果糖の他にもかなり強い甘味を持つ成分「モグロシド」を含んでいること。

この「モグロシド」どんな特徴があるのかと言いますと、喉や肺への効果効能から咳止め効果を期待してのど飴の原料に使われることもさることながら、それ以上に砂糖の約50倍もの甘さがあるのに血糖値を上げず、インスリンの分泌に影響しないと言う特徴があるのです。

もっと分かりやすく言いますと「凄く甘いのにカロリーがゼロ」と言うこと。

この特徴から当然ダイエットのために有効な砂糖に変わる甘味料開発が始まり、それが日本で流行ったのです。

ラカンカとラカントの違い

美容や健康に興味のある方の中には「ラカンカ」ではなく、「ラカント」というものの名前なら聞いたことがあると言う方もいるかと思います。

中にはこれらを同じものだと思っている方もいるようですが、「ラカンカ」と「ラカント」はまた違います

なぜなら「ラカント」と言うものは「ラカンカ」を使用している甘味料の商品名だからです。

より詳しくこのラカントについて説明させていただきますと、ラカントとは正式名称「ラカントs」と言うサラヤ株式会社が販売している糖アルコールである「エリスリトール」を主成分とし、そこに「羅漢果(ラカンカ)」の濃縮したエキスを配合して作られている甘味料です。

この商品のウリはなんと言ってもただでさえ砂糖の50倍も甘いと言われるラカンカの成分を濃縮して作られた砂糖の約300倍の甘さがある「高純度エキス」を使用しており、甘さは砂糖に引けをとらないのにカロリーが0と言う所。

他にも主成分であるエリスリトールもブドウ糖を特定の酵母で発酵させて作る「糖アルコール」の一種であるため天然由来成分100%であることや、砂糖の代替商品として販売されている他の甘味料と比べてクセもほとんど無く、甘さの不足もないことなど非常に優秀な甘味料であるとされています。

しかし、覚えておいて欲しいこととしてラカント由来の成分を含んでいることを前面に出してはいるのですが、ラカンカの成分はラカントには1%ほどしか含まれていないということ。

その為「ラカンカ」と「ラカント」では成分はもちろん、効果効能も味も別物ですので一体ご自身がどちらをお求めなのかをごっちゃになってしまっているからは1度確認してから購入することをおすすめします。

ラカンカの持つ効果効能

こちらでは既にご紹介させていただいたように美容と健康に良いとされているラカンカのより詳しい効果効能についてどんなものがあるのかをご紹介させていただきます。

主な効果効能としては以下の通り。

  • 糖尿病や高血糖症予防
  • ダイエット効果
  • 善玉菌の活性効果
  • 咳止めの効能

この殆どの効果効能はラカンカ特有の成分である「モグロシド」によるものであり、非常に甘いのに非常に低カロリーで血糖値が上がらないため糖尿病の方でも食べられて、更に健康に良いと言うのは嬉しい方が多いかと思います。

また更には高い抗酸化作用もラカンカは持っておりまして生活習慣病予防の効能や、シワやシミ・くすみの予防・改善効果もあるとされており美肌効果やアンチエイジング効果もあるとされています。

それに加え近年では日本の山形大学の研究所が、動物実験から羅漢果の甘味成分が血液脳関門を通過することを発見したと報告しており、脳内の活性酸素を除去する効能がありアルツハイマーや、脳梗塞や脳血栓の予防などの脳機能障害への効能もあるとされています。

古くから漢方としても使われてきて「神果」とさえも呼ばれただけあり、このように様々な美容と健康に対する効果があり、ラカンカは注目されてもいるのです。

しかし最近はそんなラカンカも「危険である」、「実は健康に悪い」と言う話もあるのです。

ラカンカは危険なのか?

これまでラカンカについて色々とご紹介させていただきましたが、そんなラカンカですが危険だと言う話もあります。

具体的にどういう危険があると言われているのかと言うと以下の通り。

  • カロリー0でも太る
  • アレルギーが出る
  • 消化器官の不調を起こす

何故こんなことが言われているかと言いますと以下の通り。

カロリー0でも太る

ラカンカは確かにカロリーが0ですがかなり強い甘味があり、食べることでその甘味を脳が感知して興奮作用がある神経伝達物質であるドーパミンが放出されることには違いなく、定期的に食べていれば中毒症状のように甘いものを定期的に体が欲しがるようになることは砂糖と変わりありません

そして既に甘いもの中毒状態のようになっている方の場合、ラカンカの摂取しても血糖値が上がらない特徴は低血糖状態を引き起こす場合もあり、かえって過食を起こしてしまう要因にもなると言います。

それと言うのも本来なら甘いものを食べた時点で血糖値が上昇するので、条件反射的に脳が血糖値の上昇に備えあらかじめインスリンの分泌が始まってしまうのですが、ラカンカは血糖値を上昇させないため必要以上に血糖値を下げてしまい低血糖状態を作り出し、強く空腹を感じてしまうこともあるからです。

人間が太る要因は当たり前ですが砂糖以外にも沢山あるため、このように何か食べてしまいやすくなることで結局カロリー0であっても太るとも言われているのです。

アレルギーが出る

決して多くはないそうですがラカンカを食べることで急激な体温上昇や湿疹などを起こす人もいるそうでして、一部ではどうもアレルギーを起こすことがあるのではないかとも言われています。

しかし実際の所この話はラカンカを使ったラカントのアレルギー症状が出ると言う話と混ざり、間違って広まってしまっただけであり、ラカンカを食べた時に起こる症状はアレルギー反応ではなく抗酸化作用やテトックス作用がとても強いので一気に代謝が改善された結果であると言う話もあります。

実際の所どれが本当なのかははっきりとしたことは分からないのですが、急激な体温上昇や湿疹などをラカンカを摂取したことで起こす人がいることには変わりないので、万が一そのような症状が出た場合は医師に相談する様にして下さい。

消化器官の不調を起こす

ラカンカは食物繊維を豊富に含み、善玉菌を活性させる効果などもあるため腸内環境の改善効果があるのですが、その半面で大量摂取でかえって胃もたれや下痢と言った消化器官の不調を起こすこともあります

もちろん「エキス」だとか「サプリメント」などとなっていればその心配はほぼないのですが、デトックス効果が高いことには変わりなく稀にお腹を壊しやすい方などですとそうしたものでも消化器官の不調を起こすことはあるそうです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

逆引き検索