ナツメグが危険と言われる理由とは?毒性はあるの?

ナツメグは危険であると言う話を聞いたことはありませんか?

独特の甘いようなスパイシーなような強い香りがあることから肉や魚の臭み消しから、お菓子の香り付けまで幅広い使い方をするナツメグは、強い香りに反して味は仄かな苦味がある程度でどんな料理にも使える非常に汎用性の高いスパイスですし、あの香りが大好きでついつい量を使いすぎてしまうと言う方も少なくは無い比較的メジャーなスパイスです。

しかもナツメグは漢方にも使われることがあるような健康効果もありますし、天然成分100%のスパイスですからこれに危険性を感じる方は殆どいないでしょう。

ですがそんなナツメグに実は毒性があり、過剰摂取は非常に危険で幻覚作用や酷い眩暈に襲われたり、肝臓疾患を起こしたり、最悪のケースでは小さな子供が大量摂取した場合死亡する危険もあると言うのです。

とは言え普段良く使うか、または思わず沢山量を使ってしまう、更には子供が好むようなお菓子やハンバーグ・カレーなどの料理には基本レシピに使うようにも乗っているナツメグですから、この話の真偽はもちろんのこと、どのぐらいの量を使うと危険なのかや、毒性をなくすための対処法や使い方はないものか知りたい人も多いことでしょう。

そこで今回はナツメグの何が危険なのかや危険となる量についてはもちろんのこと、一体どんな成分が危険なのかや代用品としては何が良いのかなどまでについてご紹介する『ナツメグが危険と言われる理由とは?毒性はあるの?』と言う記事を書かせていただきました。

ナツメグが危険な理由やその代用品に興味はございませんか?

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ナツメグとは何?

比較的有名な方であるスパイスとは言え、自分が料理する時に使ったことはないと言う方もいると思いますので、まずはナツメグとは何かをご説明させていただきます。

ナツメグとはモクレン目ニクズク科の木のことであり、一般的にスパイスの意味でナツメグといった場合は、この木の実の種の殻を割って取り出した中身を粉末状にしたものを指しています。

ちなみに種の表面の皮もスパイスとして使われておりこちらは「メース」と言う別のスパイスでして、ナツメグとは匂いこそ同じようなものなのですが、辛味と苦味のあるまた別物のちょっとマイナーなスパイスとなります。

原産地は東インド諸島だそうなのですが、今では主に中東からインドで良く使われるスパイスとして知られており、代表的なナツメグを使う料理もやはりその地域の料理が多めです。

しかしナツメグは非常に特徴的な甘いようなスパイシーなような強い香りがする反面、味は殆どなくやや苦味がある程度であり味の邪魔を殆どしないため、様々な国で様々な料理にも使われており、炒め物はもちろん煮込み、焼き物、蒸し物、揚げ物、更にはスイーツなどへの使い方もする用途の広さがあり、実際にはどこの国特有のものとは今では言えません。

そんな数あるナツメグを使用する料理の中でも日本人に特に有名な使い方としてはハンバーグとカレー

肉の臭い消しをすると同時にその香りで上書きする効果があることから、挽肉を使うような料理にはかなりの頻度で昔から使われてきましたし、強い香りながらも他の様々なスパイスと調和の取れる相性の良さから複数のスパイスを使う料理にも良く使われます。

その他にもから揚げやチャーハンにも欠かせないと言う人もいますし、クッキーやパイにも必要だと言う人もいれば、肉や魚をただ焼く時にも必要だという人も中にはいて、好きな人ともなるとコショウと同じぐらいかそれ以上の頻度と量で料理に使う方もいるそうです。

ですがそんなナツメグの多くの人に好まれる強い香りの元である成分は実は危険だとも言われています。

ナツメグの危険と言われる理由

ナツメグが大体どんなものかを理解していただけた所で続いては本題である「ナツメグの危険と言われる理由」についてをご紹介させていただきます。

結論から言いますとナツメグの香りの要素の1つである『ミスチリン』がナツメグの危険とされる最も大きな要因です。

この成分は食欲増進と整腸作用があり、夏バテや食べ過ぎ飲みすぎの消化不良などの食欲不振に大きく効果を発揮し、腹痛や下痢、便秘などのお腹の調子が悪い時の改善効果があるとも言われる成分なのですが、非常に強い殺菌・除菌効果もある天然の殺虫剤、ダニ駆除剤でもあるそうでして、なんと神経毒の作用を持ちうるもの。

その他にもミスチリンには向精神作用もあるとされているのですが、これもまた中枢神経を刺激しているわけでして大量に摂取すると幻覚や眩暈、興奮状態や多幸感または脱力感と言った所謂「バッドトリップ」を起こすこともありえるのだとの事。

より症状を分かりやすく言うのであれば「マリファナ」に近いものがあり、その他にも痙攣、動悸、嘔気、酩酊状態や脱水症状を起こす方もいるそうでして、最悪のケースとして8才の子供の死亡例もあるそうです。

また大量摂取してから症状が出るまでには早くて1時間、遅くて8時間と言う発症するタイミングもバラつきがあり、発症期間も長いと3日ほど続くこともあり、心当たりがある場合は直ぐに病院に行くことが推奨されています

これだけ毒性があるとか、量や使い方次第では子供が大変危険などと聞くとナツメグが非常に危険なものであるように感じる方も多いと思いますが、スパイスとして普通に売られているものですし、体に蓄積し続けるとか中毒性が高いと言うわけではなく、一度の摂取量が多いと問題になると言うだけで対処法は実に簡単、過剰摂取にならないようにするだけで全く問題はありません

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過剰摂取となりうる量について

ナツメグは危険なものとも言われていますが、対処法は実に簡単で一度で過剰摂取さえしなければ良いだけです。

ではどれだけ一度で摂取すると過剰摂取になるのかと言いますとその量は約10g以上、子供だとその半分の5gであるとされていて、1つの料理に大体3gまでがギリギリ安全圏と考えるのが妥当です。

実際これが大体どのぐらいの量なのかと言いますと市販の大きめの瓶で15g入り、小ぶりの瓶で10g入り程ですので一度で大きめの瓶3分の1か、小ぶりの瓶半分が危険域と考えるのが妥当です。

もちろんどのスパイスでも普通に使えばまず1回でこんなに大量に使うことはないとは思いますし、5g以上大量に使うにしても一度で食べきれない量の料理を作るときぐらいでしょうから普通に使っていたら危ないことは何も無いでしょう。

ましてやナツメグはあくまでも香り付けのために使うものですから、多め使い過ぎれば大体の人はそれだけ使ってしまった料理を相当無理をしなくては全部食べきることはまず出来無いでしょうし、瓶の内蓋が外れていない限り1度で「つい大量に入る」なんてことも無いので、入れ過ぎたことには気がつけるでしょうから失敗したと分かって食べない限りそこまで怖くはありません

怖いのは瓶入りの粉末スパイスではなく、香りを最大限楽しむためミルで挽く為の種子のままのもの

日本で普通にスーパーで売っていることはまずありませんが、こちらの場合ですと2個で過去に死亡した例もあるので子供が誤って飲み込んだり、興味本位で丸ごと齧ってみたりすると非常に危険ですので万が一にも種のままのものを手に入れた際にはそうしたことが起こらないように注意してください。

ナツメグの代用品について

過剰摂取の基準は個人差もありますし、子供が食べると思ったらなんだか結局あまり使いたくないと言う人も多いことでしょう。

そこで最後にナツメグの代用品になりそうなものについてをご紹介したいと思います。

ですが最初に断っておきますが、今回代用品としてご紹介いたしますのは似たような香りと味がするものではなく、あくまでも料理でのナツメグの役割を変わりに果たしてくれるためのもの、つまり臭い消しと香り付けの役目を果たせるものなので、どの代用品もナツメグほどの万能性も独自性もないと言うことはご理解ください。

ナツメグの代用品の考察

  • 肉や魚に使う場合は黒コショウ、ローズマリー
  • お菓子類に使う場合はバニラエッセンス、シナモン

以上の2通りがナツメグの代用品として同じような効果を発揮しつつも危険性がなく、味がつかないで臭いに作用するものです。

肉や魚にナツメグの代用品としてバジルやローリエを使うのもありですが、危険度は低くともこれらの場合も同量で過剰摂取への注意が必要になってきますし、危険はほぼ無く臭いが取れてもにんにくやショウガではスパイスの方の臭いが主張しすぎて味もしっかりとつきすぎるので代用がきくとは言えません。

お菓子類の場合は候補事態は非常に沢山あります。

しかし甘い香りだけつけたいと言うならそれこそもっと幅広い選択肢もありますが、「甘い香りの方向性」が近く、過剰摂取ヘの警戒をほぼしなくて良いと言う点からすると上の2つぐらいでしかオススメできるものがありません。

また1番気をつけて欲しいのはそれこそナツメグを使う料理のどれにでも代用可能そうなクローブ

こちらにもナツメグが危険とされる理由の『ミスチリン』が含まれており、こちらで代用する場合は殆ど意味がなくなりますので是非とも覚えておいて欲しいです。

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