インスタント食品や調味料などをストックしておく棚の奥に、ポーションタイプのガムシロップを数個みつけました。
袋には入っておらず、蓋にも製造年月日や賞味期限の記載がありません。
最近ガムシロップを買った記憶がなく、かなり前のものだと思われます。
でも捨ててしもうのも勿体無い気がしますが、使用しても大丈夫なのでしょうか?
そもそもガムシロップの賞味期間はどのぐらいなのでしょう。
賞味期限が切れていても使用できるものなのでしょうか?
そこで今回は『ガムシロップの賞味期間と賞味期限切れ後の使用について』調べてみました。
ガムシロップの賞味期限てどのくらい?
市販されているガムシロップの賞味期限は、常温保存で大体1年ぐらい。長いもので1年6ヶ月ほどです。
ちなみに上白糖や黒糖、グラニュー糖などの砂糖類は、開封後、常温保存でも賞味期限は無期限です。
はちみつやジャムなどは、開封前なら常温保存で2年ほどです。
しかし賞味期限は消費期限とは違い、その食品が「おいしく食べられる期限」のことなので、期限が過ぎてしまったからといって即食べられなくなるわけではありません。
メーカーはかなり余裕を持って設定しており、特に常温保存できるような食品においてはそれが顕著なので、余程の高温多湿などの悪条件で保存していない限り、多少の賞味期限切れは問題ありません。
ガムシロップも常温保存できる食品、つまり長持ちする食品ですので、賞味期限をかなり過ぎていても使用可能といえます。
それでも気になるという方は、そのまま飲み物などに入れず、料理に使うなど加熱して使えば安心でしょう。
ただし、ガムシロップの色が変わってしまっているだとか、臭いがおかしいなどの異変がある場合は、絶対に使用しないでください。
自家製ガムシロップの賞味期限
自分でガムシロップを作れば、買い忘れた時に助かりますし、必要な分だけを必要な時に作れます。
なのでご自分で作られている方もいらっしゃるでしょうが、自家製のガムシロップの賞味期限はどのぐらいでしょう?
作り方や砂糖の濃度などで違って来ますので一概にはいえませんが、大体1~2週間から長いものは1年は持つともいわれます。
一般的に、水と砂糖の割合で砂糖が少なければ傷みやすく、砂糖が水と同量以上であれば傷み難いとされています。
自家製ガムシロップのレシピ
超簡単、すぐできる作り方と、1年は持つといわれる作り方の2通りをご紹介します。
○炭酸水を使うレシピ
普通の水ですと砂糖は溶けませんが、炭酸水ですと常温でも砂糖は溶けます。
火にかける手間も要らず、混ぜるだけでシロップができ上がります。
砂糖は上白糖でもグラニュー糖でも、何でもOKです。
砂糖と炭酸水は同じ分量で、ボールなどで混ぜて容器に移すか、空いたペットボトルに材料を入れてシェイクし、そのまま保存してもいいですね。
冷蔵庫で保存して1~2週間、保存容器を煮沸消毒すればもっと期間が延びるかもしれません。
○ボーメ30のレシピ
ボーメとは糖度のことで、ボーメ30とは糖度が30度ということです。
ボーメ30のシロップは常温保存でもカビが生えたり腐ったりしないそうです。
材料の砂糖の種類はなんでも構いませんが、できたら糖度の高いグラニュー糖や氷砂糖が理想です。
水と砂糖の割合は1:1.30(1.35でも可)で、鍋に入れて沸騰させます。
砂糖が溶けて透明になったらでき上がりです。
熱いうちに煮沸消毒した密閉容器に移します。
常温で1ヶ月以上は保存可能で、冷蔵庫で保存した場合は1年は持つといわれています。
しかし滅菌された工場などではなく、あくまで家庭で作ったものですから期間にこだわらず、少しでも色や風味がおかしいと思ったら、口にするのはやめましょう。
自家製ガムシロップの基本は、たとえば1週間に使う分だけを作り、残ったら料理に入れて使ってしまうというように、必要な量だけを作るのがベストだと思います。