ケーキの保存方法と保存期間とは?「賞味期限」と「実際に食べられる期間」について!

ケーキは殆どの物が「本日中にお召し上がりください」と書かれて売られていますが、「実際のところどのくらいの保存期間までなら食べられるのか?」と考えたことはありませんか?

殆どの人はショートケーキやチーズケーキを1ピースだけなら問題なくても、クリスマスや誕生日にホールで買ったり、手土産として何種類も沢山もらったりした場合は流石に食べきれないことも多く、当日中には食べきれないことだってあると思います。

その為「本日中にお召し上がりください」を守れないこともあるでしょうが、当日食べ切れなかったからといって捨てる人はまずいないでしょう。

ですが実際の所ケーキは確かに日持ちしない物であり、どんな保存方法ならどのぐらいの保存期間とって置けるものなのかを知らなければお腹を壊すこともあります。

そこで今回はケーキの保存についての常温や冷蔵庫での安全な保存期間から保存容器などの保存方法のコツ、冷凍するとどうなるのかやショートケーキ、チーズケーキなどのケーキの種類ごとで安全な保存期間は変わるのかなどのことまでについて色々とご紹介させていただきます『ケーキの保存方法と保存期間!【常温・冷蔵庫・冷凍】全て解説』と言う記事を書かせていただきました。

意外と知らないケーキの保存についての実際の食べられる期間や保存のコツに興味はございませんでしょうか?

ケーキの「賞味期限」と「実際に食べられる期間」について

ここでは完成品を買ってくることが多い食べ物の保存についての基礎中の基礎である、「賞味期限」と「実際に食べられる期間」についての違いをご紹介させていただきます。

まずケーキの賞味期限についてですが、しっかりと火を通して焼いてある焼き菓子に分類されているパウンドケーキなどで長くて1週間、洋生菓子に分類されているスポンジケーキやタルトなどは当日中が基本です。

しかし賞味期限とは「ある程度は美味しく食べられるであろうと作っている企業が保障してくれるだけの期間」のことですから、基本的には賞味期限を過ぎたら絶対に食べられなくなる食べ物と言うのはないと思ってください。

ではケーキの「実際に食べられる期間」はどの位なのかと言いますと、ケーキに使ってある素材次第で大体以下の日付が目安となります。

  • カスタードクリーム・生クリームなどを使ったケーキ
    (ショートケーキ・アップルパイなど)
    約2日
  • 生のフルーツを使用してあるようなケーキ
    (タルトなど)
    約3日
  • ゼリーなどを使った水分含有量が高めのケーキ
    (レアチーズケーキ・ムースなど)
    約4日
  • 水分含有量が低い焼き上げられているケーキ
    (チョコレートケーキ・ベイクドチーズケーキなど)
    約1週間
  • 「焼き菓子」に分類される焼き上げられているケーキ
    (パウンドケーキなど)
    約2週間
ここに表記した日数はあくまでも「最大で日持ちする限度の目安」であり、実際の保存環境の温度や湿度、保存容器、購入してから保存するまでの状態などで変動はしますし、製造されてから手に入るまでの経過次第では翌日にダメになることもありますので「絶対に大丈夫な保存期間ではない」ことはご理解ください。

もちろんこの「実際に食べられる期間」は最低でもケーキを保存するのに適した環境で保存した場合での話であり、常温・冷蔵庫・冷凍など保存環境の違いでも変わります。

そのため続いてはそんなそれぞれの保存環境で保存した場合どうなるのかをご紹介させていただきます。

ケーキはどんな環境ならどの位保管して置けるのか?

こちらではケーキをどんな環境で保存するとどうなるのかやそれぞれの保存環境での保存方法のコツについてをご紹介します。

一般家庭でするような主な保存方法と保存期間は以下の通り。

  • 常温では長持ちしても上記の表記の約半分
  • 冷蔵庫で長持ちのコツを抑えれば上記の表記
  • 冷凍庫で保存できる物は1ヶ月

流石にケーキを常温保存しようとする人はまずいないと思うのですが、水分含有量が低い焼き上げられているケーキや「焼き菓子」に分類される焼き上げられているケーキでも早いと5日ぐらいでダメになりますし、基本的にはしないようにすることをおすすめします。

また常温保存するのと同じぐらい元々冷凍の状態であったもの意外の買ってきたケーキを冷凍保存する人もいないでしょうが、こちらの場合ですとケーキの種類は選びますし、保存と解凍のコツ知っておく必要はありますが、スタンダードな冷蔵庫での保存よりも美味しい状態で保存することも可能です。

詳しいそれぞれの保存方法のコツや注意点などは以下の通りです。

具体的な常温・冷蔵庫・冷凍それぞれでケーキを保存する場合のポイント

常温保存する場合

焼き菓子に分類されるケーキならともかく、洋生菓子に分類される殆どのケーキは常温保存はおすすめできません

なぜならば暑ければ腐る、湿気が多いとカビが生えると言うだけでなく、冷やしすぎても乾燥させすぎても特定の成分が凝固したり分離したりすることがあるからで、使ってある材料次第ではそこから悪くなることもあるからです。

その為ケーキを保存する時のポイントは「ケーキの種類ごとの細かく違う温度・湿度が一定で変化しない上で、可能な限り酸素に触れないようにすること」と言えますので、どの時期であっても常温保存では一定の環境を保つ対応をするのが手間だからです。

しかしどうしても常温保存で日付をまたいで保存したい場合は以下の保存方法を徹底することをおすすめします。

  1. タッパーなど機密性の高い保存容器にケーキを入れ、更に上からラップで密閉
  2. 発泡スチロールなどの保温性と機密性の高い箱の中にケーキを入れた保存容器を入れる
  3. ドライアイスを箱の中に入れしっかりと密閉
  4. 中の温度・湿度が変化しないように適宜ドライアイスを足す

このようにこれだけのことを徹底することが出来ればある程度常温保存することも不可能ではありませんが、何分かなりの手間ですからやはりケーキを保存するならば次でご紹介する冷蔵庫で保存することをおすすめします。

冷蔵庫で保管する場合

やはりご家庭でケーキを保存する場合は冷蔵庫での保存が最も適しています

しかし冷蔵庫はかなり乾燥しやすい環境であり、これはケーキの種類を問わず保存期間を短くしてしまう大きな要因となってしまいます。

その為冷蔵庫でケーキを保存する時の注意点として乾燥対策をすることが挙げられます。

特にカスタードクリーム・生クリームなどを使ったケーキや生のフルーツを使用してあるようなケーキは要注意

食べられなくなるレベルで味や口当たりが悪くなることはもちろんのこと、ケーキのベースとなるスポンジケーキやタルト生地は臭い移りを起こしやすいですし、材料次第では乾燥しすぎることで保存期間も短くなる変化を起こす物があるからです。

その為冷蔵庫で保存する際もしっかりと密閉できる容器で保存することだけは忘れないようにしましょう。

特に良くやってしまいがちな間違った保存方法はケーキを買った時に入れてもらう紙製の箱のまま冷蔵庫で保存すること

紙製の箱は機密性が物凄く低く、中のケーキが酸化しやすくなりますし、何より間接的にもケーキの水分を吸いやすく乾燥させやすくなるからです。

その為少しでも味が悪くなるのを防ぎたいとかケーキの保存期間を長持ちさせたいと思うのならば必ず買ってきてから別の密閉できる保存容器に入れることを忘れないようにしてください

冷凍庫で保管する場合

ケーキに限ったことではありませんが、やはり1番保存期間を長持ちさせることができるのは冷凍保存であり、冷凍保存する場合は最大で約1ヶ月ほどの保存期間があったとしてもケーキを美味しく食べることができます

正しケーキの中でも以下のような特長があるものは冷凍した時や解凍する際に相当に味や食感が劣化するために冷凍保存することはおすすめできません。

  • カスタードクリームを使ってある物
  • 生のフルーツが使ってある物
  • プリンやゼリーが使ってある物

これらの特徴があるケーキ以外でしたら以下のような方法で冷凍することで保存することが可能です。

  1. タッパーを上下逆にして蓋にケーキを乗せる
  2. タッパー本体をかぶせるように蓋をする
  3. 空気の出入りがないようにラップで更に包む

こうして冷凍することで周囲の臭いを吸収しやすい生クリームやスポンジケーキに匂いが移ることも少なくなりますし、ケーキの水分が飛んでしまうことをある程度防ぐことが可能です。

また解凍する時もいくつか美味しく食べるためのコツがありまして、美味しく食べるためには以下の点に注意してください

  • 密閉状態のまま冷蔵庫で半日くらいかけて、ゆっくり解凍させる
  • スポンジケーキ、生クリームが沢山使ってある物は半解凍で食べる
  • 生チョコレートやチョコレートクリームが主体の物は解凍しないか半解凍状態で食べる
  • ムースは完全解凍状態にしてから食べる

どれも絶対にそうしないと食べられないと言うことはないのですが、これらのコツを守るのとそうでないのとでは美味しさがかなり変わりますので参考にして欲しいと思います。

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