鶏ガラスープの素の代用はコンソメとウェイパー【味覇】とブイヨンどれがいい?

鶏がらスープの素をご家庭に常備していますでしょうか?

おそらく一般家庭でこの質問にYESと答える人の方が少ないはずであり、鶏がらスープの素はあればちょっと本格的な料理が作ることが出来ますが、わざわざ買うほどのものでもないと言うのが殆どの人の考えでしょう。

その為なにか鶏がらスープの素を使う料理を作るには代用品を使うことが多くなるかと思います。

では一般家庭にあるもの、例えばコンソメの素や味覇(ウェイパー)、あるいはブイヨンなどで代用するなら一体何が相応しいのかをご存知でしょうか?

多分この質問にも多くの人はYESとは言わないでしょう。

そこで今回は『鶏ガラスープの素の代用はコンソメとウェイパー【味覇】とブイヨンどれがいい?』と言う記事を書かせていただきました。

鶏がらスープの素の代用品に相応しいものは何かに興味ございませんか?

鶏がらスープの素とはどんなものなのか?

まずはそもそも市販されている鶏がらスープの素って大体どんなものなのかが分からなければ、代用品を考えることも出来ませんから、どんなものなのかを簡単にご説明させていただきます。

鶏がらスープの素

  • 水やお湯に溶かすことで鶏がらスープを作ることができるもの
  • 殆どが粒状なのでそのままかけたり和えたりして食べることが出来るものが多い
  • 基本的に味までついているものが多いが、あっさりとした薄味
  • 中華に限らず和食や洋食のベースや出汁にも使える

ざっと市販されている鶏がらスープの素と言うのはこのような特徴を持っております。

その為鶏がらスープの素は凄く使い勝手が良く、むしろこちらの方を何かの代用品として使う方が言いぐらいの物ですから、この調味料の代用品に何かを使うと言う時は、逆に用途によって代用品を使い分けた方が良いと言えます。

では次からはどの料理を作るためにはどの代用品を使うと良いかをそれぞれご紹介していきます。

中華料理を作る時の鶏がらスープの代用品

鶏がらスープを使う料理と聞いたら殆どの人は中華料理を想像すると思いますので、まずはこれからご紹介させていただきます。

中華料理を作る時の鶏がらスープの代用品として最も相応しいのはやはり味覇(ウェイパー)です。

味覇(ウェイパー)を知らない方のために簡単にその特徴を紹介しますと以下の通り。

味覇(ウェイパー)の特徴

  • 日本で作っている日本人向けの中華料理の味を簡単に作れるもの
  • 半練りタイプでスープにする以外にも炒め物に使うのにも簡単
  • 結構しっかり味が付いており誰が使っても同じような味に仕上がる

これだけの特徴を備えているため、味覇(ウェイパー)はむしろ鶏がらスープの素以上に中華料理を手軽に簡単に作れるものと言って良いでしょう。

実際のところ鶏がらスープの素よりも味覇(ウェイパー)を常備している家庭の方が多いようであり、わざわざ鶏がらスープの素は買わない人も多いはずです。

注意点としては味覇(ウェイパー)の方が鶏がらスープの素よりもしっかりとした味付けがされており、同量使えば圧倒的に味が濃いですし、出汁やベースにするとしたら味が決まり過ぎているために完成品が思ったものや紹介されているレシピとは違う味になることが多いです。

その為あまり本格的な中華料理のウリである、複数の素材や調味料を使って作り出す複雑な味の組み合わせを楽しむ料理を作るにはあんまり向いてはいませんので、理由の詳細は後の【ブイヨンの素を代用品とする場合の長所】で書きますが、その場合はブイヨンを使った方が良い場合もあります。

調味料の味がしっかりとついていると言うことは便利である反面、他の味にしたり出汁やベースには向いていないのはどの料理でも共通ですが、味覇(ウェイパー)はまたその中でも特にしっかりとした決まった味になると言うことは覚えておかないと代用品に使った時、料理の味が濃すぎたりするので是非覚えておいて欲しいです。

洋食系の料理を作る時の鶏がらスープの代用品

鶏がらスープの素を使う料理には実は洋風な料理も多く、そうしたものを作る時の代用品を次はご紹介させていただきます。

洋風な料理を作る時の鶏がらスープの代用品として最も相応しいのは本格的なものを作りたいのならばブイヨンの素、手軽に簡単に作りたいならコンソメの素が良いです。

これはどういうことなのかをそれぞれの特徴を挙げて説明します。

【ブイヨンの素を代用品とする場合の長所】

ブイヨンを鶏がらスープの素の代用にする場合の長所は、より本格的な料理や作り手の思う味に仕上げられると言うところにあります。

これはコンソメを作る基がブイヨンだからです。

そもそもブイヨンとは「出汁」のことであり、鶏ガラで取ったら「ブイヨン・ド・ヴォライユ」(大体ブイヨンと言うとこれのこと)、牛骨から取ると「ブイヨン・ド・ブフ」などと言う風に名前がつけられる物であり、日本人の感覚で言うところの「カツオ出汁」とか「昆布出汁」みたいなもの。

なので純粋に「ブイヨン」と言うものには味が殆どなく、旨みが濃縮されたものを指すものであり、市販の「ブイヨンの素」はそれに塩味がついているものだと思ってください。これは丁度日本人にもっと馴染みのある「出汁」と市販の「出汁の素」と同じ感覚です。

だからこそ本格的に作る時にはこれを敢えて使うことで、ある程度作り手の思うような味付けが出来るわけです。

【コンソメを代用品とする場合の長所】

上記した通りコンソメはブイヨンを基に作られているのでより完成した味までついているものが多いので、コンソメスープとは手軽に洋風の味を作るのに非常に適した調味料です。

そもそも「コンソメ」とは「完成された」「完全」と言う意味を持っており、コンソメスープとは長時間煮込んだブイヨンに更に肉や野菜を加え、アクを取って濾し、調味料を加え更に煮込み、色が澄み切った深い琥珀色になったスープにつけられる名前です。

なのでコンソメの元とはほぼそれで完成品であり、味もしっかりとついています。もっと日本人に分かりやすくするならば、「ブイヨンの素」が「出汁の素」ならば、「コンソメの素」は「麺汁」だと思ったら分かりやすいかと思います。

なのでコンソメの素を使うなら殆どそれ以外に味をつける必要性がないです。

もちろんコンソメの素の量を減らし、作り手の思うような味付けがしやすいようにすることは可能ですが、相対的にそれではそもそもの出しの量も減ってしまうわけであり、それをするとあんまり意味がありませんから、立ったらブイヨンを使った方がいいでしょう。

その為洋食系の料理を作る時の鶏がらスープの代用品にコンソメの素を使うのは、前の章の「中華料理を作る時の鶏がらスープの代用品」の所でご紹介した味覇(ウェイパー)の素を使う場合と同じだと思ってください。

とは言え鶏がらスープの素を洋食で使う際には結局の所、このコンソメスープに近いものを作る手間を短縮するためと言うことが多いのでだったら最初からコンソメを使ったほうがいいものが多いのですが。

日本食系の料理を作る時の鶏がらスープの代用品

日本食系の料理を作る時にも鶏がらスープはあると便利なことがあります。

例えば汁物や鍋物、煮物などを作る時です。そしてこの時は圧倒的にブイヨンが適しています。

何せ日本食系の料理を作る時の基本はシンプルな味にするならば「出汁と塩」であり、少し深い味にするなら「出汁と醤油」、しっかりと濃い味にするには「出汁と味噌」で味をつけるわけであり、余計な味はない方がいいからです。

その為、味覇(ウェイパー)もコンソメの素も味が入ってしまっている分、代用品としての価値はブイヨンには劣ります。

もちろん大概の日本食を作る時は「出汁の素」を使うと思いますが、肉系の出汁と魚系の出汁では味が全く変わってくるので、料理によってはこの代用品が活躍することも覚えておいてください。鶏がらスープの素がない時の鍋物・汁物、そしてラーメンの時は特に活躍します。

鶏がらスープの素の代用品まとめ

最後に簡単に鶏がらスープの素の代用品まとめを紹介させていただきます。

鶏がらスープの素の代用品まとめ

  • 鶏がらスープの素がそもそも代用品となるようなベースの元であり、一番近い性質のものはブイヨン
  • 中華には味覇(ウェイパー)、洋食にはコンソメの素の方がむしろ鶏がらスープの素よりも使いやすい
  • 日本食を作る時にも鶏がらスープの素があると便利でその代用品にはブイヨンが良い

以上が鶏がらスープの素の代用品について言えることですので、是非試してみてください。

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