化学調味料と聞くと何だが危険なイメージや健康に害がありそうなイメージがあったりしませんか?
実際化学調味料で体に害が出たと言うケースがあり、摂取量にもよりますが健康に害を及ぼす事は事実で、その理由から化学調味料が売れなくなことを危惧して今では化学調味料は「うまみ調味料」と名前を変えて、使ってある成分表記は「アミノ酸等」と表記されていることが多いです。
しかし何も化学調味料は毒物ではありませんし、絶対に食べてはいけないものという訳でもないのです。
そこで今回は『化学調味料の何が害になるのか?化学調味料はどのぐらいなら危険ではないのか?』についてを簡単に解説させていただきます。
化学調味料の危険性と対処法に興味ございませんか?
化学調味料とは何か?
まず始めに科学調味料の危険や害について語る前に化学調味料とはなんなのかを説明させていただきます。
科学調味料とは、うま味を刺激する物質を人工的に精製した調味料の事で、味はなく、「うまみ」を感じるための調味料。
人間がうまみを感じる成分はいくつかありますが、化学調味料の主成分は「グルタミン酸ナトリウム」と言うもので出来ています。
そしてこのグルタミン酸ナトリウムが化学調味料が危険であるとか害があると言われる理由です。
科学調味料が危険と言われる理由と問題点
科学調味料が危険と言われる理由はグルタミン酸ナトリウムなのですが、勿論これが別に毒物という訳ではありません。
グルタミン酸ナトリウムは料理の成分表で書かれるようにアミノ酸の一種ですから本来ならば摂取したところで害になることもないのですが、過剰摂取がおう吐や片頭痛を起こすことがあります。
とは言ってもこれ別に特別な事でもなく、栄養素と言うのはそもそも体に良いと言われ続けているビタミン類であっても過剰摂取で体の害となる物ですから特別騒ぐことではありません。
そしてアミノ酸の中でもこのグルタミン酸ナトリウムだけが特別過剰摂取が危険という事もないのです。
問題は科学調味料にはこのグルタミン酸ナトリウムと言う成分が「天然の食事から取るグルタミン酸と比較してその濃度が100倍違う」と言うところ。
そんなに大量摂取しなくてはいけないものでもないのにこれだけの濃度で摂取するなら簡単に過剰摂取になってしまうのが化学調味料が危険で害になると言われる理由なのです。
その為やはり化学調味料が使ってある料理は確かに避けた方が良いのですが、全くとらないようにすると1から全て作って自炊することになるのでベターな対処法をするのが無難です。
化学調味料の害に対してのベターな対処法
うまみ調味料とは、あえて摂取する必要は全くないもので、多少ならば問題なくとも過剰摂取は間違いなく体に悪く危険なものです。
その為、対処法は基本的に使ってある料理を食べない越したことはありませんが何せ味のしないものですし、塩や醤油と言った基本の調味料にもグルタミン酸ナトリウムが使われている事もあるのでこれを気にしすぎていると食べれるものが非常に少なくなってしまいます。
その為ベターな対処方法としてはご家庭で化学調味料を使わないことに加えて、化学調味料を大量に使うことが多い「中華料理」と「揚げ物」を外で食べたり買ってきたりするのを控えるほうが良いでしょう。
そしてご家庭で使う塩もまたこのグルタミン酸ナトリウムを使ってある「アジシオ」などを使わないようにしたほうが良いです。
中華料理、揚げ物に比べたら過剰摂取の要因になる事は多くありませんが、それでも毎日使うものですから蓄積する量は多くなってしまうからです。
コレは調味料すべてにおいて言えることではありますが、細かい事を言ってしまうとキリがありませんし、幸いにして日本人はグルタミン酸ナトリウムの許容量が多めの民族ですので、塩だけでも気にしてみるとかなり違います。
ご家庭で化学調味料を使わないこと、そして外で買う「中華料理」と「揚げ物」、そして「塩」このベターな対処法だけでも過剰摂取での体への害は殆どなくせます。
化学調味料の危険まとめ
最後に化学調味料の危険や害について簡単に解説してきたことのまとめです。
化学調味料の危険のポイント
- 科学調味料にの主成分グルタミン酸ナトリウムが問題
- グルタミン酸ナトリウムは過剰摂取が危険であるが毒物という訳ではない
- 外で購入する中華料理と揚げ物、そして塩に注意するだけでも大分摂取量が減る
以上の事が言えます。
過剰反応する必要はありませんが、やはり取りすぎると健康に害があるものですので控える意識はしてみて下さい。