和食料理の基本である「だし汁」
今は粉末タイプの顆粒タイプの出汁風味の調味料や、出汁パックというのもあり、とても便利です。
しかし、天然素材でとるだし汁にはメリットがたくさんあります。
ですが、1回1回少ない量の出汁をとるのは、何かと忙しい主婦の皆さんには、こだわりたくても少し手間がかかりますよね。
だし汁は一気に作り置きして保存できるので、今回は最適な保存容器、
そして、冷蔵庫と冷凍庫、保存の違いはどのようにすればいいのか?
詳しく冷蔵庫と冷凍庫の違いとオススメの保存容器をご説明させていいただきます。
天然素材でだし汁をとるメリット
だし汁ととる時の天然素材はたくさんありますが、基本的なものは、「昆布」「かつお」「煮干し」などがありますね。
だし汁の取り方自体よくわからないという方や、天然素材でとるだし汁と、顆粒の出汁風調味料との差がよくわからないという方も多いのではないのでしょうか?
天然素材でだし汁をとるメリットは5つあるのです。
- 素材本来の味を楽しめる
- 調味料を控えることができる
- 奥行きのある味わい・じんわり広がる旨味がある
- 身体に良い栄養成分をとることができる
- だし汁をとったあとの「だしがら」を美味しく食べることができる
この5点です。
たしかに顆粒の出汁風調味料の方が、コストはかかりませんが、きちんと天然素材からとっただし汁の方が良い点はたくさんあるのです。
市販の顆粒出汁風調味料には塩分や糖分が多く含まれています。
知らず知らずのうちに、食塩を多く摂ってしまっているのに対し、天然素材でとっただし汁には、「食塩量を約30%減らしても美味しく感じられる」という実験結果もでています。
だし汁の冷蔵保存
「だし汁が余ってしまった」もしくは、「作り置きとして保存しておきたい!」その場合のための保存方法をご紹介します。
まずは【冷蔵保存】長期期間は保存はできないのですが、使いたい時にすぐ使えるのが便利です。
だし汁を作りすぎた時以外にも、前日に前もって仕込みとして作り、冷蔵保存しておけば、朝にもすぐにお味噌汁などに使うことができます。
作っただし汁をよく冷まし、「ピッチャーやタッパー」などの保存容器に入れ冷蔵保存します。
だいたい2日間程度で使い切るようにしましょう!
もっと簡単に、鍋や火を使わずに水出しで作るだし汁もあります。
ピッチャーに水を入れ、昆布やかつお節、煮干しなどのだし汁の素材を入れて、冷蔵庫で一晩(8~10時間を目安にします)ねかせます。
この時に、もし素材の細かいカスなどが気になる場合は、お茶用のパックを使用してピッチャーに入れるか、茶こし付きピッチャーを使うと良いでしょう。
あと素材自体は、一晩つけたらだし汁から取り出してください。
これで完成です。
だし汁の冷凍保存
次に【冷凍保存】をご紹介します。
冷凍保存は冷蔵保存に比べ、長期間保存が可能です。
なので、だし汁の作り置きには最適な保存方法といえます。
あらかじめ分量を量って、凍らせると、後の料理の際により便利です。
「フリザーバッグ」「製氷機」「タッパー」などに入れ、凍らせて保存します。
製氷機に入れて小分けに冷凍しただし汁は、凍ったらフリザーバッグなどに入れ直しましょう。
期限としては、基本的に3週間ほど持ちますが、冷凍庫内の匂いを吸ってしまい、さらに時間が経つごとに風味が変わってしまうので、なるべく早く使い切るようにすると良いですね。
また、使用する前日に冷蔵庫に解凍しておくとすぐに使用することができます。
通常のだし汁の取り方に、だし汁の素材を2~3倍増やして、濃いだし汁を作り、凍らせるとコンソメのような旨味が詰まったアイスキューブができます。
これは様々な料理に対応できるので、便利です。
いかがでしたでしょうか?
だし汁の保存容器は、冷蔵保存の場合、麦茶などを入れて使用している「ピッチャー」が便利です。
最近のものは目盛りが付いているものもあるので、量りながら保存、使用することもできますね。
そして、冷凍保存の場合分量を量り、小分けにするなら「製氷機」。
たくさんの量を冷凍したいときは「フリザーバッグ」を使用し冷凍することにより、後の料理の際に便利なので、上手く活用しましょう。