少し前から話題によく上るようになったえごま油を知っていますか?
えごま油はその効能に認知証やうつ病への効果があるとしてメディアで取り上げられてから、えごま油についてはインターネットで検索したり、健康に関することを取り扱っている雑誌を見ると結構な頻度で見かけます。
しかし言ってしまえば「ただの油であるえごま油の効能にどうして認知証やうつ病への効果があるのか?」という事まではまだそこまで広く知られてはいないようです。
そこで今回は『えごま油の効能、どうして認知証やうつ病に効果があるのか?えごま油の効果を最も発揮する摂取の仕方や摂取量』について御紹介させていただきます。
えごま油の効果・効能
まず始めにえごま油の効果・効能にはどんなものがあるのかを御紹介させていただきます。
えごま油の効果・効能
- 血管を若返らせる
- 傷ついた血管の機能を回復する効果
- ダイエット効果
- 脳神経細胞の活性化
このようにえごま油の効果・効能として目立つものとしては血管に関係するものです。
このえごま油の効果をもたらす成分は『αリノレン酸』と言うもので、えごま油は脂質のほぼ60%がαリノレン酸であり、これ摂取することで体内でEPAという物に変化するのがポイントです。
美容や健康に詳しい方ならピンとくると思いますがこのEPAは血管が柔らかくなり、赤血球の流れを改善させるもので、基礎代謝や肌の「ターンオーバー」に大きな影響を与えてくれます。
そしてこれがコレステロール排出の手助けになり、ダイエット効果をもたらしてくれるのですが、ダイエットの効果についてはえごま油に含まれているポリフェノールの一種『ロズマリン酸』が更に力を発揮してくれます。
どういう風に力を発揮するのかと言いますと、このロズマリン酸は体に入ってくる糖分である麦芽糖をブドウ糖に分解する酵素である「マルターゼ」の活性を抑え、ブドウ糖の精製を減らし体内のブドウ糖を減らします。
ブドウ糖を作れなくなるとどうなるのかと言うと、麦芽糖のままでは体内に吸収できないので蓄積されることなく排泄され、体内の糖分吸収を減らすことができるという訳です。
そして最後の1つ、脳神経細胞の活性化をしてくれることこそが、えごま油の効果・効能が大きく注目された理由。
そちらについては続く「どうして認知証やうつ病に効果があるのか?」で詳しく説明させていただきます。
どうして認知証やうつ病に効果があるのか?
えごま油には美容や健康への高い効果・効能がある事が大体理解していただけたところで続いてはこの記事の本題である、「えごま油はどうして認知証やうつ病に効果があるのか?」についてを説明します。
簡単に説明すると以下のような流れからえごま油は認知証やうつ病に効果があると言えるのです。
えごま油はどうして認知証やうつ病に効果があるのか?
- 脳神経細胞の機能低下がうつ病をもたらし、脳神経細胞の死滅が認知証を引き起こす
- えごま油のαリノレン酸は体内でDHAにもなることで脳神経細胞の活性化を行う
- 脳神経細胞は活性化状態にあると機能低下や死滅しにくくなる
- えごま油により脳神経細胞が活性化されるので認知証やうつ病に効果があると言える
これら一つ一つを解説すると、うつ病も認知症も実は確たる原因の解明には至れておりませんが、脳神経細胞と関りが深いという事までは分かっています。
えごま油に含まれる先程も登場したαリノレン酸が体内に入るとEPAだけでなく、脳神経細胞と非常に関係が深いことで知られるDHAにも変化することがわかっていますし、αリノレン酸には『セロトニン』と言う心身の安定や心の安らぎなどにも関与すること分泌物を増やす効果もありますので脳を休ませる効果やストレスを和らげる効能もあるのです。
こうすることでえごま油を摂取することは脳神経細胞の活動低下や死滅防ぐ効果があると言えるのです。
えごま油の効果を最も発揮する摂取の仕方や摂取量
では続いてえごま油の効能を得るにはどのぐらいが適量なのか?どのように摂取するのが効果的なのか?をご紹介します。
えごま油の効果を最も発揮する摂取の仕方や摂取量
- 効能を得る為の適量15g(大匙1杯)
- 効果を得られる摂取方法は非加熱
- 毎日摂取する事が大事
特に注意して欲しいのはえごま油の様々な効能をもたらしてくれるαリノレン酸は熱に弱い特性も持つことで、そのまま料理にかけたりして使って下さい。また油と言うのは水以上に人体への吸収率がいいので可能な限り毎日摂取することがえごま油の効果効能を得ることに繋がります。
以上の事を踏まえて美容と健康に良いえごま油をどうぞお試しくださいませ。