ごま油の成分、効能効果は?効果的な利用方法と作り方や種類!

ごま油はサラダ油などに比べて健康に良いイメージがありますが、どんな効能効果があるのでしょうか?

ごま油は、香りも良く料理の風味アップにもよく用いますよね。

料理もおいしく、健康にも良い影響があるなら、今まで以上に使っていきたいと考える方も多いと思います。

最近、ごまは老化防止に良いとCMなどで見かけます。

ごま油はどうなのでしょうか?

今回は、ごま油は健康にいいのか?効能効果について徹底的に調べてみました。

ごま油の成分、効能効果は?

ごま油には、リノール酸とオレイン酸が多く含まれています。

リノール酸は細胞膜を作る材料です。

体内では合成することができない必須脂肪酸なので、食品から接種する必要があります。

血中の悪玉コレステロールを溶解し排出する働きがあります。

ただ、取りすぎると善玉コレステロールまで減らしてしまうので適量接種が望ましいです。

オレイン酸は体内で作り出すことができ、酸化しにくい特性をもっています。

善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールを減らしてくれます。

また、大腸での便の滑りをよくして便秘予防にも有効です。

ごま油には他にも抗酸化物質のゴマリグナンという成分も含まれています。

ゴマリグナンはとても優秀な成分で抗酸化作用、コレステロール低下、肝機能改善などの働きをしてくれます。

若返りや健康維持に役立ってくれます。

ごま油の効果的な利用方法

調理の際に使う油の一日の接種目安は15グラムほどです。

食品の中に入っている見えない油も多くあるので、取りすぎには注意しましょう。

健康に良いものも過剰に取りすぎると体には良くありません。

利用方法としては炒め物の仕上げや、ドレッシング、揚げ油などに利用するのもおすすめです。

風味がよいので、料理もワンランク上の仕上がりになります。

ごま油の作り方

昔からの伝統的な製造方法は、ごまを煎ってすりつぶし湯の中に入れ浮き上がってきた油を取り出す方法です。

現在でも基本的なところは変えずに伝統的な方法で製造されているごま油もあります。

時間も手間もかかりますが、健康に良いごま油ができあがります。

もう一つは抽出法という製造方法です。

こちらは原材料に含まれる油を溶剤に溶かしだして製造する方法です。

効率がとてもよく大量に作ることができますが、何度も高温にさらされることで、ビタミンやミネラルが失われ脂肪酸がトランス脂肪酸に変化してしまいます。

トランス脂肪酸を取りすぎると悪玉コレステロールが増え善玉コレステロールが減ってしまいます。

ごま油で良い効果が得られても、トランス脂肪酸が多量に含まれていればよい部分が消されてしまいます。

ごま油を選ぶ際には製造方法も確認して、健康に良いものを選びたいですね。

ごま油の種類

ごま油は製造の際の煎る時間によって、風味や色が変わってきます。

長い時間煎る焙煎ごま油は香りが強く色が濃いのが特徴です。

低温焙煎ごま油は低温で焙煎することで甘い香ばしい香りになり色も透明感のある琥珀色になります。

太白ごま油はごまを生のままで絞り精製します。

焙煎をしないので色は無色で癖のないうまみのある油です。

料理によって使い分けるのも良いですね。

ごま油の良いところ

ごま油には他の食用油に比べて酸化しにくいという特徴もあります。

光や熱、空気の影響をうけにくく風味が長続きします。

ごま油は酸化安定性にすぐれているといえます。

酸化安定性試験では、べにばな油、キャノーラ油、大豆サラダ油に比べてごま油が最も酸化しにくいという結果がでました。(参照 日清オイリオ)

加熱調理の際には、必ずつかう油。

油を選ぶ際も、沢山の良い効能効果があるごま油を選んで、おいしく健康的な食生活を送りましょう。

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