オリーブオイルの本物と偽物の正しい見分け方!偽物オリーブオイルの危険性

オリーブオイル、またはオリーブ油は、オリーブの果実から得られる植物油のことをいいます。美容や健康に良いと注目されていますよね!

しかし、その効果はオリーブオイルの最高品質である「エキストラバージンオリーブオイル」に限りあるものです。

そして日本の市場において9割近く、あるいはそれ以上の確率で本物のエキストラバージンオリーブオイルではなく、偽物のエキストラバージンオリーブオイルが出回っているのです。

「そんな!偽物なんて危険じゃないの?」と思いますよね。どうしてそのような事態になってしまっているのでしょうか?

今回は、『オリーブオイルの本物と偽物の見分け方、そして偽物は危険て本当なのか?』という気になる2点について詳しくご説明させていただきますね。

本物と偽物の正しい見分け方を知りたい!

オリーブオイルはIOC(国際オリーブ協会)にて3つに分類されます

  • バージンオリーブオイル
  • 精製オリーブオイル
  • オリーブオイル

この中で一番品質が良いのは、バージンオリーブオイルです。

オリーブの実から溶剤を使用して、抽出せずにオリーブの洗浄、デキャンティング、遠心分離、フィルターのろ過の工程のみで得られた貴重な植物油です。

そして、バージンオリーブオイルはIOCの決まりで、化学分析、官能検査の基準により「食用として利用するのに適している」ものとそうでないものに分けられます。

その中で更に化学分析により酸度0.8%以下であること、官能検査で欠陥要素なしと判断された最高品質のオリーブオイルのみが「エキストラバージンオリーブオイル」と名称をつけて良いとされているのです。

なので、本物のエキストラバージンオリーブオイルは、本当に貴重で、大量生産を一度に出来るようなものではないということが分かります。

日本に偽物のエキストラバージンオリーブオイルが、多く出回る理由の1つとして、日本はIOCに加盟をしていないことが挙げられます。IOCに加盟をしていない日本はJAS(日本農林規格)が規定の基準となります。

JASのエキストラバージンオリーブオイルの基準は、IOCの基準とは違い、「酸度が2%未満であること」です。

世界基準では「酸度0.8%以下」なので、本来ならば、エキストラバージンオリーブオイルとは言えない偽物であるということの商品が結果、市場に多く出回っているということになります。

それでは本物の選び方とは?

購入する際の注意すべきポイント

  • オリーブオイルの入れ物
  • 酸度が0.8%以下のもの
  • 多量なのに安いもの
  • コードプレス製法で作られたもの

まず、1~2ヶ月程で使いきれるサイズのものを選びましょう。これは、オリーブオイルの酸化が進んでしまう前に使い切る量ということを意味します。

オリーブオイルの入れ物

オリーブオイルは酸化をしてしまったら、使い続けることはあまりオススメは出来ません。オリーブオイルの入れ物が、酸素を通しやすいプラスチック容器や、光を通す透明な瓶で売られている商品を避け、色の濃いガラス瓶や缶に入ったものを選ぶようにしましょう。

酸度が0.8%以下のもの

日本の基準2%以下ではなく、世界基準の0.8%以下のものを買うことに関しては、間違いなく本物のエキストラバージンオリーブオイルでしょう。

多量なのに安いもの

オリーブオイルだけに限りませんが、スーパーなどでもよく売られている、大瓶に入った安価のものは、大量生産されている可能性が高く、世界基準の品質をクリアしていないものも含まれていると思って良いと思います。

コードプレス製法で作られたもの

高温で作られたオリーブオイルは、栄養成分はほとんどなく、またトランス脂肪酸が発生する可能性があります。これは、どのオイルにも共通することですが、非加熱か30℃以下の低温処理されたものを選び購入すると良いでしょう。

ラベル自体には「エキストラバージンオリーブオイル」と表記されていても、9割近くのオリーブオイルが偽物なのに出回っているということなので、購入する際には細かくチェックしてみましょう。

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偽物の危険性とは?

偽物のオリーブオイルの大半は、大豆油やキャノーラ油が多く使われています。それを知らずに大量に使い続けると様々な危険性があります。

偽物のオリーブオイルの危険性

  • アレルギーの原因
  • 慢性炎症の原因
  • 老けやすくなる

アレルギーの原因になる

人間の身体にとって不可欠な成分の不飽和脂肪酸であるオメガ脂肪酸。分類するとオメガ3、オメガ6、オメガ9と3つに分けられます。それぞれには特徴があります。

偽物のオリーブオイルを摂りすぎると、オメガ6の量が多くなるので、オメガ3とのバランスが崩れて、アトピー、花粉症を悪化させてしまうこともあります。

慢性炎症の原因になる

大豆油や、キャノーラ油は身体の炎症を起こしやすいので、肥満や糖尿病に繋がりやすくなってしまいます。

老けやすくなる

偽物のオリーブオイルは水増しをしているものも多く、水増しをしたオリーブオイルはポリフェノールが少ないので、酸化を起こしやすいので結果として、老化の引き金になる可能性が大なのです。

女性にとって「オリーブオイルは美容効果もある」と知られているのに、偽物では真逆という結果になってしまいますね。

これでは、健康的にも、美容的にも良いという効果であるオリーブオイルの長所がまったくの別物、むしろ逆効果になってしまうことが分かります。

いかがでしたか?

今回私自身、調べてみて、やはり食用のものは少しでも良いものを使いたいなと改めて実感しました。

値段で悩むならば、健康や美容に効果がある方を選びたいと強く思えました。

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