ダイエットをするとき、太らないためにマヨネーズなど油物を控えますよね。
けれども、最近は、それが嘘の情報で、太る原因はマヨネーズなどの油や脂質ではないことがわかっています。
それでは、なぜマヨネーズで太るといわれていたのでしょうか?
『マヨネーズで太るといわれる原因』について、お伝えしていきます。
マヨネーズで太るといわれる原因
油脂など脂質は高カロリーなので、『太る食べ物』とされてきましたが、本当は、そうではありません。
カロリーは高いのですが、摂取した脂肪がそのまま体脂肪になるのではないのです。
マヨネーズのカロリーは、大さじ1で100kcalあります。マヨネーズ大さじ2杯は、お茶わん一杯のごはんとほぼ同じです。
そう考えると、やっぱり「太りそー。」と思いますので、そもそもマヨネーズが何で出来ているのか、見ていきましょう。
マヨネーズの原料
マヨネーズは主に以下の4つで作られています。
- 油
- 卵黄
- 酢
- 塩
油
マヨネーズには、サラダ油などの油分がが多く使われているので、カロリーが高く、太りやすいと思われています。
しかし、カロリーが高いということは、少量でお腹が膨れるということでもあり、脂質や油分のほうが腹持ちも良く、お腹が空きにくいのです。
ダイエット中に、油を摂る量を減らしたり、全く摂らなかったりすると、すぐにお腹が減ってしまい、食事制限をすることに失敗しやすくなります。
また、油を摂らないと、便秘がちになります。
油は、摂るか摂らないかより、その質のほうが大切です。
最近は、エゴマ油や亜麻仁油、ココナッツオイルなど、さまざまな種類の油が身体に良いとされ、スーパーでも見かけるようになりましたが、その質によっては、期待するほどの効果が得られないこともあります。
さらに、油には、太る作用はありません。
それどころか、油は、栄養素をスムーズに吸収し、身体に良くない成分は排出してくれるとても優れたものなのです。
卵黄
マヨネーズには、卵黄が含まれていることもあり、たんぱく質を多く摂ることになります。
そのため、油脂とたんぱく質が合わされることで、太る原因とされてきました。
しかし、これが脂肪細胞に蓄えられるのではないので、マヨネーズには、太る作用はないのです。
酢
酢には、クエン酸やアミノ酸が含まれていて、クエン酸は、脂肪をエネルギーに変えてくれますし、アミノ酸は、脂肪の分解を助けますので、ダイエットには最適です。
塩
むくみの生活習慣病の原因になることが、よく取り上げられますが、塩は私たちの生命を維持するのに欠かせないものです。
漢方では、体を温めたり、解毒作用があるとされていますので、摂りすぎなければ、とても体にいいものなのです。
マヨネーズは、低GI食品
マヨネーズは、意外かもしれませんが、低GI食品です。
ダイエットされている方にはおなじみだと思いますが、カロリーよりGI値を気にして、食べるものを選ぶ方が良いとされています。
GI値というのは、血糖値の上がりやすさを数字で表したもので、GI値が高いほど、吸収されるスピードが速く、血糖値が急上昇します。
そのため、GI値が高い食品は太りやすいので、GI値が低いマヨネーズは、太りにくいと言えるのです。
なぜマヨネーズで太るの?
それでも、太っている人の食生活には、マヨネーズが欠かせない印象がありますよね。
それは、私たちの食生活が、炭水化物メインになっているからで、現代人は、炭水化物を摂りすぎている傾向にあります。
マヨネーズは、それ単体では太るものではありませんが、炭水化物と一緒に食べることによって太ってしまいます。
しかも、本当の肥満の原因は、炭水化物(糖質)で、マヨネーズに多く含まれている油は、栄養素の吸収を良くしてくれますので、一緒に食べると、炭水化物を『効率よく』吸収してしまうので、太ってしまう結果となるのです。
マヨネーズとサラダはOK!
通常の食事でも、炭水化物過多なので、そこにマヨネーズを摂取すると太りやすくなります。
しかし、マヨネーズは太る原因とはなりませんので、野菜サラダとマヨネーズなら太りません。
ただし、ポテトサラダやマカロニサラダなど、炭水化物が入ったものもありますので、「サラダだから大丈夫」と思わず、注意しましょう。