料理に合う塩の種類とは?違いや使い分けを徹底解説

今や料理をする際に、かかせない調味量の1つ「塩」

みなさんはその塩に、大きく分けて3種類の違いがあることをご存知でしょうか。

実際に料理によってその種類の使い分けをしてみると、その違いがとても良く分かります。

ここからはその「塩」の違いと使い分けを、詳しくご説明させていただきます。

お料理がお好きな方は良かったら参考にしてください。

塩には大きく分けて3種類あった!

塩屋さんや大型のスーパーなどに行くと、たくさんの塩の種類があり、中でも私が気になったのは「おにぎりの塩」や「肉の塩」「マグロの塩」など、特定されているものです。

様々な種類がたくさんあり、とても興味深かったです。

たくさんの種類がある塩ですが、原料により大きく3種類に分けられることが分かっています。

それは全体の約3割を占める「海水塩

全体の6割を占める「岩塩

全体の約1割を占める「湖塩」です。

とはいっても一般的にご家庭でも良く使われている塩は、1種類目の「海水塩」です。

日本や海に面した国で、海水を原料に作られているものです。

2種類目の「岩塩」は、岩塩層から作られているものですが、日本には岩塩層はないため、全て輸入のものとなります。

そして3種類目の「湖塩」は、塩分濃度の高い湖や、地中の岩塩が雨水や地下水で溶け、湖になったものから作られた塩です。

日本での塩の消費量は、年間でなんと約900万トンにもなります。しかし日本の自給率は約15%でほとんどがメキシコ、オーストラリアなどからの海外輸入に頼っている状態です。

塩の成分で食材を使い分けてみよう!

原料が海水の塩は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム等のミネラル成分がとても豊富です。

塩1つの粒の大きさも様々で、粒が大きいものの中でも、ナトリウムが多い塩は塩辛味が強く、赤身の肉が良く合うので、マグロや牛肉のソテーなどが良く合うとされます。

カルシウムが多い塩は甘味が強く、イカのお刺身など生の魚と良く合います。

粒が小さいもので、マグネシウムが多い塩は苦味が強く油脂とよく合うので、天ぷら、豚肉やサーモンなどの白身の肉の脂と相性が良いです。

カリウムが多い塩は酸味が強く、トマトなどの野菜に良く合います。

この料理に使うならこの塩が相性抜群!

まず野菜や穀物、魚介類などが素材のものは「海水塩」との相性が良いとされています。

(例:おにぎり、パン、肉類◎牛タン◎鶏肉◎豚肉 等)

また和食料理で使われる出汁は、素材そのものの良さを海水塩が引き立ててくれます。

結果、海水塩は日本酒や白ワインが合う料理との相性が抜群です。

次に、コッテリとした料理に合うものは「岩塩」です。

岩塩には、硫黄が含まれているため、なんと食材の臭み消しの効果もあるのです。

(例:マグロ、肉類◎赤身の肉◎牛◎羊 等)

最近レストラン等では、岩塩プレートというものにお肉料理を乗せて提供してくれるお店もあり、お肉の濃厚さにも負けない岩塩がオススメです。

デミグラスソースなどの濃厚なソースや、赤ワインが合う料理との相性がこちらは抜群です。

最後に、海水塩と岩塩の間の「湖塩」ですが、塩を使った煮込み料理、そしてマリネなどのさっぱりとしたものの味を引き立ててくれます。

(例:トマトのマリネ 等)

いかがでしたでしょうか?

他にも、塩に含まれているミネラル成分は、美容効果もあり女性にはとても嬉しいものです。

人間にとって塩は生きていくのに、必要不可欠なものであり、しかし人間自身が体内で塩作り出すことは出来ません。

なので食として塩を摂取することが必須になります。

それならばせっかくなので、少しこだわって素材が引き立つような塩を選び、美味しく頂き使ってみませんか?

ぜひ、みなさんもお気に入りの塩を見つけてみてくださいね。

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