菊芋の長持ち保存方法と保存期間

菊芋の長持ちさせる為の保存方法やどのぐらい保存期間を置いても食べられるものなのかをご存知でしょうか?

菊芋と言う近年ヨーロッパ地方を中心に注目が集まる健康食品があるのですが、この菊芋まだまだ日本では知名度が低く、よほど美容や健康に関心のある方でないとその存在すら知らないことも多いもので、こうしたことを知っている人はごくごく少数であることでしょう。

ですが実は日本にも江戸時代の終わりごろには入ってきている植物であり、現在でも特定の地方で生産されておりますので菊芋を手に入れることはそこまで難しいことではなく、美容や健康についての流行に敏感な方は加工された食品やサプリメントではなく、菊芋自体を手に入れていることもあるかと思います。

そこで困るのが保存方法と保存期間。

その存在すら知らない人の方が多い菊芋ですから「どう保存したらいいのか?」、「どのくらい保存できるものなのか?」あるいは「どうなったら食べられない状態なのか?」が分からずダメにしてしまったり、最悪ダメになっているのに食べてしまうこともありえます。

そこで今回はそんな菊芋についてそもそもどんなものなのかから保存方法と保存期間などまでを解説した『菊芋の長持ち保存方法と保存期間』と言う記事を書かせていただきました。

少々長めの記事になりますが、その分色々なことまでしっかりと解説させていただきますので是非御覧下さい。

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菊芋とは?

まずはそもそも菊芋がどんなものかを知らない人が圧倒的に多いと思いますので、菊芋とは一体どんな芋であるのかをこちらでは御説明させていただきます。

菊芋とはキク科ヒマワリ属の多年草の植物、またはその植物の地下部に出きる塊根のこと。

この日本語での名前の由来は秋口になると「菊」に良く似た黄色い花がつくことと、この根っこの部分が「芋」のようであるからと言う非常に安直なものです。

実際どんなものかを簡単に説明しますと見た目は芋というよりもどちらかと言うと「生姜」でして、味や風味はどちらかと言うと「ゴボウ」、触感がシャリシャリすると言う特徴はあるものの味や香りはほとんどなく、日本人なら芋と言うよりもゴボウだと思って扱った方が良い食材です。

原産地は北アメリカ北部から北東部ですが現在ではその繁殖力の強さから南アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアでも栽培されており、日本にも江戸時代末期には入ってきています。

とは言えはっきり言ってしまいますと美味しいものではないので、その利用は世界のどこでも最近までは大体が家畜の飼料とされておりまして、食材としては見られておりませんでした。

しかしこの菊芋には「イヌリン」と言う成分がとても多く含まれており、生活習慣病やダイエットにとても良い効果があるとされヨーロッパ地方を中心に健康食品としてそこそこ名前が知られるようになってきました。

より菊芋の詳しいことについては別記事【菊芋とは?栄養や効能と人気の食べ方!摂取量や副作用はあるの?】をご覧くださいませ。

菊芋の主な保存方法と保存期間

菊芋の主な保存方法と保存期間につきましては以下の通りです。

  • 常温で土付きの状態ならば1週間、保存方法次第では1ケ月
  • 冷蔵庫でそのままなら平均1週間、処理をして最大2週間
  • 冷凍庫で最大2ヶ月

御覧の通り芋と名前が付くものの中では菊芋は実際には芋の仲間ではないため、比較的長持ちしない食材です。

何せ湿気にも乾燥にも強くなく、水に濡れてしまうとすぐダメになってしまいますし、最適保存温度は低めですが、冷えすぎてもあまり良くないなど温度変化にも比較的弱いからです。

また多くのイモ類とは違い常温保存にはあまり適していないのもポイントで、土の中に埋めて保存したり大量のおがくずの中に入れておくなど条件次第では1ケ月長持ちさせることは可能でもかなり面倒で、保存期間と手間、使い勝手なども考えると最もベターな保存方法は冷蔵庫です。

保存期間だけで言えば冷凍庫なのですが、せっかくの特徴である食感や栄養が低下してしまいますし、食べる時に解凍する関係上、生食には使用できなくなるデメリットがあるため、使い方がそもそも決まっているという場合を除いてはあまりおすすめ出来ません。

芋と名前がついていたり、見た目がショウガに似ているため長持ちしそうなイメージがあるため、なおさら保存期間が長くないものだと言う意識は持っておいてください。1週間以上長持ちさせたい場合は調理方法を限定してでも長持ちさせるか、手間を惜しまず長持ちさせるかのどちらかを選ぶかしないとせっかくの栄養素も激減しますし、悪くなったものを食べてしまう恐れもあります。

それでは次は詳しいそれぞれの保存方法について御説明します。

常温保存する場合

すでに軽くご紹介したように基本的に常温保存はあまりおすすめ出来ません。

まず菊芋は冬が旬の食べ物であるため10℃前後が適温で最適温度の幅が狭く、5℃以下では低温障害を起こし、逆に20℃以上になると今度は発芽してしまいますので温度の管理が大変です。

更には乾燥も湿気も大敵であり、表面の土を落としてしまえば4日程度で干からびてしまったり、少し濡らしただけでもカビが生えたりするため湿度も一定の状態で保たなければならないからです。

そのため菊芋を常温保存する場合は最低でも土付きのまま新聞紙に包み、密閉しないようにして風通しの良い冷暗所で保存する必要があり、これだけしても10日持つかどうかです。

どうしても常温で長持ちさせたいのでしたら土やおがくずの中に埋めてしまい使う時に取り出す方法を取ってください

自宅に畑はもちろん庭がないと言う方が今では多いでしょうから、プランターやプラスチック容器に土やおがくず、もみがらなどを敷き詰め、その中に入れておく方法を取ることになると思います。

この場合ですと最大で1ケ月持たせることもできますが、ただし暖かすぎると芽が出てきてしまう可能性もありますし、何よりかなり場所を取り、その周辺が汚れやすくなるデメリットもあります。

冷蔵庫で保存する場合

菊芋の最もベターな保存方法がこの方法。

その場合の保存方法で最もおすすめなのは以下の方法です。

  • 土付きのまま新聞紙やキッチンペーパーで包む
  • それらを更にまとめてビニール袋に入れる
  • ビニール袋の口を縛らず、紙袋に丸めた新聞紙と一緒に入れ、口を閉じる
  • 野菜室で保存

保存のポイントは他の芋類とほぼ同じで乾燥対策のために常温保存の時よりも一手間増えます。

これだけすると最大2週間は長持ちさせることができるので、少しでも色々な料理に使える状態で長持ちさせるにはこの方法で保存してみて欲しいと思います。

冷凍庫で保存する場合

冷凍庫で保存するのは生のままだと含んでいる水分が凍ってしまい、食べる時には菊芋の最大の特徴である食感が失われ、栄養成分イヌリンが分解されてしまいますので生の菊芋を冷凍保存するのは特徴が全く生かせないのでおすすめできません

その為菊芋を冷凍保存するならば、茹でてからフードプロセッサーなどでペースト状にして冷凍保存するのがおすすめ

とはいえこの方法ですと当然使い道が大きく限定されてしまうのがデメリット

基本がゴボウのように調理するのがおすすめの食材ですから、ペースト状にした後の使い道はスープかソースの隠し味ぐらいしかほぼありません。

とにかくイヌリンという健康成分を摂取したいという方にはむしろおすすめなのですが、食材として楽しみたい方にはやはり冷蔵庫での保存方法よりはおすすめできません。

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それ以外の菊芋の保存方法について

菊芋の基本的な保存方法は以上のような感じなのですが、これ以外にも使い方は限定されてしまうもののある程度長持ちさせることができる方法がございますのでご紹介させていただきます。

まず1つ目が乾燥させて保存する方法

乾燥させた菊芋は煮だしてお茶にしたりするのが主な使い道ですが、一応食感や栄養は落ちてしまいますが水で戻して煮物に使ったりすることもできます。

この場合の保存方法は以下の通り。

  • 土を落として皮を剥き、薄くスライス
  • キッチンペーパーなどで表面の水分を取る
  • 二日間ほど天日干して乾燥させる
  • しっかり水分が飛んだら密封性の高い容器や袋に入れて冷暗所で保存

これで最大で3週間は長持ちさせることができます。

もう一つのおすすめな保存方法は酢漬け、またはピクルスです。

用途はもうそのまま食べるぐらいしかなくなるのですが、シャキシャキした食感がウリの菊芋ですから意外と癖になるという人も多いそうです。

これの場合だと大体10日持つものが作れます。

ただしピクルスを作るために市販の「ピクルス液」を使うと思うのですが、これに保存料だとか人工調味料の類がかなり使われており、こうしたものが気になる方にはあまりおすすめできません。

どうなったら悪くなっているのか?

最後に菊芋はどうなったら食べられない状態なのかをご紹介します。

悪くなったことが分かるポイント

  • カビが付着している
  • 酸味のある臭いがする
  • 干からびて非常に軽くなっている
  • 触るとべたべたする
御覧のような特徴が見られる場合は食べ無いようにしてください。

ダメになったかどうかの基準は基本的にはショウガと同じようなもので、芽が出ていてもその部分だけ切り落とせば十分使えますし、皮がむけてしまったところや切り口が赤くなっているのはポリフェノールが反応しているだけですので食べることができます

また保存環境の湿度が高い場合や表面の土を洗い落としてしまったものなどは2・3日もすれば柔らかくなりだしてくるのですが、この段階から食感と栄養素の低下が顕著になってきますのでこの辺がギリギリのラインだと思っていただければよいかと思います。

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