黒砂糖と白砂糖の違いを徹底解説!栄養やカロリーも違う?

それぞれ異なった特徴を持つ黒砂糖と白砂糖、料理好きな人は料理ごとに使い分けているという人も多いのではないでしょうか。

しかし、この黒砂糖と白砂糖、しっかりした違いは色だけだと思っている人が多いのです。

実は色の違いだけではなく、栄養も黒砂糖と白砂糖では異なってくるんですよ!

そこで今回は、そんな気になる黒砂糖と白砂糖の違いについて、栄養面やカロリーなどもしっかり見ていきたいと思います。

砂糖はどうやって作られるの?

砂糖は、主に沖縄など暖かいところで栽培されているサトウキビから、そして北海道など寒いところで栽培されているテンサイから作られています。

今日本の砂糖のシェアというと、7割がサトウキビから作ったもので3割がテンサイから作ったものなのです。

サトウキビは茎から作られていますが、昔は高級品として有名な調味料でした。

それまではハチミツが甘味料としてはメジャーだったのです。

テンサイは根の部分を使って砂糖を作りますが、シェアがまだ少ないためお値段は少し高めというイメージがありますね。

実は黒砂糖も白砂糖も原材料は同じものなのですが、その作業工程で色が異なってくるのです。

黒砂糖とは?

黒砂糖というとわたしは沖縄名物の黒糖を思い浮かべますが、これは黒砂糖の中のひとつの種類ということになります。

黒砂糖はどのように作られているのかというと、サトウキビの絞り汁を煮詰める段階で不純物を取り除くことなく、そのまま固めてしまうのです。

この工程で、なぜ作られた砂糖は白ではなく褐色をしているのかというと「糖蜜」というものが黒砂糖の色の正体なのです。

サトウキビの栄養そのものを凝縮しているので、白砂糖とは栄養成分も違いがあるのです。

黒砂糖は白砂糖とは違って様々な成分を含んでいますから、実に味に深みがあります。

それでも白砂糖よりは甘みが抑えられているというから、おやつにぴったりなんですね。

ちなみに、私は沖縄のちんすこうは大好きです。

後は味に深みを出したい煮物などに入れるととても美味しく出来上がりますよ!

白砂糖とは?

では黒砂糖と違い、綺麗な白いサラサラとしたイメージが強い白砂糖はどのように作られているのでしょうか。

白砂糖は黒砂糖が作られる工程で糖蜜ができた段階で、遠心分離機にかけて糖蜜を分解します。

そして砂糖の結晶のみを残して更に不純物を取り除いて作られます。

白砂糖は大きく分けて「車糖」と「ザラメ糖」に分けられ、ザラメ糖で有名なものが紅茶やコーヒーに入れるサラサラとしたグラニュー糖、車糖で有名なものが上白糖と三温糖です。

三温糖は作るときに糖蜜を少し含ませながら作るため、褐色をしています。

上白糖よりも糖度が低く、味に深みがあるのが特徴です。

白砂糖は黒砂糖と違い、作業工程で様々な精製作業を経ているのですね。

日本では、黒砂糖に比べて白砂糖の方が圧倒的にポピュラーとなっています。

気になる栄養とカロリーは?

それでは、黒砂糖と白砂糖それぞれの栄養はどうなっているのでしょうか?

基本的にそれぞれの作業工程を考えればわかるのですが、黒砂糖は煮詰めたサトウキビやテンサイの絞り汁をそのまま固めているために含まれる栄養素が壊れていないのが特徴です。

そのため、ミネラルが豊富で鉄分やカルシウムも多く含まれています。

カルシウムに至っては、白砂糖は微々たる量しか含まれていませんが、黒砂糖になると2.5倍もの量が含まれているのです。

鉄分も約5倍の量になり、白砂糖にはほぼ含まれていません。

正直に言って、白砂糖は栄養素が全くないと言っても過言ではないのです。

あるのはカロリーだけで、黒砂糖よりも多い数値となっています。

100グラムあたり、黒砂糖は352キロカロリーで白砂糖は384キロカロリーです。

カロリーに至っては微々たる差ではありますが、栄養的に見た場合には違いがこんなにあるなんて、なんだかショッキングですよね!

確かに白砂糖よりも黒砂糖の方が高価ですし、なじみもなかなかないと思います。

しかし、栄養的に見てもからだへの負担などを見ても黒砂糖の方が断然おすすめなのは言うまでもないのです。

このふたつの砂糖の違いをしっかりと押さえて、うまく料理などに活用していってくださいね!

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