毎日キッチンでよく使うサラダ油。香りも少なく、くせがないためどんな料理にも使いやすい身近な存在ですね。
ただ、「サラダ油とはどんな油?」ということについてご存知の方は少ないのではないでしょうか。
『サラダ油とは?』原料やカロリーの紹介から開封の油の捨て方まで、サラダ油に関するあれこれをご紹介します。
毎日使うサラダ油だから知っておきたい、サラダ油の原料やカロリー、そして意外と知らないサラダ油の捨て方について気になる方はチェックしてみてくださいね。
サラダ油とはどんな油のこと?
毎日炒め物や揚げ物に使われるサラダ油は、いったいどんな油なのでしょうか。
サラダ油が最初に日本で発売されたのは大正24年。当時の日本では、まだ油といえば揚げ物のように加熱して使うことが一般的でした。
ですが、その頃のヨーロッパやアメリカでは油と酢と塩を混ぜて作られるドレッシングを生野菜にかけて食べるサラダが流行していたんです。
サラダにかけるため、常温でも濁りにくくなるよう精製度をそれまでの油より高めて作られたのがサラダ油です。
「生でも食べられる油」という意味をこめて、サラダ油という名前が付けられたんですね。
サラダ油のカロリーと原料が気になる!
サラダ油は、原料が規格で定められています。その規格によるとサラダ油の原料は菜種や大豆、ひまわり、とうもろこしなどから精製された油です。
複数の植物油を混ぜ合わせて作られたものは調合サラダ油と呼ばれます。
また、気になるサラダ油のカロリーは、大さじ1でおよそ111キロカロリー。ご飯一膳分で260キロカロリーと考えると、サラダ油大さじ2でご飯一膳弱程度のカロリーになります。
ダイエットなどで摂取カロリーを気にしている方がサラダ油を使った料理をするときは、余分な油をキッチンペーパーでふき取ったりするなど、口に入るサラダ油の量を抑えるようにすると良いですね。
フライパンで炒め物をするときにも、オイルスプレーを使うとサラダ油の使用量自体を抑えられるのでオススメです。
ただし、サラダ油などの油に含まれる脂質は、たんぱく質や炭水化物などと並んで、わたしたちのカラダに必要な栄養素です。
脂質はカラダのエネルギー源になるだけでなく、ビタミンの吸収を助けるなどの働きをしてくれるんです。
「ダイエットしているから」と脂質を全く取らないでいると、カラダに良いどころか悪い影響を及ぼすことも・・・。カラダのためにも、食事の中に適度に脂質を取り入れたほうが良いんですね。
サラダ油の捨て方に気をつけて!
揚げ物に使ったサラダ油を、そのままキッチンのシンクに流して捨てている方はいませんか?
サラダ油をそのまま排水口に流すと、環境によくありませんし排水管のつまりの原因にもなってしまいます。
新聞紙などに油をしみこませてから燃えるゴミとして捨ててくださいね。
適当なポリ袋などに新聞紙などを入れて、油を流し込んで袋の口をしっかり止めれば簡単に処理できます。油の漏れが気になる方は袋を二重にすると安心ですよ。
サラダ油の自然発火を防ぐために、サラダ油を捨てるときはかならずさましてからにしましょう。水も一緒にしみこませておくのもオススメです。
油を捨てるための凝固剤などを利用する場合は、凝固剤の説明書の手順に従ってくださいね。
また、お住まいの自治体によっては廃油を回収してリサイクルしていることもありますので是非一度確認してみてください。
また、一度揚げ物などに使ったサラダ油でもオイルポットに保存しておけば、再度使うことができます。
サラダ油の温度が冷めないうちに揚げカスを網じゃくしなどで取り除いてオイルポットに注ぎ、冷めてからフタを閉めて保管しましょう。
保管したサラダ油を炒め物などに使えば、捨てることなく使い切ることができますよ。