健康にとても良いことで知られるにんにく。
古来よりアジアでもヨーロッパでも薬や料理の材料にもされ続けてきたこのにんにくですが、買った後の扱いで困ったことはありませんか?
例えばもっとにんにくを美味しく食べる調理法や、健康効果が高くなる調理法はないのか?と言う人もいるでしょう。
あるいはにんにくの保存方法をそのまま吊るす方がいいのか、それともオイル漬けにしてしまったほうがいいのか分からない無いと言う人もいるでしょう。
特に保存に関しては今では生のにんにくを買う人も少なく、買った後の扱いを吊るすとかオイル漬にすると言う選択肢があることさえ知らない人も多いようです。
そこで今回は『にんにくの保存関係した特徴や、吊るすのが正解なのか?オイル漬けにするのが正解なのか?』という事について御紹介させていただきます。
にんにくの特徴と保存する時の注意
まずはにんにくにんにくには以下の特徴がある事を覚えておきましょう。
保存にあたり知っておきたいにんにくの特徴
- 植物の球根である
- 湿気に弱い
- 温度変化に弱くはないが栄養成分の変化は起こる
実に当たり前の事でもこうした特徴があるので保存方法として冷蔵庫のなかった時代はにんにくを直射日光の当たらない場所に吊るすことで保存していた訳です。
どうしてなのかを更に詳しく説明しますと、まず植物の球根ですから放っておくと芽が出ます。
植物の発芽に必要なのは栄養と水分と日光ですから直射日光は避けた方がいいわけですし、にんにくは球根ですから過剰な湿気が苦手で何もせずに放置しておくと痛んだり腐りやすくなります。
しかし逆に言うなら水分なしでもある程度中に溜め込んでいる分で枯れるのに時間がかかりますし、高い殺菌力を持ち、温度変化にも意外と強く常温であっても足は速くありません。
これが保存にあたり知っておきたいにんにくの特徴で、古今東西にんにくが人間に使われていた理由のひとつでもあるのです。
にんにくをオイル漬けにする理由
続いてにんにくを吊るす事での保存以上に長期保存が可能なオイル漬の特徴についてをご紹介します。
にんにくをオイル漬けにする事で得られる利点は以下の通り
にんにくをオイル漬けにする事で得られる利点
- 保存期間が延びる
- にんにくをつけているオイルが有用になる
- にんにくの持つ効果を高める働きも期待できる
この利点についてをそれぞれ説明させていただくと、保存期間が延びる理由はにんにくをオイル漬けにするときに使う代表的なオリーブオイルが特に酸化しにくい性質を持っているからです。
そしてまたオリーブいるを使ってにんにくを保存することにより、にんにくの栄養素や香りが染みたガーリックオイルと言うイタリアンなどでは頻繁に使う別の調味料を一緒に手に入れることも出来ます。
最後のひとつはこれまたオリーブオイルの力によるところが大きく、酸化を防ぐオリーブオイルが人体にもたらしてくれるプラスの影響が大きいために、にんにくにお供とあるような働きを更に強化してくれることになる訳です。
結局、吊るすのよりもオイル漬けの方がいいのか?
最後にこの記事の纏めとしてこの事についてを説明します。
結論から言って、それぞれの方法が残っている事から分かるように『どちらも長所と短所があって吊るすよりもオイル漬けの方が良いとばかりも言えません。』
なぜなら以下のような特徴がそれぞれの保存方法にはあるからです。
吊るす場合とオイル漬けにする場合の違い
- 保存期間は吊るすと大体一週間、オイル漬けなら1か月以上の保存が可能
- 吊るすと生のにんにくのまま使えるので用途が広い、オイル漬けはそれに比べると用途が狭い
- にんにくの効果は生の方が強いものもあるので吊るすものとオイル漬けそれぞれで利用したときの効果が違う
以上の事をより詳しく説明すると保存期間だけなら間違いなくオイル漬けのほうが長いです。
しかし例えば揚げにんにくを作ろうとしたり、おろしにんにくを作るのはオイル漬けでは出来ません。
効果の方もにんにくの匂いの基こそがにんにくの健康効果をもたらしてくれるものですので、それがオイルに移るという事はオイルの方に栄養の素が出ていると言うことな訳です。
その為、保存するなら吊るす方がいいのか?オイル漬けの方がいいのか?と聞かれたならばどちらも長所と短所があって吊るすよりもオイル漬けの方が良いとばかりも言えません。
自分の普段の用途と、この記事で紹介した吊るす場合とオイル漬けにする場合の違いを参考ににんにくの保存方法決めてみて下さいませ。