自分だけの味の手作り味噌、せっかく作ったのなら長持ちさせたいですよね。
手作り味噌の保存方法について、常温なのか、冷蔵庫なのか、冷凍庫なのか、どんな保存方法が一番よいのかとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
味噌を家庭で作ると、他にはない自分だけの味のものをつくることができ、熟成する期間によっても味は変わります。
今回は、常温、冷蔵庫、冷凍庫、どの保存方法が一番長持ちさせられるのか、また、味噌を保存する際の方法や注意点などもご紹介していきます。
手作り味噌とは?
手作り味噌を作るには、大豆、麹、塩が基本的な材料となり、また、保存容器やすりばちなどをはじめとした道具も必要となります。
大豆ではない豆を使って味噌を作る方もいるようです。
市販品にも、そういったものはありますよね。
手作り味噌はもちろん一から自分で作ることもできますが、少し敷居が高く感じるという方、は専用のキットも販売されていますので、そういった選択肢もあります。
手作り味噌は一年程度で食べきるのがよいとされていますが、保存方法がよければ2、3年もつこともあります。
ただ、温度の管理が難しいとされており、変色していたり、酸っぱい味がすると食べられなくなります。
味噌は温度が高いと発酵が進み、発酵が進んだ味噌ほど、どんどん濃い色になります。
何年も発酵させた味噌は黒に近いような色であり、これが好きな方もいるようなのです。
そういったことも調節ができ、本当に自分好みの味を作ることができるのが手作り味噌なのですね。
ちなみに「手前味噌」という言葉がありますが、この「味噌」は食品のお味噌のことです。
昔、各家庭で味噌を手作りし、より美味しくなるようそれぞれに趣向を凝らしていたことからこの言葉が生じたそうなのです。
「手前味噌」が自画自賛を意味する言葉であるように、やはり自分自身で作ったオリジナルの手作り味噌は、他とは比べものにならないような、唯一でとても美味しいものとなるのでしょう。
手作り味噌の常温保存
味噌は常温で保存できないということはなく、実際にそうされている方もいるのですが、常温保存には、空気に触れることで菌が繁殖して風味が落ちやすいという側面があります。
問題なく常温で保存している方でも、冷暗所で保存していることでしょう。
ただ、暑い夏には少し心配ですよね。
風味を保つために、味噌を保存をするときには空気に触れないようにしておく必要がありますので、味噌の上にラップをかぶせておくことが有効です。
お味噌を買った時についている紙には、その役割があるのです。
また、作っている過程や、特に常温保存をしていると味噌にカビが生えることがありますが、表面のカビを取り除けば食べることができます。
手作り味噌の冷蔵庫・冷蔵庫での保存
冷蔵庫で保存をすると、発酵や菌の繁殖をおさえてくれる効果があります。
なので、常温よりは長持ちさせることができるでしょう。
では、冷凍庫での保存はどうでしょうか。
なんだか凍ってしまいそうですが、味噌が凍るのはかなりの低い温度でのことなので、家庭で使うような冷凍庫では凍りません。
そして、冷凍庫で保存することによって発酵が止まるため、手作り味噌をより長い間楽しむことができます。
なので、冷凍庫保存が一番おすすめと言えるでしょう。
味噌は発酵の具合によって味が変わるので、好きな味になったら冷凍するのがよいです。
味噌は、だし入りや減塩味噌でなければ基本的に腐ることはないものなのですが、手作り味噌は普通の味噌より塩分が少なめになりがちなので、冷凍保存をしておくと安心です。
腐らなくとも古くなると風味は落ちてきますので、一年程度を目安にして食べるとよいでしょう。
手作り味噌の保存方法は、タッパーなどに入れてラップをかぶせて密閉し、冷凍保存が一番長持ちということですね。