【管理栄養士監修】かぼちゃの煮付けの保存方法と保存期間!日持ちさせる方法とは?

かぼちゃの煮付けを作りすぎてしまったことはございませんでしょうか?

1つ丸ごと買う人は今ではあまりいないかと思いますが、4分の1では少ないかと思って半分のものを買ってきて煮てみると今度は意外と多いなんて経験をした人も多いのではないかと思います。

ではそんな作りすぎたかぼちゃの煮付けは、どれほど日持ちするのかをご存知でしょうか?

かぼちゃ自体が常温でも1ヶ月以上長持ちするため、かぼちゃの煮付けだって冷蔵庫や冷凍庫でなら保存期間も長いだろうと思う人もいるようですが、そんなことはなく、保存方法を工夫しても「基本的に」かぼちゃの煮付けは実はあまり日持ちしません。

でも連日かぼちゃの煮付けを食べたい人はそんなに多くはないでしょうから、やはり何とか保存期間を伸ばしたいと思う人は多いでしょう。

そこで今回はかぼちゃの煮付けの保存方法や保存期間について色々とご紹介させていただいた『かぼちゃの煮付けの保存方法と保存期間!日持ちさせる方法とは?』と言う記事を書かせていただきました。

折角作ったかぼちゃの煮付けを少しでも美味しく保存しておきたい方は是非御覧ください。

かぼちゃの煮付けの保存期間の目安

まずはかぼちゃの煮付けの大体の保存期間の目安をご紹介させていただきます。

  • 常温ではまず1日持たない
  • 冷蔵庫で最大で4日
  • 冷凍庫で2週間

ちなみに生のかぼちゃがどれほど持つのかと言いますと以下の通り。

  • 常温でまるごとのままなら1~2ヶ月
  • 冷蔵庫でもまるごとなら大体1~2ヶ月
  • 冷凍ならまるごとでなくとも大体1~2ヶ月

御覧のようにかぼちゃは煮付けにしてしまうとかぼちゃ自体を保存するのに比べて圧倒的に保存期間が短くなります

これは単純に切ってしまうと内部の水分や栄養価が高いため、それが大量に流れ出てしまいかぼちゃが長持ちしなくなるからと言うのもありますが、それだけではなく火を通すことによりそれを加速させてしまい、カビが生えやすくなったり、腐りやすくなるからなのです。

その為最低でもかぼちゃは常温保存しないようにした方が良いです

生のかぼちゃの長持ち保存方法と保存期間や、かぼちゃの悪くなってしまう理由や変化のより詳細な記事に関しては、次の記事をご覧ください。

どうしても常温保存せざるを得ない場合は以下の保存期間が大体の限界ですのでそれ以内には食べきることをオススメします。

  • 10℃以下で湿度が40~50%ぐらいなら1日程度
  • 15℃前後で湿度が30~60%ぐらいなら8~12時間程度
  • 20℃以上で湿度が40~50%でなければ5時間前後

温度は大体分かるかと思いますので湿度の基準だけ簡単にご紹介しますと、ちょっとじめっとするぐらいの環境だと60%を超えていると思ってください。

より具体的には6月~9月で大体平均湿度が75%~79%程度、冬の乾燥していると感じる時で30%~40%と言われています。

なのでやはり特に危険なのは夏場梅雨時なのですが、実質的に春先から夏から秋にかけてぐらいまでの時期でも結構危なく、冬場以外は本当にすぐかぼちゃの煮付けはダメになると思ってください

では次はタイトルにもありますように、冷蔵庫でかぼちゃの煮付けを保存するとどれほど日持ちするのかをご紹介します。

かぼちゃの煮付けは冷蔵庫ではどれほど日持ちするのか?

上記でもご紹介したようにかぼちゃの煮付けの保存方法で大事なことは温度と湿度ですから、その両方がかぼちゃの煮付けにとって最適な状態に出来る冷蔵庫でならある程度長持ちさせることが出来ます

長持ちさせるためのポイントは以下の通り。

  • しっかりと冷ましてから保存すること
  • できるだけ密閉して保存すること
  • 定期的に火を通しなおすこと

具体的にどうすればいいのかといいますと、一番簡単な冷蔵庫での保存方法はかぼちゃの煮付けを入れた器にしっかりラップをして冷蔵庫に入れ、2日に一度ぐらい温め直すだけ。

それだけでも大体2・3日は日持ちします

少々面倒ですが、一番長持ちする方法は以下の通り。

  1. 完成した後、食べる分だけ器に取り出す
  2. 保存する分を鍋のまま水が入らないように水につけて粗熱をとる
  3. 冷ませたらジップロックに入れてできるだけ空気を抜く
  4. 冷蔵庫で保存し、2日に1度は少し食べるつもりでも全部温めなおす

この場合ですと4日は大体食べられますし、5日目でもまだ食べられる状態であることも出てきます

しかし流石に1週間は持ちませんので、それ以上長持ちさせたいのでしたら冷凍するしかありません。

かぼちゃの煮付けを冷凍庫で保存することは出来るのか?

かぼちゃの煮付けは一応冷凍庫で保存することも出来ます。

しかしデメリットがないわけではなく、かぼちゃの種類しだいで解凍した時に水分が出すぎてぐちゃぐちゃになったり、反対にぼそぼそになったりと正反対の方向性で食感が変わり、どの種類でも味がかなり落ちることが多いです

またこの食感がどっちの方向性に変わるかは、煮方にも冷凍の仕方にも、あるいは解凍の仕方にも影響を受けますからどうなるか読めない所もあります。

そうした食感の変化や味の劣化を少しでも抑えるための冷凍の仕方としては、以下の方法がおすすめです。

  1. 完成した後、出来るだけ早く粗熱を取る
  2. 可能な限り水分をキッチンペーパーなどで取る
  3. フリーザーバックに入れキッチリと空気を抜き冷凍庫で保存

当然この場合、煮汁と一緒に保存することは出来ませんから、味が染みることもありませんし、解凍すれば味は落ち、食感が大体悪くなるために美味しくなることはまずありません。

解凍する時も出来れば前日から冷蔵庫に移して解凍した方が良いのですが、食感が落ちるのを覚悟であればレンジで加熱して食べることも出来ます

逆に慣れてくれば自分のかぼちゃの煮付けは冷凍するとどうなるのかを考えて煮たり、敢えてレンジで加熱して食感を調整するなんてことも可能です。

冷凍したかぼちゃの煮付けを少しでも美味しく食べる方法

既にご紹介したようにかぼちゃの煮付けは一応冷凍庫で保存することも出来ますが、食感も味も冷凍すると落ちてしまいます。

しかし冷凍したかぼちゃの煮付けを別の料理にアレンジしてしまうことで、そのままかぼちゃの煮付けを食べるよりかは美味しく食べることが出来ます。

一番おすすめなのは冷凍したかぼちゃの煮付けをマッシュしてしまう料理にアレンジすること

かぼちゃのコロッケやポテトサラダのようなサラダが比較的有名ですが、裏ごししてスープにしてみたり、パンプキンパイやケーキ、プリンなんかにしてみても余程味の濃い煮付けにしていなければ意外と合います。

それ以外ですと「芋餅」のかぼちゃ版「かぼちゃ餅」にしてみるのと「かぼちゃ餡」にしてしまうと言うのがおすすめ。

そのまま食べようと思うと作りすぎて飽きている場合、ちょっと躊躇してしまうかもしれませんが、こうしてアレンジしてしまうことで「ちょっと食べてみようかな?」と言う気にさせてくれるのも、アレンジして使う所の長所です

最後に万が一悪くなってきた時の見分け方をご紹介します。

かぼちゃの煮付けはどうなったら悪くなっているのか?

悪くなったことが分かるポイント

  • 粘り気がある
  • 表面がぬるっとする
  • 酸味のある臭いや味がする
  • カビが生えている
冷蔵庫で保存していても1週間近くなってくるとこうした変化が起きてくる可能性がかぼちゃの煮付けにはあります。

粘り気や表面のぬめりはかぼちゃの種類によっては分かりにくいかもしれませんが、完成したばかりの時とは明らかに違いが出ますので注意してみてください。

酸味がある臭いや味がしてきたらかなり危険でほぼ確実に腐っています。

また殆ど冷凍で保存しておけばこうした変化は起きませんが、味や食感の劣化が2週間を越えたあたりから特に酷くなってきますので、冷凍していても早めに食べるつもりでいることをおすすめします。

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