アガベシロップの糖質と効能!おすすめの使い方とは?

圧倒的な低gi値を誇る甘味料であるアガベシロップというものをご存知ですか?

糖質を取りすぎるのが体に良くないということが当たり前のことになってから、砂糖の変わりに使える甘味料というのがいくつも世の中に出回りましたが、アガベシロップもそうした甘味料の1つ。

このアガベシロップは砂糖の変わりに使える甘味料の中でも砂糖に勝るいくつもの長所があり、欧米諸国で流行りましたが日本では流行る前に問題点が指摘され始め、あまり流行ってはいないので知らない人も多いかと思います。

しかしアガベシロップにはやはり砂糖にはない効果・効能があるのは間違いありませんし、使い方次第では砂糖よりも優れている面がたしかにあるので、どんな物かさえ知らないでいるのは少々勿体無い話。

そこで今回はそんな「アガベシロップとはどういうものなのか?」から、アガベシロップのgi値、糖質、効果・効能などやアガペシロップのオススメの使い方までをご紹介させていただく『アガベシロップの糖質と効能!おすすめの使い方とは?』と言う記事を書かせていただきました。

アガベシロップという甘味料に興味はございませんでしょうか?

アガベシロップとは?

まずはそもそもアガベシロップとはどういうものなのかを簡単に説明させていただきます。

アガベシロップとは「アガベ」または日本では「竜舌蘭(リュウゼツラン)」とも呼ばれると言う名前の植物からとった樹液

アガベや竜舌蘭(リュウゼツラン)がどんな物かも想像できない方は「アロエのような見た目のメキシコのサボテンがあるような場所に生える植物の仲間」だと思っていただければ大体間違いありません。

主な産地はメキシコ・南アフリカでして、お酒に詳しい方ならばテキーラを作る原料として知っている方もいるでしょう。

この「アガベ属」として分類される植物の樹液を煮詰めた汁、つまりシロップがアガベシロップです。

アガベシロップの特徴としましてまず強い甘味と甘さのわりに驚きの低gi値であることがが挙げられます。

アガベシロップの甘さは砂糖の1.5倍ほどであり、ハチミツやメープルシロップと比べても更に甘いのです。

しかしそれでも糖質は100gあたり68gであり、砂糖と比べると30%ほど低く、カロリーも310kcalと384kcalの砂糖に比べれば少々ではありますが低くいです

そしてそれだけの甘さを誇るのにアガベシロップのgi値は砂糖のgi値が110なのに対し、低い物で17、高い物でも30と言う驚きのgi値です

gi値とは食事した後の血糖値の上昇を促す度合いを示した数値です。高ければ高いほど食事の後の血糖値が一気に高くなるものだと思ってください。

その他の特徴としては、甘味料として使われるシロップ類の中では圧倒的に粘度が低く冷たい水にも直ぐ溶けることや、種類によっては匂いもあまりないこと、色も薄いことなどが挙げられ甘味料の中でも非常に使いやすいと言えます。

ではそんな魅力的に聞こえるアガベシロップにはどんな栄養素があり、そのことからどんな効果・効能があるのかを続いてご紹介させていただきます。

アガベシロップの持つ栄養素と効果・効能

アガベシロップに含まれる栄養素で注目して欲しいものは以下の通り。

  • 果糖
  • イヌリン
  • ポリフェノール類

これらがどのような特徴を持っているかと言いますと以下の通り。

果糖

アガベシロップの半分以上を占める成分。

果糖は全ての糖類の中で最も水に溶けやすい糖であり、砂糖の主成分でもあるショ糖と言う糖の1.7倍程の甘味を感じると言う糖の中で最も甘い糖。

血中で分解されないためgi値も低く、インスリンの上昇を引き起こさないと言う特徴もあります。

つまり水に溶けやすい、砂糖よりも甘い、gi値が低いなどのアガベシロップの砂糖に比べて勝ると言える特徴のほとんどは構成成分のほとんどが果糖であるためなのです。

イヌリン

水溶性食物繊維の1種であり、デトックス効果とカルシウムやマグネシウムの吸収を促進する効果があるとされています

またこの成分も血糖濃度上昇を抑制することに加え、腸内細菌によって分解された後の成分がインスリン感受性を向上させる効果があるとしてアガベシロップの低gi値の力に一役買っています。

ポリフェノール類

アガベシロップは「ケンペロール」、「クェルセチン」と言ったポリフェノール類も多くはないですが含んでおり、抗酸化作用があると言えます

こうした栄養素を含むことから主に以下のような効果・効能があると言えます。

  • ダイエット効果・生活習慣病予防
  • 腸内環境の改善
  • アンチエイジング効果

これらの効果・効能がどれも女性にとっては特に魅力的に思われるようなものであり、「海外のモデルやセレブたちも注目している甘味料」とか「アメリカのマクロビオティックの最先端」なんて言葉とともにアガベシロップはオススメされている商品です。

しかし実際「アガベシロップは砂糖の変わりに使える」と言われても砂糖とはかなり見た目からして異なっているため二の足を踏む方も多いかと思いますので、続いてはそんなアガベシロップの使い方についてをご紹介させていただきます。

アガベシロップのオススメの使い方

ここではアガベシロップのオススメの使い方についてをご紹介させていただくのですが、その前にまずアガベシロップには次のような種類があると言うことから先にご紹介させていただきます。

最初に大きく分けるとブルーアガベだけを原料として作られた「ブルーアガベシロップ」と数種類のアガベやその他の甘味料などの複数種類の原料からなる「アガベシロップ」に分けられます。

より効能が高いとされているのはブルーアガベですが、味そのものは確実にどちらが上と言うこともなく、この種類の差では使い方を分ける必要はありません。

続いての分類として言えるのが「RAW(ロー)」の文字が付いているかいないかです。

「RAW (ロー)」は普通に日本語に訳せば「生」と言う意味ですが、熱を加えず作った物だけでなく実は「48℃以下の低温で煮詰めたもの」もこの分類の中には入れますので、確実にそうとも言い切れないのですが加熱による栄養素の消失がないため、特に糖分以外の栄養価が高いと言われています。

ミネラルが多い分「RAW (ロー)」の方が味に雑味を感じたりする人もいますが、この分類でも特に使い分けは気にしなくても大丈夫です。

そして最後にフィルタリングの加工の段階での分類が3つあります。

  • ライト
  • アンバー
  • ダーク

これらの種類の違いでオススメの使い方が変わりますのでそれぞれの特徴を詳しく説明させていただくと次の通りです。

ライト

1番フィルタリングがしっかりされており、白砂糖やグラニュー糖の変わりに使いやすい

味、香り、色、どれについても殆どこれと言った特徴がなく、ただとても甘いだけの無色透明の液体ですから砂糖の変わりに使うならばこれがオススメ

砂糖の変わりに使う量は大体3分の1が目安です。

アンバー

フィルタリングが2番目にしっかりされている。

ぱっと見は蜂蜜のように見える色をした種類でキャラメルの香りと、みりんのようなコクがあります

砂糖の変わりに使うならば多少は色や香りが付いても問題ないような時、あるいは敢えて隠し味にしたい時にオススメです。

砂糖の変わりに使う量は大体3分の1が目安ですが、飲み物に入れる場合は更に少なめにした方が良いです。

ダーク

やや荒めのフィルタリングだけがされていて沈殿物も結構見受けられる。

メイプルシロップを更に暗くした感じの色をしていてキャラメル風味と言うよりもカラメルソースと黒蜜の中間のようなコクと香りなため普段白い砂糖を使う方が変わりに使うのはやや難しいです

コーヒーや紅茶に敢えて使ったり、パンやホットケーキにかけたり、煮物のような深みのある香りやコクを楽しめる料理に使うのがオススメ。

砂糖の変わりに使う量は大体3分の1よりやや少なめにするのがベターで、別の甘みの元がある料理や飲み物に使ったりするなら4分の1でも十分。

 

これらの種類の違いに加えて更にメーカーごとにも色々と違いが出てくるのですが、どれも基本的に使い方としてオススメなのは上記の通りですので参考にしてみて下さい。

最後にアガベシロップの注意点についてご紹介します。

アガベシロップの注意点

アガベシロップは健康に良いとされていますが、アガベシロップにもアガベシロップで砂糖とは違った問題点もあり、結局食べ過ぎれば害にもなるのです。

詳しくは別記事『アガベシロップが危険と言われる理由とは?妊娠中や赤ちゃんへの影響!』で触れていますのでそちらを御覧ください。

その為「使う量を砂糖の3分の1以下にして初めて多少健康的にマシになる」と言う程度のものです。

どれほど健康に良いとかダイエットに効くと言っていたとしても、あくまでも「砂糖や他の甘味料に比べて~」と言うものであることは忘れないようにしてください。

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