スイカの栄養と効能!カロリーや糖質はどれくらいあるの?

スイカは日本の夏の風物詩であり、瑞々しい果肉の水分と甘味から多くの人に愛されている果物。

しかしそんな誰もが一度は食べたことがあるであろうスイカですが、実はとても低カロリーで低糖質の上、特定の栄養素が多く含まれており、美容や健康に嬉しい効果効能があるということをご存知でしたでしょうか?

もしくは実はスイカの皮にも特定の栄養素が含まれているということや妊娠中の方にもおすすめの食品であると言うことをご存知でしょうか?

恐らくほとんどの方はスイカを食べたことはあっても、こうした成分や効果効能についてはご存知で無いかと思います。

そこで今回はスイカが実は美容と健康に良い食べ物であると言うことを知ってもらいたいと思い「どんな栄養があるのか?」、「どんな効果効能があるのか?」そして「食べ過ぎると害があるような物なのか?」などについてを多くの方に知ってもらうおうと思い『スイカの栄養と効能!カロリーや糖質はどれくらいあるの?』と言う記事を書かせていただきました。

ただ瑞々しくて美味しいだけでなく、実は体に非常に良いスイカについて興味があったりはしませんか?

スイカに含まれている栄養素

まずはスイカに含まれる美容と健康のためになるような代表的な栄養素をご紹介させていただきます。

  • カリウム
  • βカロテン
  • リコピン
  • シトルリン

これらが何故体に良いのかと言いますと以下の通り。

カリウム

体の塩分濃度を調整する働きで有名な成分。

その為どろどろの血液をサラサラにする効果やアルコールや塩分を大量摂取したあとの体の不調を直す効果などが有名です。

しかしこの成分はそれだけでなく体内の毒素や老廃物を排出させる成分でもあり、デトックス効果が非常に高いことから、花粉症などのアレルギー症状の改善にも効果がある成分でもあるとされています。

βカロテン

人参に含まれていることで有名である赤っぽくなる色素でカロテノイドの一種。

体内で必要とされるだけビタミンAになる特性があり、過剰摂取でかえって体を害する心配があるビタミンAを安全に体に取り込むことが出来、皮膚や目の粘膜を健康な状態に保つのに役立ちますし、喉や肺など呼吸器系統を守る働きや高い抗酸化作用もあります

リコピン

こちらはトマトの赤色の色素の素として有名なカロテノイドの一種。

上記のβカロテンの2倍以上もの高い抗酸化作用や血管を強くしなやかにしたり、血液をサラサラにする効果が有名ですが、体の細胞やDNAを守る働きや体の免疫を担う細胞を活性化し、免疫力を高めて病気になりにくくする効果もあります

シトルリン

一部では「スーパーアミノ酸」とも呼ばれることもあるスイカの果汁から日本の研究者が発見したアミノ酸。

一酸化窒素と言う成分の生成を促すことで血管を広げる作用があり血液の循環を良くする効果がもっとも有名であり、血行不良で起こる問題はもちろんのこと、運動能力の向上から疲労の回復を早める効果もありますし、体内の毒素や老廃物を排出させるデトックス効果も高いです

正しこの成分は実はスイカの皮に近い部分にこそ2倍近く多く含まれている成分であるそうでして、この成分をしっかり取りたいならば皮の部分まで工夫して食べる必要があるそうです

以上の成分に加え、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルやビタミンB群やビタミンC、Eなどのビタミンもスイカは含んでおり、何より全体の90%以上を占めると言う非常に高い水分含有量を誇っています。

その為正に暑さ対策に食べるのにうってつけの食べ物であり、暑い場所または時期では古くから愛されてきたのも納得できる食べ物なのです。

そしてそうした栄養素を含んでいるためスイカには以下のような効果効能があると言えます。

スイカが持つ効果効能

上記でご紹介したような栄養素がスイカには含まれておりますので、主に以下のような効果効能があると言えます。

  • 血流の正常化
  • 夏バテや熱中症予防
  • 美肌効果
  • 疲労回復・運動能力の向上
  • ダイエット補助効果
  • アンチエイジング

どうしてそんな効果があるのかをより詳しくご紹介させていただくと以下の通り。

血流の正常化

水分が非常に豊富であり、血管を強くしたり広げたり、血液をサラサラにするような効果効能を持つ成分が多く含まれており、血流を良くする効果がスイカにはあります。

その為むくみや冷え性、肩こりといった夏場に女性が特に困る問題の解決に役立ちますし、動脈硬化を予防し脳血栓や心筋梗塞といった命に関わるような病気になることを防ぐ力があると言えます

夏バテや熱中症予防

水分だけでなく、ビタミンやミネラル、糖分など汗と一緒に流れ出てしまう成分を補給することも出来て、カリウムが多く含まれていることから利尿作用が高く体の水分を入れ替えることで体の放熱を助ける力がスイカにはあります

また胃や腸の動きが悪くなりやすい時期でも比較的食べやすく、免疫力を向上させる成分も多いことから夏バテによる連鎖的な体調不良から体を守る効能もあると言え、暑い場所や時期では是非とも食べたい食べものであると言えます。

美肌効果

血流を良くする効果やデトックス効果がある成分が多いだけで無く、肌の健康を守るだけで無く新陳代謝を促し肌のターンオーバーを促すビタミンAになるβカロテン、シミの元になるメラニン色素の形成を押さ、肌の弾力性を保つコラーゲンの形成を促すビタミンCなどをスイカは含んでいます。

また抗酸化作用が高い成分も多く、後ほど詳しく触れますが老化防止の効果も高いため美肌効果があると言えます。

疲労回復・運動能力の向上

血流を良くすることで運動機能が上がることはもちろんのこと、疲労を感じる原因のひとつ「アンモニア」を尿素へと分解し対外に排出するシトルリンが疲労回復に非常に効果的です。

また脳への血流量も相対的に増えるために精神的疲労の緩和効果もありますし、筋肉痛や腫れなどを早く治癒する効果もあると言えますのでスイカには疲労回復・運動能力の向上の効能があると言えます。

ダイエット補助効果

スイカの美容と健康への働きとして特に注目が集まっている効果効能の1つ。

詳しいことは後ほどご紹介させていただきますが、スイカはその殆どが水分であり、低カロリー低糖質な食べ物ですし、運動能力や代謝機能をサポートする成分が多く含まれており、脂肪が燃えにくくなる原因の1つである脂肪が酸化するのを防ぐ力があります。

また食べれば食べるだけ痩せると言うものでこそありませんが暑い時に良く食べられるアイスや冷たい洋菓子などの甘い物の変わりに食べることでの「置き換えダイエット」にもなりますのでスイカにはダイエット補助効果があると言えます。

アンチエイジング

血流を良くし、肌をキレイに保ち、高い抗酸化作用を持つ成分が多いためスイカにはアンチエイジング作用があるということができます。

また疲労回復効果や夏バテなどでの食欲減退の軽減効果もありますので、他のアンチエイジング作用がある食べ物をある程度摂取しやすくする効果もあると言えますし、デトックス作用が高いことや免疫力を高める効果もあることから内臓への負担を減らすことでの老化防止作用もあると言えます。

以上のような効果効能が主にスイカにはあり、非常に美容と健康に良いと言うことが分かってもらえるかと思います。

意外な所ですと妊娠中の方にもおすすめ

血流への効果でむくみや妊娠高血圧での立ちくらみやめまいが生じやすくなるのを防いでくれますし、妊娠中の体内のビタミンやミネラルが胎児へ送られることでの急激な肌の衰えを緩和してくれます。

しかしそんなスイカですが、流石に食べたら食べただけ良いと言うことはなく、食べ過ぎによる副作用のような害がないこともないのです。

そこで続いてはスイカを食べ過ぎたらどうなるのかについてのお話をさせていただきます。

スイカを食べ過ぎることでの害はあるのか?

健康に良いと言われるものは余程まずくなければついつい食べ過ぎてしまうものですが、スイカを食べ過ぎてしまうとかえって体に悪いです。

具体的にどんな害があるのかと言いますと次の通り。

  • 消化器官の不調
  • 腎臓への悪影響

消化器官の不調については単純に水分の取り過ぎが一番の原因です

大量の水分を摂取することで単純に胃液が薄くなり消化能力が落ちますし、大量の水分を出し入れすることで体を冷やす効果もスイカにはありますので、体温が内臓にとっての適温から低くなってしまい負担をかけることが多くなるからです。

その為油分や食物繊維が多く含まれる食べ物を普段から多く食べる方はなおさら注意が必要ですし、体が冷えやすいと言う方も注意が必要

末端冷え性など血流の悪さから来る冷えにならば改善効果もありますが、基礎体温が低い方や風邪などで体温を下げない方が言い方は食べ過ぎに注意です。

またスイカを沢山食べることでカリウムを大量に摂取してしまうために、腎臓が弱い方などはカリウムを血中に貯めこんでしまい腎臓に更に負担をかけることになります

カリウムの摂取量制限が出ているような方でなければそこまで気にすることでもありませんが、腎臓が弱い方には大きな問題となりますのでご注意ください。

そんな過剰摂取を起こさないようにし、健康効果を得ることが出来る適量としては1日200グラムが推奨されています

この量は正確ではありませんが大体S玉の1/8カット、L玉で1/14カット、あるいは1口サイズのスイカが約7・8個分ぐらいの量ですので参考にしてみて下さい

スイカでダイエットができるというのは本当なのか?

スイカの効能について調べる方の多くは恐らく『あんなに甘い食べ物なのにスイカにはダイエット効果があるのか?』と言うことの真偽を確認したい方だと思いますので、今回はスイカのダイエットへの効果についてを別の章でご紹介させていただきます。

まず結論から申しますとスイカを食べることでダイエット補助効果は得られます

とは言えこれはもちろんスイカを食べれば食べる程やせると言う話ではありません

どういうことかを順を追って説明させていただきますと、まずスイカ自体が100gあたりで糖質9.5g、カロリーは37kcalですから余程大量に食べなければ太れるものではありません

もちろん0カロリー0糖質ではありませんから食べないよりも食べた方が太りやすくはありますが、何せ同量でミカンは45kcal、リンゴは54kcal、バナナは86kcalのカロリーであり、そうしたヘルシー健康食とされる果物以上には太りにくいです。

更に質量の90%以上と言う大量の水分を含んでいるため満腹感は多くなりますし、消化液が薄まるため他の食事量も多くは食べられなくなる効果もあり、既に【スイカが持つ効果効能】の所でご紹介したように運動能力や代謝機能をサポートする成分が多く含まれており、脂肪が燃えにくくなるのを防ぐ力がありますから脂肪の燃焼を助ける効果もあります。

その為毎日食前適量(約200g)を食べることで食べないよりもダイエット効果が上がることが言え、スイカを食べることでダイエット補助効果は得られるわけです。

もちろんあくまで「ダイエット補助効果は得られる」だけですので、スイカを食べれば痩せるわけではないことは忘れないでください

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