【管理栄養士監修】舞茸の日持ちする保存方法と賞味期限!傷みの見分け方とは?

舞茸は賞味期限が意外と短い食品であり、傷みやすいので一週間や二週間長持ちさせるためには保存方法の工夫が必要な食べ物です。

しかし単純に「一週間や二週間ぐらい長持ちする」とだけ思っている人も多く、普通に冷蔵庫に入れたまま放置してしまって若干酸っぱい臭いがしたり、水っぽくなってしまったり、時には白カビが生えてしまうこともあると言います。

そこで今回は、舞茸の保存方法別の大体の賞味期限や、傷み始めた時の見分け方の見た目と匂いで分かるポイントなどを解説した 『舞茸の保存方法と賞味期限!傷みの見分け方は?』 と言う記事を書かせていただきました。

舞茸の保存についての色々な情報に興味はございませんでしょうか?

舞茸の主な保存方法と賞味期限

まずは舞茸の保存方法別の賞味期限をご紹介します。

  • 冷蔵庫で保存して大体2日から4日
  • 冷蔵庫では保存期間を伸ばすように工夫しても3日から5日
  • 冷凍庫で最大1ヶ月
  • 乾燥させて保存して2週間から3週間

御覧のように舞茸は普通に冷蔵庫で保存していては次の日に悪くなることもありますし、長持ちするための工夫をしても冷蔵庫では1週間はまず持ちません

常温では更に賞味期限は短く、高温多湿の夏場や梅雨時は次の日に既に水っぽくなっていたり、酸っぱい匂いがし始めることもありえなくはありません。

しかし逆に冷凍庫で保存したり、乾燥させて保存すれば一週間と言わず二週間以上余裕で持たせる事ができるようにもなりますので、「一週間から二週間もつのは嘘?」と言うタイトルにある質問への回答としては「嘘ではない」と言えます。

生のままでは長持ちしない反面、冷凍や乾燥させることで長持ちさせることが出来るようになると言うのはキノコ類のほとんどについて当てはまる特徴なので、安くキノコ類を沢山買ってきたときは当日に使うもの意外は一回分ずつ小分けにして冷凍するのをおすすめします。

ではそうした賞味期限を踏まえた上で、それぞれどんな風にして保存するのが望ましいかを次は簡単にご紹介させていただきます。

冷蔵庫で保存する時のおすすめの方法

冷蔵庫で保存する時のポイントは過剰な水分を与えないようにすること

気にしておきたいのは敢えて濡らさなくとも、キノコ自体が水分を多く含む食べ物なので、密閉しすぎると自分の水分でダメになってしまうことです。

特にスーパーなどで売られている状態のパックなどは異物や虫の混入を防ぐためや、ほこりが付いたりしないようにかなり密閉性が高く、そのまま保存するとキノコの出す水分で傷みやすくなりますのでパックから出して保存する方が長持ちします。

またどの野菜もそうですが、傷が付いたり一部が潰れてしまえばその部分から痛み始めるので、柔らかい舞茸は潰れないように注意することも大事なことです

以上のポイントを抑えたより具体的なおすすめの冷蔵庫での保存方法は以下の通りです。

  1. パックから取り出す
  2. 「洗わずに」汚れやごみを落とすだけにする
  3. ラップやビニールに入れ、ゆるく密閉
  4. つぶれないようにして冷蔵庫で保存

大体これだけのことに気をつけて保存するとキノコの元々の鮮度にもよりますが、3日から5日ぐらいが賞味期限になります。

冷凍庫で保存するおすすめの方法

舞茸は冷凍庫で保存するのが1番長い賞味期限を確保できて、保存方法も簡単なのでおすすめです。

そして冷凍庫で舞茸を保存する時も冷蔵庫の時と同じで、過剰な水分をつけないことと、傷が付いたり潰れたりしないようにすることが長持ちさせるポイント

その為冷凍庫で保存するなら具体的には以下の方法で保存するのがおすすめです。

  1. パックから取り出す
  2. 石突きを切り落としある程度の大きさにバラす
  3. 「洗わずに」汚れやごみを落とすだけにする
  4. ジップロックに1回分ずつ入れる
  5. 潰さないようにして出来るだけ空気を抜く
  6. 冷凍庫に入れ保存

簡単に解凍されてしまいますので、調理するときは凍ったまま使うのがおすすめ。

むしろ解凍してから使うと冷凍したことにより中の水分が出てしまいやすくなっていますし、唯でさえ落ちた食感がより落ちてしまったり、匂いや栄養が水分と一緒に流れ出てしまうので注意です。

賞味期限は大体1ヶ月ですが、普通の家庭用以上の低温にまで下げられる冷凍庫であると2ヶ月以上持たせることができます。

冷凍するとこの他にも火が入りやすい、味がしみやすいメリットもありますが、生の舞茸以上に味や匂いなどの栄養成分と一緒に色が水分と一緒に溶け出しますので料理の色が悪くなりやすいデメリットもあります。

乾燥させて保存するおすすめの方法

キノコ類の多くは古来より乾燥させることで賞味期限を延ばし、広い地域で使われてきましたので、舞茸の賞味期限を長くさせるのにも乾燥させると言うのは有効な方法。

そんな乾燥させて保存する時のおすすめの方法は以下の通り。

  1. パックから取り出す
  2. 石突きを切り落としある程度の大きさにバラす
  3. 「洗わずに」汚れやごみを落とすだけにする
  4. ネットやざるに重ならないように並べ、軽く塩を振る
  5. 風通しの良い場所で直射日光にしっかりあてる
    (夜は必ず室内にしまってください)
  6. 3日から5日繰り返す
  7. 乾燥剤と一緒にジップロックに入れる

これで大体3週間、冷蔵庫で保存すれば最大1ヶ月間の賞味期限にすることが出来ます。

調理する時はサッと水洗いして50℃前後のお湯に10分から20分ほど浸して戻し、2・3分下茹でして使うと生の舞茸と同じような感覚で使えます。

冷凍した時よりも干した方が栄養価と旨味が高くなるというメリットもありますが、見ていただいたら分かるようにこの方法はかなり手間がかかるのがデメリットです。

更には天気が連日良くないとうまく干しきれず、思ったよりも早く傷んでしまうこともあります。

その為トータルすれば舞茸は冷凍庫で保存するのが1番なのですが、味や栄養を追及したいという方は結構味も栄養価も変わってきますので是非1度お試しください。

賞味期限に大きな影響は与えられないのですが、半日天日干しするだけでも味が変わると言いますので興味がある方は試して見てください。

では最後にこうした保存方法をしていても、悪くなってしまった時のための傷み始めてきた時の兆候などをご紹介させていただきます。

舞茸は傷み始めてきたらどうなるのか?

舞茸は傷み始めると匂いと見た目からまず変わってきます

具体的には香りが落ちて、妙面のハリがはくなってきたらそろそろ傷み始めると思ってください。

その段階を超え、悪くなってくると以下のような変化が舞茸に起こってきます。

  • 表面が水っぽい
  • 白カビのようなものが付いている
  • 酸っぱい臭いがする
  • 触るとぬるっとする

舞茸が悪くなり始め、ハリがなくなった後は大体水っぽくなり始めます。

この段階では問題なく、まだ食べられるのですが、味は結構落ち始めていますし、食感はかなり劣化しています。

この段階を超えると白カビのようなふわっとしたものが舞茸の周りに出始めますが、実はその白カビのようなものは、舞茸が生命の危機を感じて菌糸を出しているだけのこともあり、この段階だと少し付いているぐらいならばまだ食べられることもあるのです。

問題なのはその白カビっぽいものが「一部にほんの少し付いている」を超えてきた段階です。

沢山白っぽいものが出始めてきたら今度こそ白カビの可能性もありますし、何よりそうなってきた舞茸は大体が「酸っぱい臭い」や「触るとぬるっとする」と言う変化を起こしていると思います。

この段階だとほぼ確実に腐っている状態ですので、そうなった舞茸は絶対に食べないようにしてください

スポンサーリンク
スポンサーリンク

逆引き検索