パン粉は、トンカツやエビフライなどの揚げ物の衣に使ったり、ハンバーグのつなぎにいれたり、皆が大好きなごちそうを作るのに欠かせません。
ですが、パン粉を一袋買ってきて揚げ物を作った後、パン粉が余ってしまい気がつけば賞味期限を過ぎてしまっていた・・・なんて経験はありませんか?
「開封した後、ちゃんと保存していたつもりなのにパン粉にカビが生えていた」
「パン粉は冷凍保存するといいと聞くけれど、冷凍した後は賞味期限を過ぎていても大丈夫?」
そんな疑問を解消するために、上手にパン粉を保存して、パン粉をもっと活用する方法をご紹介します。
パン粉の保存方法について
まず、パン粉に種類があることをご存知でしたか?
市販されているパン粉には大きく2つの種類があります。
パンをそのまま粉砕して作られる、生パン粉。
そしてその生パン粉を乾燥させて作られる、乾燥パン粉。
この2種類があります。
生パン粉は乾燥パン粉に比べて水分が多いため日持ちはしませんが、ボリューム感を出しやすくフライなどにするとサクサクとした食感を楽しめます。
とんかつ専門店などで使われているのは生パン粉だそうです。
使い切れなかった生パン粉は、密封して冷凍庫での保存をオススメします。
乾燥パン粉は乾燥させているため賞味期限も長く保管しやすいですが、生パン粉より食感はどうしても劣ります。
ですが、生パン粉よりも油を吸う量が少ないので揚げ物のカロリーを少しでも抑えたいときには乾燥パン粉を使うと良いでしょう。
お弁当に入れるフライを作るときにも、乾燥パン粉がオススメです。
乾燥パン粉でもフライの衣を生パン粉のようにやわらかくしたい、というときはパン粉に食パン程度のやわらかさになるまで霧吹きで少しずつ水を吹きかけて湿らせてください。
水を吹きかけすぎると揚げる際に、油がはねやすくやりますので注意してくださいね。
また、湿らせたパン粉は保存できませんのですぐに使い切ってしまいましょう。
開封した乾燥パン粉を保存する場合は、密封して冷暗所で保存しましょう。夏場やすぐに使わない場合は冷蔵庫で保存すると安心です。
生パン粉、乾燥パン粉どちらの場合も、衣付けなどでお皿やバットに出して使いきれなかったパン粉は捨ててしまうか、保存せずすぐに使い切ってしまってください。
パン粉は元々パンを細かくしたものなので、残ったパン粉を卵・牛乳と混ぜてフレンチトーストやパンケーキにアレンジしてしまうのもオススメですよ。
冷凍したパン粉はどうやって使うの?
冷凍した生パン粉を使う場合、電子レンジの解凍機能などは使わずに常温で解凍してください。
解凍する量にもよりますが、だいたい5分ほどで解凍できます。
使いたいときにすぐ使えるので便利ですね。
解凍したものを再度冷凍するのはパン粉が痛みやすくなるので避けましょう。
生パン粉が多く余ってしまった場合は、小分けにして密封し冷凍保存したほうが使う分だけ解凍できるので便利です。
パン粉の賞味期限について
生パン粉を冷凍保存している場合は、冷凍して1ヶ月を目安に早めに使い切ってしまいましょう。
「揚げ物をそんなに頻繁には作らないので生パン粉の使い道に困る・・・」という方は、オムレツや卵丼などの卵料理に混ぜ込んでみてはいかがでしょうか。
生パン粉を卵に混ぜて焼くとカンタンにふわふわに仕上げることができますよ。
乾燥パン粉を密封して冷蔵庫で保存している場合、半年程度は使用することができます。
また、「袋を開けたばかりのパン粉なのにすこし酸っぱいニオイがする」ということがありますが、保存性を高めるためにメーカーがph調整剤を使用しているためですので、パン粉が悪くなっているということではありません。
酸っぱいニオイが気になる、という方は使用する分をお皿やバットに広げて5分ほど置いておくと気にならなくなりますよ。
また、パン粉が家にない場合は、色々なものが代用品になります。パン粉を切らしてしまっている方は是非チャレンジして見てくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。