本格中華の味が出せるということで「本物志向の味」を出したいという人に非常に人気の高い中華調味料がウェイパーです。
でも、実はネットでウェイパーと検索してみると上位に「ウェイパー 危険」と出てくるんですよね。
これはウェイパーを日々愛用しているわたしにとっても聞き捨てならないことです!
やはり危険というのは原材料や化学調味料などの成分のことを言っているのでしょうか?
そこで今回はそんなウェイパーの原材料や成分について徹底的に調べてみました。
ウェイパーって何?
多くの人がウェイパーと認識しているのは、現在の「創味シャンタンDX」かもしれませんね。
というのも2015年3月末までは、現在販売されている創味シャンタンDXがウェイパーとして販売されていました。
しかしウェイパーの販売元と創味食品とのトラブルから、現在はウェイパーの中身が変わってしまったんですね。
しかし、中身は変わっても中華万能調味料としてウェイパーは未だに根強い人気を集めています。
他の中華調味料と違うところが、缶に入った固形のタイプというところです。
使いたい分だけスプーンですくって使うという形ですね。
個人的にはウェイパーは開封後は冷蔵庫保存なのですが、冷えるとカチカチに固まってスプーンでなかなかすくえないのが歯がゆいところです(笑)
ただ、やはりウェイパーを使うことで家庭で作りながら本格中華のお店の味を再現できるとのことなので、決してお値段は安くないのですが全国にファンはたくさんいます。
中にはお店で実際に使っているという場合もあるみたいですよ!
チャーハンもスープも炒め物も、このウェイパーひとつで他の調味料が要らないくらいの味になる魔法のような中華調味料なのです。
危険な原材料はあるの?
ウェイパーというと、鶏ガラと豚ガラをバランスよくブレンドした中華万能調味料と謳っています。
これだけだと、ほんだしやコンソメなどと同じような感じの旨味調味料といった印象を受けるのですが…。
実は、ウェイパーが危険だと言われてしまうのは原材料の鶏ガラや豚ガラが悪いわけではなく「中華」に使う調味料ということで「中国産」の調味料なのではないか?
そんな考えが独り歩きしてしまい、中国産イコール危険だと判断されているということも大いに関係すると思います。
また、ウェイパーの原材料は「食塩、鶏や豚のエキス、野菜のエキス、動物性油脂、砂糖、乳糖、小麦粉、スパイス、調味料(アミノ酸等)」となっています。
この最後の「調味料(アミノ酸等)」の部分が化学調味料の代名詞である味の素などを連想させて、からだに悪い危険な原材料や成分が含まれていると認識されてしまったのでしょう。
でもよく考えるとウェイパーはしっかり日本の会社が販売している日本産の調味料ですし、からだに危険だと判断されているものを大々的に売り出したりはしないのではないでしょうか?
偏見や憶測などで危険などの悪評が先に来てしまっている部分は否めないところがありますよね。
また原材料の中で食塩が一番含有量が多いという事実にも衝撃を受けてしまいました。
何せ鶏や豚や野菜のエキスより多く含まれているということですから、確かにちょっと危険な香りがします。
化学調味料の成分は?
ウェイパーが危険と言われる理由となっている原材料である「調味料(アミノ酸等)」という部分。
具体的にどんな成分なのでしょうか。
まず、アミノ酸で旨み成分となるとすぐに思い浮かぶのは有名な調味料である「味の素」ですよね。
ウェイパーに含まれるのも味の素と同じ旨み成分であるアミノ酸のグルタミン酸ナトリウムです。
もともとは天然のだしから出た旨み成分グルタミン酸をナトリウムと合成させた食品添加物のことを言います。
例えば、味の濃いものに慣れてしまうなどの味覚依存を引き起こすことも珍しくありません。
ウェイパーが美味しくて、中毒性があるというのは、こうした危険性も同時にはらんでいるからなんですね。
ほとんどの旨み調味料の原材料にはこのグルタミン酸ナトリウムが入っているので、使うのが癖になってしまうのです。
ウェイパーは危険なの?
先ほどのウェイパーの原材料を見ていただいても分かる通り、原材料のトップバッターにきているのが食塩です。
原材料は多く入っている順番で書き出されますから、かなりウェイパーは食塩が使われているということになります。
そのため、ちょっと炒め物に使うだけで塩コショウをしなくてもかなりしょっぱくなるんですね!
高血圧気味の人がウェイパーを毎日のように愛用しているとなると、塩分過多になって危険性が増す恐れがあります。
ただウェイパーが化学調味料だという件に関して、全ての食品から化学調味料をなくして調理するということはなかなか難しいと思います。
そのため、適度に使っていればその点に関する心配は要らないかなというのが正直なところです。
うまく食材本来の旨みを利用しながら、ウェイパーを少しずつ使って工夫していくと、そこまで危険なものではなく逆に便利なものだということです。