パクチーの臭い成分がカメムシ同じだった!!和名では「カメムシ草」と言われるパクチーについて

アジアンテイストが大好きな人ならみなさん口にされたことのある「パクチー」

特にタイ料理で多く使われていますよね。代表的な「トム・ヤム・クン」にもこちらは使われています。

しかし独特なその味や風味から「まるでカメムシを食べているみたい。」とか「これだけは受け付けない」という人も多くいる…かと思えば「パクチー大盛にしてください!」と言ってまわりをあっと言わせる女子がいたり。

その好みははっきりと分かれるとても癖のある、しかし好きになった人にとっては「癖になる」パクチーの臭い成分にはどんな秘密があるのか。

今回は、パクチーの臭い成分がカメムシ同じという衝撃的事実についてご説明していきます。

香りが似ていると言われるカメムシとの関連性は?などについてまとめてみたいと思います。

パクチーってどんな植物?

せり科の植物で、中国では「香菜(シャンツァイ)」英語では「コリアンダー」と言います。ビタミンC・A・カルシウム・鉄・食物繊維が含まれ、消化を助けて食中毒や二日酔いの予防をする効果があるとされています。葉より根のほうが香りが強く、タイ料理では根の方を多く用います。

なんと和名では「カメムシ草」と言われているそうですよ。

パクチーの臭い成分について

とても臭いに特徴のあるカメムシはゴミムシとともに「へっぴり虫(放屁虫)」とも言われているそうです。

そしてパクチーとカメムシには切ってもきれない衝撃の関係があります。

においの成分である「デセナール」「ヘキサーナル」と言ったものがどうやら同じようだという結果があるのです。

ただし、パクチーを食べ過ぎたから取って「人間がカメムシの臭い」には決してなりませんのでお好きな方は安心して食べてくださいね。

では、カメムシはどんな味?おいしいの?

そもそもカメムシを食べる人や国があるのでしょうか…というところから。

あります。ラオスではカメムシと香辛料を一緒につぶし、「チェオ」と呼ばれる調味料が作られています。メキシコではタコスのスパイスとして「生のまま」はさんで食べるそうです。

こちらは調味料としての食べ方ですが、虫を食べる「昆虫食」というのは珍しいことでもなく、アジアでは29国で食べられているということです。日本では昔「イナゴ」を佃煮にして食していましたが、最近はほとんどみかけませんね。いかに日本以外のアジアではいろいろな虫が食べられていることか…。

さて、カメムシの生でのお味とはどんなものなのか?

試してみる機会も勇気もないのでインターネットで調べた情報になりますが…。

タイの市場などではカメムシの細長い身体をプチっと二つ折りにして食べることができるものを売っているそうです。もちろん生の状態で…。

口の中に入れるとまずは「さわやかな香り」が広がり、そのあとからは「舌がピリピリ」するそうです。香りとしては青りんごのような感じ…とすべてのカメムシがそうなのではなく、やはり臭いものもあるようですが…

結論としては「刺激的な味」ということらしいです。挑戦してみたい方はぜひタイの市場へ行ってみましょう。

おわりに

わたし個人ととしてはパクチーは大好きです。しかし、まわりの人はほとんどが苦手、もしくは大嫌い、気持ち悪い、そんなの食べるなんて信じられないとまで言われます。

カメムシ食べてるみたいで怖い…と言っていた友人の言葉はまんざら嘘ではなかったということに関心します。成分まで知っていたとは(笑)

しかしパクチーの愛好家というのはそんなことではひるみません。タイ料理屋さんでは「パクチー大盛で」と堂々と注文していきたいと思います。タイ料理をはじめとするさまざまな料理ですごい存在感を出しているパクチーを愛し続けたいと決めました。

しかしカメムシをはじめとする昆虫食は食べる勇気はまだありません。でも、食べられたら別の世界が広がるのかもしれませんね。

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