カボスの皮の使い方と栄養!大腸がん予防にはナリンジンがポイント

カボスが、なんと大腸がん予防にとって非常に効果があるとされているのはご存知でしょうか?

しかも、普段捨てているカボスの皮も、大腸がん予防には非常に重要な役割をしているとのことです。

全国で最も大腸がんが少ない県は大分県です。

大分県には、健康長生きをするための秘訣があるのです。

今回は、大分県の大腸がんの低さの秘密であるカボスの皮の使い方と栄養について書いていきます。

大分県は大腸がんによる死亡率が日本一低い

まずは、がんでの死亡率(部位別)を男女で見てみましょう。

女性
1位 大腸がん
2位 乳がん
3位 肺がん

男性
1位 肺がん
2位 胃がん
3位 大腸がん

(出典 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」)

がんでの死因のうち、女性で最も多く、男性でも3番目に多いのが大腸がんです。

そんな中、大分県は大腸がんによる死亡率が日本一低いというデーターがあります。

大腸がんでの死亡率の低い県
1位 大分県
2位 岡山県
3位 奈良県

(出典 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」)

実際に大分県にお住まいの現在100歳の男性に、ある番組がいったいどういう食事をしているのかお昼の様子を取材していました。

100歳の男性のその日の食事の内容は、白ご飯にお味噌汁、焼き魚といたって普通のお昼ご飯でしたが、一つ普段あまり食べない柑橘類がありました。

それは、カボスです。

どうやらカボスが好きでしょっちゅう食べるとのことです。

また、今度はもうすぐ90歳になる大分県在住の男性に取材でよく食べる食べ物をきくと、やはりカボスが出てきました。

どうやら、大分県のカボスの生産量は全国の98%を占め、しかもその半分以上を大分県内で消費するというまさにカボス県なのです。

自宅の庭にカボスの木があるお宅も多く、旬の8月から11月以外も取れるように果汁を絞って保存するという徹底ぶりです。

大分県民は普段どのようにカボスを使っているの?

番組で、今年90歳の大分在中の男性に普段どのようにカボスを使っているのか見せてもらうことになりました。

カボスを一番使うのは、朝に味噌汁にいれることが多いとのことです。

今回の具材は、ねぎ・油揚げ・豚肉・豆腐・玉ねぎ・エノキタケ、そして最後にカボスの登場です。

ですが、搾るだけではありません、ちょっとしたコツがあるのです。

カボスの使い方のポイント

カボスの絞り方にはポイントがあります。

カボスは種が多いので半分くらい切り込みをいれたら、切り口を上に向けて搾るのがポイントです。

カボス味噌汁の味はお味噌汁の味の中にほんのり酸味があって、逆にお味噌汁の味がまろやかになるとのことです。

カボスを入れ続けたら、なくなった時に寂しく感じるみたいですね、癖になる味みたいです。

大分の方はほとんどの家は味噌汁にカボスを入れているみたいです。

カボスの栄養はどのように大腸がん予防に関係あるの?

西台クリニック院長の済陽高穂院長によると、カボスには大腸がんのリスクを下げる効果が期待できるとのことです。

カボスなどの柑橘類に含まれるナリンジンには強い抗酸化作用があり、大腸がんのリスクを下げる効果があるのです。

ナリンジンには大腸内の活性酸素を減らし、細胞のがん化を抑える効果があるといいます。

大分県で大腸がんが少ない理由の1つはカボスに含まれるナリンジンにあったのです。

さらに、現在89歳の大分県民の女性に話を聞いたところ、やはりカボスを食べているとのことです。

この女性のカボス利用法は、を刻んで刺身と一緒に食べたりするみたいです。

カボスの皮も食べるとは一体?

カボスの皮を使った料理を拝見することになりました。

お刺身に入れる皮は、まずは薄くむき、千切りにします。

そして新鮮な刺身にふりかけ、カボスで作った自家製ポン酢食べるとのことです。

さっぽりしていて非常にお美味しく、皮の苦味が大人の味みたいですね。

この食べ方は、西台クリニック院長の済陽高穂院長によると、ナリンジンなどの有効成分は果汁より皮に何倍も多く含まれているので、皮を食べるのは良いこととおっしゃっていました。

最後に

大分県民が、なぜ大腸がんによる死亡率が日本一低いかというと、カボスを毎日のように食べることにより、ナリンジンを摂取し、細胞のがん化を押させていたからなんですね。

普段私たちが食べている味噌汁や、お刺身と一緒に簡単に食べれて、それでいて健康寿命が伸びるのであればやってみる価値はあるかと思います。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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