マヨネーズの賞味期限切れ(未開封と開封後)の危険性について徹底解説!

マヨネーズの賞味期限切れはあんまり大丈夫でないと言うことご存知ですか?

マヨネーズの賞味期限は未開封ではもちろんのこと、開封後も比較的長くはありますが、賞味期限が切れた後は場合によって、原材料の関係で「酷い腹痛」ではすまない腹痛を味わうことにもなりかねません。

では一体マヨネーズの賞味期限切れは未開封ならいつまで大丈夫なのか?開封後ならいつまで大丈夫なのか?
今回はそんな疑問に答えるために『マヨネーズの賞味期限切れはいつまで大丈夫?未開封と開封後で腹痛の危険が!』と言う記事をお送りさせていただきます。

マヨネーズの賞味期限切れに関して興味はございませんか?

マヨネーズってそもそもどんなものか?

まずはマヨネーズの賞味期限切れについてのお話をする前にマヨネーズの持つ賞味期限に関係する特徴を簡単にご紹介します。

マヨネーズの賞味期限に関係する特徴

  • 材料は「卵・油・酢・塩」
  • 家庭用向けなのに700gでの販売も普通に行われている
  • 冷蔵庫での保存が必要
  • JAS規格で保存料が使用できない

ざっとこんな感じで、一見するととても使い切る前にダメにしてしまうような特徴があるように思えますが、ではいつまで持つのかと見てみると賞味期限は「1年」と長く、実はそんなこともありません。

詳しくポイントを解説させていただきますと以下のことがマヨネーズを腐らせなくしているのです。

塩と酢による防腐効果

マヨネーズの材料の卵は非常に腐りやすく、卵を使用した食品の賞味期限は非常に短いことが多いですが逆に塩・酢には強い殺菌・防腐効果があり、古くから長期保存するための方法として用いられて来ました。

例えば塩や酢に付けられた漬物が年単位での保存が出来、塩漬けにした肉や魚は数ヶ月持ちますし、酢を使うことで生では食べられないサバが食べられるようになるなど、その殺菌力・防腐力は非常に強いものだとご理解いただけるでしょう。

その塩・酢と混ぜ合わされた卵であり、しかも双方がかなり大量に使われていることからなかなか腐らなくなると言うわけです。

大量消費前提なだけでなく、長持ちするものと言う前提

冷蔵庫で保存しなければならない調味料の中で、マヨネーズは一般家庭用として市販されている1つあたりの量が非常に多い調味料です。

同じ用途で主に使用される調味料、例えばドレッシングなどで700gまたはそれ以上単位の家庭用で販売されているもの良く目にしたりするでしょうか?探せばあるかと思いますが、逆に探さなければまずお目にはかからないはずです。

これはマヨネーズはその量を一般家庭で使いきれると判断されているからで、料理への用途の広さや一回で使う量を鑑みた消費量、そして開封後も長期にわたって使えると言うの特徴の現れであると言えます。

JAS規格で保存料を使わせない

誰もが食べ物はもちろんのこと、調味料に関しても保存料が使われているものは出来るだけ避けたい所だと思いますが、保存料が使われていないと言うことは悪くなりやすいということでもあり、それを心配する気持ちもあるでしょう。

しかしマヨネーズは「保存料を使っていない」のではなく、「保存料を使えない」調味料。

これはJAS規格で保存料を使用したものを認めていないからであり、逆を言うならばマヨネーズはそもそもJAS規格で保存料を使用する必要がないものであると言われているわけです。

以上のことから分かるように賞味期限は長く設定されており、未開封ではもちろんのこと開封後でも、冷蔵庫でちゃんと保存していたならば気にすることなく数ヶ月以上は安心して召し上がっていけるということが出来ます。

未開封のマヨネーズの賞味期限切れはいつまでなら危険性がないのか?

マヨネーズは長持ちすると言うことが分かっていただけたところで続いて具体的に「未開封のマヨネーズの賞味期限切れはいつまでなら危険性がないのか?」をご説明します。

まず賞味期限とは

「定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日」

のことですから切れたとしても食べられないかと言うとそうではありません。

分かりやすく言うならば焼きたてのパンや肉は覚めると美味しくはないですが、だからといって食べられなくなることはまずありませんよね?

そのため基本味が悪くなってもかまわないと言うのであれば賞味期限切れをある程度までは無視できます。

具体的にいつまでは無視して良いと言えるものではありませんが、油の酸化や油がマヨネーズから分離してきた時は非常に味が悪くなり、腹痛を起こすかどうかはともかくとして、酸化した油を摂取すると言う健康を大きく損なう行為になりますので止めておいたほうが良いです。

開封後のマヨネーズの賞味期限切れはいつまでなら危険性がないのか?

「開封後はお早めにお召し上がりください」とは言うものの、「マヨネーズは開封後はどれだけ持つのか?」とマヨネーズを作っている会社に問い合わせると

「開封後は冷蔵庫で保存し、1ヵ月を目安に召しあがってください」

と言う返答が大体帰ってきます。

これ実際どうなのかと言いますと、確かに開封しているために油が酸化しやすくはなっているものの、酸化による腐敗は市販のマヨネーズでは1ヶ月ではまず起きません。

そのため開封前と同様に具体的にいつまでは無視して良いと言えるものではありませんが、油の酸化で起こる変色や油がマヨネーズから分離してきた時を基準にしていただけたらいいと思います。

腹痛を起こす賞味期限切れのマヨネーズ

最後に「では腹痛を起こすレベルの賞味期限切れのマヨネーズはないのか?」ということを簡単に説明します。

腹痛を起こすレベルの賞味期限切れのマヨネーズ

  • 変色したレベルのマヨネーズ
  • 異臭がするレベルのマヨネーズ
  • お手製マヨネーズ

御覧の3つはむしろ激しい腹痛で済めばラッキーなほどの代物です。

まず上の二つは特に詳しくは語りません。

どれほど保存が利くとは言え永遠に保存しておけるはずもなく、当然悪くなってきますから何年も放置とか、常温で1年置きっぱなしでは流石にマヨネーズもちませんから捨ててください。

しつこいようですが油が分離して来たぐらいからが捨て時です。

これさえ守っておけばまず市販のマヨネーズで賞味期限が切れたものを食べて腹痛にさいなまれることはありません。

問題なのは最後の一つ。

お手製のマヨネーズを作る方法も広く知れ渡り、作る用のセットだとかも登場し、お手製のマヨネーズを作る人も多くなってきたそうですが、手作りマヨネーズの賞味期限は市販品と違い加工条件と加工方法が異なり、賞味期限が極端に短くなりますのでこれを忘れてはいけません。

また、腐りやすいというのもそうですが、卵のサルモネラ菌がマヨネーズを作る時に入ることで繁殖し、それを食べた人が食中毒を起こしやすくもあります。

サルモネラ菌での食中毒は重症化した場合、最悪死に至る可能性もある恐ろしいものですからもし手作りでマヨネーズを作るつもりがあるならばしっかりと注意事項を読み、それに従うようにしましょう。。

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