韓国料理を作りたいけれど、唐辛子は普通のものでいいのだろうか?あの赤い色はどうやって出すのだろう?と思ったことのある方もいるのではないでしょうか。
今回は、唐辛子の種類や、韓国料理におすすめの唐辛子などをご紹介していきます。
赤くて辛い唐辛子はもちろんですが、意外なものも唐辛子の仲間なんですよ。
唐辛子の種類
唐辛子は世界にたくさんの種類があり、一般的に『唐辛子』と呼ばれるものだけでも何種類かあります。
唐辛子といえば乾燥させてある鷹の爪などが有名ですが、スーパーでもよく見かけるししとうやピーマン、甘みのあるパプリカも唐辛子の一種なのです。
確かに見た目は似ていますよね。
辛さもそれぞれであり、ハバネロというものすごく辛い種類の唐辛子もあります。
それに比べてパプリカはかなり甘いですが、これらの辛くない唐辛子は『甘唐辛子』と呼ばれる種類のものです。
ししとうも、甘唐辛子の一種です。
唐辛子には赤いものと青いものがありますが、この二つの違いは熟成の度合いであり、青唐辛子が熟すと赤唐辛子になります。
そして赤い唐辛子の方が辛く、青唐辛子の方が甘い傾向にあります。
沖縄では、小さめで辛みの強い島唐辛子が有名ですよね。
島唐辛子を泡盛に漬けた『コーレーグース』という調味料があり、沖縄ではとてもよく使われる調味料です。
韓国料理におすすめの唐辛子
韓国料理の唐辛子について
- キムチやチゲの赤い色は粉状の唐辛子で
- 韓国唐辛子と日本の唐辛子は味が違う
- コチュジャンでお手軽に韓国料理の雰囲気
【キムチやチゲの赤い色は粉状の唐辛子で】
韓国料理には、唐辛子がよく使われます。
赤唐辛子を粉状にしたものや、荒く挽いたもの、糸状にしたものなど、それぞれ形によって用途が違うのです。
粉や粗挽きの韓国唐辛子はキムチやチゲに使われ、お料理を真っ赤にすることができます。
もちろん青唐辛子も使われ、こちらは辛みが少ないのでそのまま食べたりもするようです。
青唐辛子は韓国語で『プッコチュ』と呼ばれ、こちらも韓国料理によく使われます。
【韓国唐辛子と日本の唐辛子は味が違う】
韓国唐辛子は甘みと辛みがあり、日本の唐辛子とは味が異なります。
日本の唐辛子の方が辛い傾向にあるのです。
韓国料理に使われる韓国粉唐辛子や粗挽き唐辛子が販売されているので、本格的な韓国料理を作りたい方は試してみてはいかがでしょうか。
【コチュジャンでお手軽に韓国料理の雰囲気】
ビビンバなどの韓国料理によく使われる、コチュジャンという調味料はご存知の方も多いのではないかと思いますが、これは『唐辛子味噌』のことであり、甘くて辛い味がします。
コチュジャンには基本的に唐辛子と麹が含まれますが、そのほかには地域によってさまざまな原料を使って作られます。
スーパーでなどで販売されているので使いやすく、手軽に韓国料理の雰囲気を楽しみたいときにいいですね。
日本のコチュジャンは韓国のものより甘いですし、ごはんに混ぜたり、生野菜につけて食べたりと、特に韓国料理の知識がなくとも簡単に使うことができます。
唐辛子に含まれるカプサイシン
カプサイシンの効果
- 血行・代謝をよくする
- 消化をよくする
- 防虫、殺菌効果
【血行・代謝をよくする】
唐辛子の辛みは、カプサイシンという成分によるものです。
これには血行や代謝をよくする効果があるため、ダイエットにも効果的です。
【消化をよくする】
カプサイシンには消化をよくする効果があるので、食欲がないときにも食べやすいのです。
しかし、あまり大量に食べると胃が荒れてしまうのでご注意ください。
【防虫・殺菌効果】
カプサイシンには防虫効果があるので、お米に虫がつくことを防ぐためにも使われます。