キャッサバの毒性と症状とは?タピオカやタロイモとの違い!

キャッサバを食べたことはありますか?

恐らくこう聞かれても日本ではそもそもキャッサバとはどんなものなのかを知らない人が殆どでしょうし、タピオカの原料であることを知っていたとしても、原産地がどこなのかや他にどんな料理に使うものなのかを知らない人が大半でしょうし、仮に芋の仲間であるとか国によっては主食になるものだとかを知る余程詳しい人であっても、タロイモと何が違うのかを知る人や調理したことがあると言う人は極少数であることでしょう。

しかし日本国外、南米やアフリカ、東南アジアの一部の地域ではもちろんのこと、ヨーロッパやアメリカでもタピオカに加工されたもの以外の芋の状態で手に入るものですし、主食として食べることはなかったとしても、その加工食品は日本でも以外とあるもので、どんなものかに興味がある方は一定数いるかと思います。

ましてやこの芋は毒性があるものと言うのに健康食品などにも使われており、このことを知ってしまえばどんな症状が起こるものなのかや死ぬこともありえるのかが気になる方もいることでしょう。

そこで今回は名前すらも知らない人が多いであろうキャッサバとはどういうものなのかをはじめ、どんな食べ物なのか、毒性があると言うのは本当なのかなどまで色々なキャッサバについてをご紹介します『キャッサバの毒性と症状とは?タピオカやタロイモとの違い!』と言う記事を書かせていただきました。

以外と世界規模では沢山作られていて、実は日本人も知らずに口にしているキャッサバと言う芋について興味があったりはしませんか?

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キャッサバとは?

まずは日本では名前すら知らない人が殆どであろうキャッサバとはそもそもどんなものなのかについてをご紹介させていただきます。

最も簡潔に説明しますとキャッサバとは表面は茶色や灰褐色で粗い木目模様のある世界中の熱帯にて栽培される芋の仲間

主食として食べる地域も少なくないのですが、日本では主にタピオカの原料であるとして知っている人の方が多いかもしれません。

原産地は南米であると言われていますが、亜熱帯から熱帯気候であれば、乾燥地や酸性土壌と言った他の農作物が栽培できないような土地でも栽培できることから、アフリカや東南アジアでも現在では栽培されていますし、実は中国や日本の沖縄などの比較的暖かい地方では小規模ですが栽培されています。

それだけ広域で栽培されているためその呼び名も多数あり、キャッサバという名前以外にもアメリカ英語圏ならタピオカ、ヨーロッパ地方ではマニオク、南米ではマンジョカなどの様々な名前で呼ばれていますが、基本的にこれらはどれも同じものであり、芋の状態で簡単に買えるものは甘味種と呼ばれる種類のものです。

味や香りは日本人にとっては結構独特な芋でして、一番近いものでは「甘味のないさつまいも」や「粘り気の全くない里芋」を想像していただけると近いかと思います

とは言え品種によって芋の味も大きさも違い、味はほんのりと甘みがあると思えるような「甘味種」から、それこそ味も香りも殆どないほぼタピオカの原料にするために作られる「苦味種」では利用の仕方さえ異なり、大きさも400gぐらいのものから2kg近いものまで様々。

共通していることと言えばあらゆる芋類、穀類より多くのデンプン質を含んでいるため非常に栄養価が高いことと、殆ど必ずと言って良いほどそのままではなく水に浸けたり火を通したりする下処理をしてから食べるということ。

これは詳しいことは後ほど改めて詳しいことは説明しますが、キャッサバには毒性のある成分が含まれており、摂取量によってはかなり危険な症状を起こすこともあるからです。

またそのほとんどは食用として栽培されているのですが、茎や葉の見た目が良いことから観葉植物としてや大量のでんぷんを含むことを使用してのアルコール発酵によるバイオ燃料(バイオマスエタノール)を製造する原料としても近年では注目を浴びています。

キャッサバとタピオカとの違い

キャッサバという名前は聞き覚えがない人は多いでしょうが、先程も軽く触れましたがアメリカ英語圏ではタピオカと言う名前で呼ばれることもあり、その名前でこの芋をご存知の方もいるかと思います。

タピオカミルクなどで日本でも良く知られるタピオカは、このキャッサバを水に溶かすようにして細かく砕き、更に繊維質を濾し、水に溶け出したデンプン質を抽出して乾燥させて作った「タピオカ粉」で作ったものでして、日本で最も有名なキャッサバの使い方でしょう。

しかし「タピオカ」と言う言葉は本来は芋そのものを指すものでして、タピオカの栄養素や健康への効果がどうだとか、毒性があるとかいう話はあくまでも芋の状態のことであり、あの加工された後の飲み物に入っているタピオカについてのことではないと思って下さい。

その為日本においてはキャッサバとタピオカとの違いは原料であるか、その加工品であるかだと思っていただけたら間違ってはいないのですが、海外サイトでや海外で商品化された健康食品やサプリメントについてはキャッサバもタピオカも同じものであると思って下さい。

キャッサバとタロイモとの違い

熱帯地方で有名な主食とされる芋、と言えば日本ではキャッサバよりもハワイや東南アジアで多く食べられているタロイモという芋の方が有名で、キャッサバもこれの仲間だと思っている方もいるようです。

しかしキャッサバは常緑低木の根茎である芋類で、タロイモは熱帯性植物の草の地下に育つ根茎の芋類でして、実は全くの別物

どちらも加熱調理がほぼ必要で、デンプンが主成分でありながらも比較的低カロリーな食物繊維が豊富な食材なのは同じなのですが、タロイモは里芋の仲間で甘味がないだけでなく渋みやエグ味があり、更にぬめりがあるものが多い特徴があり、食べ物として分類するなら同じ芋と呼ばれているだけの別物と考えた方が良いです。

主な調理法もかなり異なりますし、デンプン以外の成分もまた異なるなど、むしろ同じ特徴の方が少ないものでしてどちらかだけを食べた人が、「どちらも似たようなものだろう」と思って食べるとかなりの衝撃を受けることでしょう。

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キャッサバには毒性がある?

これまでの記事を読んでいただけた方ならば、もう大体キャッサバという芋がどんなものかはお分かりいただけたかと思いますが、キャッサバの特徴としてもう1つだけ実は毒性を持つ芋であることも知っておいて欲しいです。

それと言うのもキャッサバには「青酸配糖体」と呼ばれるものが含まれており、十分な下処理をせずに食べると嘔吐、頭痛、めまいといった症状が起こったり、もっと酷いと体の痙攣、意識混濁、呼吸低下などの症状が起こりえるからです

余程大量に摂取しなければ死ぬということはないですし、明らかに「不味い」と思う味がするので思わず沢山食べてしまったということはまずないでしょうが、初めて食べる方などは下処理が不十分なものを「こんな味なのか」と思い軽い症状を起こしてしまうこともあるそうです。
幸いこの成分は皮にほとんど含まれていますし、生のまま水に漬けるだけでもかなり薄めることが出来ますので毒性の無力化はそこまで難しくはありませんし、最近ではその毒性が非常に弱く生でも食べられる品種などもあるそうですが、下処理なしに食べられる品種の方が圧倒的に少ないので、もしキャッサバを芋の状態を調理して食べる機会があるのでしたらしっかりと下処理した上で食べることをおすすめします。

また英語の記事などを訳した情報などの中には「タピオカに毒がある」と言う情報もあるのですが、これはあくまでも日本人が思い浮かべるタピオカではなく、芋の状態のものについてのことであり、タピオカの状態になったものに関しては毒性はございませんので安心して食べてください。

キャッサバは体に良いのか?

これまで色々とキャッサバについてご紹介させていただきましたが、「ではそんなキャッサバと言う芋は体に良いものなのか?」と言ったことが気になる人もいらっしゃると思いますので、こちらではキャッサバの持つ栄養素や効果効能について軽くご紹介させていただきます。

結論から言いますと主食としている地域があるのも納得のエネルギーと複数の種類のミネラルを含んでいるため、体に良いと言うことが言えます。

まずカロリーはジャガイモのほぼ2倍もあり、100gあたり160kcalと中々のもの。

またそのカロリーのほとんどは炭水化物、糖類でして脂質やタンパク質は高くないのですが、食物繊維も多く含まれていることからそこまで太りやすい食べ物ではありませんし、カリウムを筆頭に亜鉛、マグネシウム、銅、鉄、モリブデンなどと言うミネラル類も多く含まれており、消化器官や血液・血流ヘの健康効果も主食として食べられる芋類の中ではかなり優秀な部類。

日本では芋の状態ではまずお目にかからないとは思いますが、タピオカではないキャッサバを使った食品と言うのも通販などではそこそこ見かけますので、興味がある方は是非一度試してみて欲しいと思います。

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